牙狼<GARO>―黄金の嵐(かぜ)―
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#0、序~Prolog~
前書き
牙狼シリーズとクレしんのクロス・・・遂にやってしまった・・・(汗)
この小説をお読みになる方は次の事を注意してください。
・クレしんシリーズのキャラクターは成長後の姿となっています。
・牙狼シリーズのキャラは殆どが、闇を照らす者のキャラがメインとなっています。他シリーズとしては、炎の刻印や無印及びMAKAISENKIや魔戒ノ花のキャラをモチーフにしたオリキャラを出す予定です。ですが、道外流牙は出てきません・・・あしからず。
・ストーリーとかは闇を照らす者を準拠(ストーリーの流れとかそういったの)にしていますが、ほぼ、オリジナル展開となる可能性があります。
これらを許せない、認めないと思う方はすぐさまブラウザバックをお願いします。
それではどうぞ。
Side ???
夢を見ていた。あれは俺が小さい頃の夢。とある事件で『守りしもの』と呼ばれる人知れず魔を狩るもの達と出会い。それらに憧れて修行をしてた頃の記憶だ。
そして、今では相棒と呼ぶべき女の子と交わした約束の記憶。
「オラがなる」
「えっ・・・?」
彼女の家の地下に祭られていた『守りしもの』の最高位である鎧。今は、輝きを失った『希望』と言う名の鎧を見ながら、俺はそう言った。
「オラが■■になる。そして、鎧の輝きを取り戻した姿を■■■ちゃんに見せるゾ!」
「本当に?」
「勿論。んで、多くの人たちを■■■からお守りするんだゾ!男に二言はない!エッヘン!」
「それなら、指きりね。ゆーびきーりげーんまん」
「嘘つーいたらはーりせーんぼーんのーます」
「「指きった」」
指きりをした後、彼女は『あの子』のそっくりな笑顔で俺に言った。
「約束だよ、『しんちゃん』」
Side Out
―ある一家の一室
『おい、シン起きろ』
「ん・・・、もう朝か・・・」
何処からともなく声が聞こえ、青年は、ムクリとベッドから起きると大きく欠伸をする。
『何を寝ぼけてやがる、もう夕方だぞ。大学の授業を終えてお前さん家に帰るなりベッドに横になってそのまま寝たのを忘れたか?』
再び声、その声は青年が左中指にはめてあるスカルリングからだ。青年はちらりと時計を見る、時計は『6時』を指し示しており、窓の外は夕暮れに染まっていた。
「あ~、そういやそうだったな」
『・・・しっかりしろよな』
「るっせぇよザルバ、学業と魔戒騎士の仕事を両立させんのは難しいんだよ・・・。んで、『指令』が来たのか?」
ため息を吐く相棒に半眼でそう言いながら、青年は問いかける。
『ああ、そのようだ。お前のお袋さんが代わりにその指令書を受け取ってるから取りに行くと良い』
「了解だ」
そういうと、青年は部屋を出てリビングへと向かった。
―リビング
「あら、しんちゃん起きたの?」
「ああ、母ちゃん。ザルバから聞いたけど指令が来てんだって?」
リビングで料理を作っていた母親に声をかける。
「ええ」
母親から、紅い指令書を受取り青年は懐からライターを取り出し着火した。緑色の炎が噴出し指令書を焼く。
即座に燃え尽きると共に、文字のようなものが浮かび上がった。
「えーっと、何々?災いの兆しアリ、『憎悪』の陰我より生まれしホラー、これを早急に排除すべし・・・。んじゃ、早速ホラー退治に行ってくるよ。父ちゃんとひまが帰ってきたらそう言っといて」
「ええ、気をつけてね。あと、これも持って行きなさい。腹が減ってはなんとやらって言うし」
そういって、青年におにぎりを渡す。青年は笑顔でありがとう。と答えるとパクリと平らげた。そして、玄関にかけてある黒いロングコートを纏い、白い鞘の鍔無しの剣を取り出す。
「じゃ、行ってきます」
改めて紹介しよう。
青年の名は野原慎之介、かつて『嵐を呼ぶ幼稚園児』と呼ばれ、今は闇に潜み人を喰らう魔獣『ホラー』を狩る『魔戒騎士』。その中で最高峰である『黄金騎士・牙狼』の称号を受け継ぐもの。
スカルリングの名は魔導輪ザルバ。黄金騎士と共にある魔道具。
この物語は、牙狼の失われた黄金を取り戻す物語。・・・そして、若者達の成長と戦いの物語である。
―光あるところに、漆黒の闇ありき。
原作:『牙狼<GARO>』シリーズ
―古の時代より、人類は闇を恐れた。
『クレヨンしんちゃん』
―しかし、暗黒を断ち切る騎士の剣によって
作:ハイド
―人類は希望の光を得たのだ。
牙狼<GARO>―黄金の嵐―
その嵐は陰我を斬り裂く。
後書き
ヒロイン達の登場は、次回からです。
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