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旧エクリプス(魔法少女リリカルなのは編)

作者:cipher
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本編
魔法少女リリカルなのは The 1st
  第11話 街は危険がいっぱいなの?

新暦65年、西暦2005年 5月 1日 第97管理外世界 地球 海鳴市藤見町 高町家

Side 高町なのは

「なのは、朝だよ。そろそろ起きなきゃ。」

「今日は日曜だし、もうちょっとお寝坊させて。」

「おーいなのは、なのはってば。
今日はとりあえずゆっくり休んだ方が良いよ。」

「うーん。でも?」

「今日はお休み。もう5つも集めて貰ったんだから。少しは休まないと持たないよ。それに今日は約束があるんでしょう。」

「うーん。そーだね。じゃあ今日はちょっとだけ、ジュエルシード探しは休憩という事で。」

「うん。」

Sideout

・・・

新暦65年、西暦2005年 5月 1日 第97管理外世界 地球 海鳴市

Side 一条夢

「司お兄ちゃん、今日は翠屋(みどりや)JFCのサッカーの試合の日だよね。」

「ああ、そうだな。なのはが初めて失敗する日だ。」

「助けて上げるんだよね。」

「なのはは無理しすぎだからね。」

Sideout

・・・

新暦65年、西暦2005年 5月 1日 第97管理外世界 地球 海鳴市 サッカーグラウンド場

Side 高町なのは

今日は家のお父さん、高町士郎さんがコーチ兼オーナーをしているサッカーチーム翠屋JFCの試合の日。それを私とアリサちゃん、すずかちゃん、皆んなで応援しようねと約束してたんでした。

「がんばれ、がんばれ!」

「皆んな、がんばって!」

『これって、こっちの世界のスポーツなんだよね。』

『うん、そうだよ。サッカーって言うの。
ボールを足で蹴って相手のゴールに入れたら1点。手を使って良いのはゴールの前の一人だけで。』

『へぇー、面白そうだね。』

「うぉー、キーパー凄い!」

「本当。」

『ユーノ君の世界には、こういうスポーツとかあるの?』

『あるよ。僕は研究と発掘ばっかりで、あんまりやってなかったけど。』

『へへ、私と一緒だ。スポーツはちょと苦手。』

ピッピー。

「試合終了。2対0で翠屋JFCの勝利。」

「おーし、皆んな頑張った。良い出来だった、練習通りだ。勝ったお祝いに飯でも食うか?」

「「「いえー!」」」

Sideout

・・・

新暦65年、西暦2005年 5月 1日 第97管理外世界 地球 海鳴市 喫茶翠屋近く

Side 一条夢

「お兄ちゃん、あの少年がジュエルシードを持っているね。」

「あぁ、間違いない。俺は皆んなが解散したら、あの少年をつける。夢達は、なのはの支援宜しく。」

「分かった、フェイトちゃん達にも連絡をしておくわ。」

「後で現場で合流しよう。」

Sideout

・・・

新暦65年、西暦2005年 5月 1日 第97管理外世界 地球 海鳴市藤見町 高町家

Side ユーノ・スクライア

「はー。」

「なのは、寝るなら着替えてからでなきゃ。」

「んー・・・。ユーノ君も一休みしといた方が良いよ。なのはは、晩ご飯までお休みなさーい。」

・・・

やっぱり慣れない魔法を使うのは、相当の疲労なんだろうな。僕がもっと確りしていれば。

Sideout


・・・


Side 高町なのは

「なのは。」

「気付いた?」

Sideout


新暦65年、西暦2005年 5月 1日 第97管理外世界 地球 海鳴市 ビルの屋上

Side 高町なのは

「レイジングハート、お願い!」

《Stand by. Ready. ・・・Set up. 》

「はっあ!・・・酷い。」

「多分、人間が発動させちゃったんだ。強い思いを持った者が願いを込めて発動させた時、ジュエルシードは一番強い力を発揮するから。」

「やっぱり、あの時の子が持っていたんだ。私、気付いていた筈なのに・・・。こんな事になる前に止められたかもしれないのに・・・。」

「なのは・・・。」

「ユーノ君、こういう時はどうしたら良いの・・・?ユーノ君!」

「封印するには接近しないと駄目だ。まずは元となっている部分を見つけないと。でもこれだけ広い範囲に広がっちゃうと・・・。」

「元を見つければ良いんだね。」

「えっ、でも。」

《Area search. 》

「リリカル、マジカル、探して、災厄の根源を!」

・・・

「見つけた!」

「本当!」

「すぐ封印するから。」

「ここからじゃ無理だよ。近くに行かなきゃ。」

「出来るよ。大丈夫!そうだよね、レイジングハート。」

《Shooting Mode. Set up. 》

「行って、捕まえて!」

《Stand by. Ready. 》

「リリカル、マジカル。ジュエルシード・シリアルⅩ、封印!」

《Sealing. 》

・・・

《Receipt Number X. Mode Release. 》

「ありがとう、レイジングハート。」

《Goodbye.》

「いろんな人に迷惑かけちゃたね。」

「何言ってんだ、なのははちゃんとやってくれてるよ。」

「私、気付いていたんだ。あの子が持っているの。でも気のせいだと思っちゃた。」

「なのは、お願い。悲しい顔をしないで、元々は僕が原因で、なのははそれを手伝ってくれているんだから。なのは、ちゃんとやってくれてる。」

「そうだよ、なのはちゃん。」

「えっ、誰?」

「私は一条夢(いちじょうゆめ)。ちゃんとお兄ちゃんが広域結界を張ってるから、街には影響ないよ。ほらっ!」

「気付かなかった。」

「僕もだ。」

「夢ちゃん、私達の支援はいらなかったみたいね。」

「フェイトちゃん、アリシアさん。お疲れ様。」

「自己紹介するね、私はアリシア・テスタロッサ。宜しくね。」

「私は妹のフェイト・テスタロッサよ。」

「あっ、お兄ちゃん。こっちだよ。」

「えっ、司さん?」

「大丈夫だったみたいだな、なのはちゃん。」

「司さんがどうして?」

「俺達は別のロストロギアを調査してるんだ。ついでにジュエルシードも12個確保している。管理局の人間が来たらそれも渡すよ。それより、なのはちゃん。無理しすぎだよ。俺達も手伝うからその分、夢達と魔法の訓練をすれば良い。」

「ありがとう、司さん。」

Sideout
 
 

 
後書き
街は危険がいっぱいなの?の話でした。
なのはに夢達が合流しました。 
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