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『闘詩』

作者:零那
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『風』


鋭く痛い風が
容赦なく刺さる
紅い雫が滴る

ハジマリは冬
簡単な擦れ違い
向き合えれば
こんな事には...

隙間風が心刺す
容赦なく穴空く
紅い雫が滴る

終焉も冬
脆いプライド高く
遠ざかる僕
所詮君には...

風が冷たく撫でる
不確かな心に
紅い雫が滴る...

 
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