インフィニット・ストラトス大和の戦い
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46話、
「ギクシャクしているけど今日も特になしと」
ageビルダーが完成して数日、IS組は最初は自分の機体に振り回されていたけど直ぐに機体になれた、パラメイル組とは仲良くはやってはいるがやっぱり少しギクシャクしているところがある
「はぁ~なんとかならないかな~」
「刹那、今いい?」
部屋にアンジュが来た
「どうした?」
「明日の明朝、モモカがここを発つの」
なぜ、帰らせる必要がある?ここは外の世界には機密の筈だ、この場合、考えるのは一つだな。あの娘は殺される
「それで、俺に何をしてほしいと?」
「お金を貸して欲しい」
そうか、ここでは、金さえあれば何でもありだ。少女一人を買うことだってできるんだな
「わかった、貸してやる」
「ありがとう、刹那!」
そう言って部屋を出て行くアンジュ
「変わったなアンジュ」
いや、あれがアンジュの本当なんだろうな
「この世界は歪んでるな。人を何だと思っているのやら………ノーマを人間と思ってはいなかったな、ノーマの秘密を知った奴は殺すのがこの世界を保つ方法なんだな。この世界の秩序をぶち壊してやる!」
「ヤマト、いきなり大声だしてどおしたの?」
ドアの方に簪がいた
「驚かしてごめんね、この世界をぶち壊したくなってきたんだ」
「私も手伝う、私もこの世界嫌い」
「僕も嫌いだから手伝うよ」
姉さんもかこの世界は嫌われているな、いや、異世界人には当然なのか
「ありがとう、その時はお願いね?」
「任せてよ」
「うん」
そして俺達はいつも通り三人で寝た
◇
「短い間ですがお世話になりました」
翌日モモカの輸送機が到着し指令のジルとここから去るモモカは最後の挨拶をかわし輸送機に乗り込もうとしていた
「待ちなさい!」
アンジュと俺が紙袋六個に大量の紙幣を持って現れたのだ
「その子私が買います」
「ノーマが人間を買うなんて………」
エマの言葉に周りの空気が重くなる
「何か悪いんですか?人間が人間を買ってはいけないのか?ノーマだから、人間を買ってはいけないのか?口には気をつけろ!」
周りに殺気を放っているのはヤマトである
「金さえ積めば何でも手に入るのがここのルールだったよな?」
「あぁ、そうだ。輸送は中止。その娘はそいつの物だ」
輸送機はそのまま離陸し、その場にいたほとんどが去っていく
「私、ここにいていいんですね?」
「アンジュリーゼさまの御側にいてもいいんですね?」
「私はアンジュよ、それに刹那にお礼をしておきなさい。あのお金、刹那が貸してくれたお金なのよ」
モモカが俺の方に向き頭を下げてくる
「あ、ありがとうございます」
「気にするな、見殺しにはできなかっただけだ。それよりも早くアンジュを追いかけな」
既にこの場から離れ始めているアンジュ
「は、はい」
モモカもアンジュを追ってこの場から走り去る
「にぎやかになるな」
俺のその場から去る
◇
数日後
「人間がノーマの使用人になるなんて……」
ここは食堂、モモカがアンジュの使用人になったことをエマが文句言っているところだ
「人間が人間の使用人になってなりが悪い?ノーマは人間として扱われないからいいと思ってんじゃあねえよ?」
エマは怯えてどっかに行ってしまった
「はぁ~」
「もうじきフェスでしょ?幼少組に何かあげたいんだけど……」
「じゃあほれ」
エルシャさんの前に札束が置かれる
「別にいいわよ」
「お金が無いのは俺達異世界組の所為でもあるからな、その、迷惑料みたいなもんだ」
「あ、ありがとう……」
「いいって、お金は有り余ってるからな」
買う物は少ないからな、お金が有り余ってしまう、アンジュには貸しにしてあるが別に返してもらう必要はない
その夜、アンジュとサリアさんが喧嘩したとジルさんから連絡があり、指令室に来た
「これだからノーマは………」
「ノーマがなんだ?人間でも喧嘩の一つは二つぐらいするだろ?人間がそんなに偉いのか?」
エマはどうしてもノーマと人間を差別したいらしいな
「ジルさん、今回は俺の監督不足でした、罰は俺がお受けします」
「「せ、刹那!?」」
「確かに今回はお前の監督不足だ。罰としてお前の機体のデータを提示することだ。いいな?」
なんだ、機体のデータをよこせか簡単な罰だな、まあ、この世界なら、重要なデータになるな
「了解です。ですが、決して外には漏れないようにしてください。外の奴らには渡って欲しくはありませんから」
「わかっている、データは明日の朝までに提出すること、下がってよし」
「失礼しました」
俺、アンジュ、サリアさんは、指令室をでる
「サリアらしくないぞ?コスプレ見られた程度で、そんなに怒るか?」
「な、なんで刹那が知ってるのよ!」
「あ、うん。アンジュに見られたときに俺も近くにいたんだ」
頭を抱え出すサリアさん
「安心しろ誰にも言うつもりは無いよ、絶対にね」
「ほんと?」
「あぁ、ほんとだ」
「なら、いいわ」
サリアさんはこれでよしっと次はアンジュだな
「アンジュ、寝る時は暖かい服着て寝ろよ?風邪引いたらこまるからな?」
「わかったわ」
「これにて解散」
俺達は解散し寝た
翌日アンジュが風邪を引いた
「アンジュは風邪の所為でしばらくは待機、パラメイル隊は8人での連帯を組んでの訓練をしてもらう、後は副隊長のサリアさんに任せる」
「了解」
「それでは、訓練開始!」
パラメイル隊はサリアさんを筆頭に教室を出て行く
「私たちはどうするのだ?」
「IS部隊は1対1の模擬戦、未だになれないだろ?」
「「「「了解」」」」
模擬戦と言う名のガチ戦が始まった
◇
「アンジュはまだ、治らないか」
アンジュが休んで数日、パラメイル隊の規律が良くなってきたが
「アンジュが戻ったら乱れるよね」
そう考えているとSIRENが鳴り響く
「来たか……」
俺は直ぐに格納庫に向かう
◇
俺が格納庫に着くと既に第一中隊全メンバーが集まっておりパラメイル部隊は自分の機体に乗り準備を始めており、IS部隊はISを展開して待っていた
「やーちゃんのダブルオーはメンテナンス中だよ」
そう、俺のダブルオーはフルメンテ中で、この場には無い
「隊長の俺が出れないのはヤバいな」
「そう言うと思ったよ、はい、やーちゃん」
束の手にはブレスレットがあった
「これは?」
「やーちゃんの二つ目の専用機だよ、ダブルオーには劣ると思うけどかなり強いよ」
「ありがとう」
俺はブレスレットを受け取り機体を展開させる
「AGE2?」
俺が装着していたのはガンダムAGE2ノーマル……ageシステムによって作られた2機目の機体で、可変式の機体だ
「ヤマト隊でる!」
俺を筆頭にパラメイル部隊、IS部隊が空に飛び出す
「パラメイル部隊はサリアさんに任せます」
『了解!』
目標たどり着いた
『あんなの、見たこと無いわ』
『各機に通達、なるべく近距離戦を避け遠距離戦を心がける事!』
『初物は私達の獲物!』
初物と喜んでヒルダさん、クリス、ロサリーが勝手に飛び出していく
「あのバカ共!」
『命令無視だわどうする?』
「サリアさん達は後ろに下がりながら他のドラゴンを殺って」
『了解!』
で大型のドラゴンは重力を操りヒルダさん三人を地面に落とす
「遠距離戦を心がける用にって言ったのに!」
続く
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