旧エクリプス(機動戦士ガンダムSEED編 )
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第11話 その名はガンダム
C.E.71年 1月25日 L3宙域 オーブの資源衛星コロニー ヘリオポリス 連合地球軍新型機動特装艦アークエンジェル
Side ブライト・ノア
「艦長、ZAFT軍よりGのパイロット達が着任しました。」
「私が艦長のブライト・ノアだ。」
「はっ、クルーゼ隊所属のアスラン・ザラです。」
「イザーク・ジュールです。」
「ディアッカ・エルスマンです。」
「ニコル・アマルフィです。」
「よし全員、物資の搬入を手伝ってくれ。ティターンズが攻撃して来た為、物資の搬入が終わっていない。」
そこへキラ達がモビルスーツを操縦して来た。
ラミアス大尉も一緒にいた。
ラミアス大尉は負傷しているのか、肩にハンカチを巻いていた。
「ラミアス大尉、戻りました。」
「ラミアス大尉、その子供達は?」
「シェルターに逃げ遅れたカレッジの生徒達です。私の傷も応急手当をしてくれました。」
そこにモビルスーツから三人の男女が降りて来た。
「こっ・・・こんな子供が・・・!?」
「まさか・・・!?」
「キラ、ヒカル!」
アスランが驚いている。
「アスラン。」
キラも驚いていいるが、ヒカルは軽く手を上げて挨拶をする。
「ラミアス大尉、Gは5機のはずそれに民間人が操縦しているのはどういう事だ。」
「それは私が答えましょう。」
ヒカルがブライト艦長とラミアス大尉の話に割り込んだ。
「私はヒカル・イチジョウ、コウキ公国からの留学生です。私の乗っていたガンダムはコウキ公国製です。キラ・ヤマトに操縦させたのは自分の責任です。ティターンズ襲撃の際に偶々、13ブロックにいて戦闘に巻き込まれていたので安全の為にGに載せました。もう一人の女性はカガリ・ユラ・アスハ、オーブのアスハ代表の娘です。」
「理由は分かった。しかし困ったな?ここでもう少し習熟訓練を行う筈が、我々がここにいたらティターンズが再攻撃してくるかもしれない。」
「艦長、祖父いえコウキ公国の代表のコウキ・イチジョウからの提案で、アークエンジェルはアルテミス要塞を攻略して、オーブの軌道エレベーター・アメノミハシラで地球連合軍と合流されたしと連絡を受けております。アルテミスを攻略すれば、ティターンズの宇宙拠点を失います。ヘリオポリスも安全になります。」
「分かった検討しよう。」
Sideout
Side キラ・ヤマト
「キラ、ヒカル。」
「アスラン。」
「アスラン、君がGのパイロットとは奇遇だな。」
「ヒカル、君の乗っているGは何なんだ。ストライクに似ているが?」
「このガンダムはストライクを発展させた物だ。ストライクノワールと言う。専用ストライカーパックのノワールストライカーを標準装備しているが、他のストライカーパックも搭載出来る。俺がチューンしたワンオフカスタム機だな。大気圏内での自力飛行能力と関節部にマグネットコーティングが施してある。」
「ガンダム?」
「GのOSの起動画面にGeneral Unilateral Neuro-link Dispersive Automatic Maneuver ・・・と出ているだろう。頭文字を繋げてGUNDAM(ガンダム)と呼んでいる。」
「そうかGより良いな、ガンダムか。ところでヒカルは今度の作戦参加するのか?」
「ああ、そうするつもりだ。その為にノワールを作ったからな。」
「キラはどうするんだ。」
「僕は・・・。」
「キラはカレッジの学生だ。軍事訓練を受けてない。辞めていた方が良い。ただ、シェルターがいっぱいのようだし安全の為にアークエンジェルに載っていた方が良いと思う。アルテミス攻略まではヘリオポリスも安全とは言えない。中継ステーションに行けばオーブへもヘリオポリスにも戻れる。」
・・・
『艦長のブライト・ノアだ、全員、聞いてくれ。これよりアークエンジェルは、ティターンズのアルテミス要塞を攻略するべく出航する。我々の任務はナスカ級戦艦ヴェサリウスの支援をする事だ。その為、Gのパイロット達は4機のGと共に原隊に戻る。民間人はこのままアークエンジェルでオーブの起動ステーションに移送する事になった。』
艦長のブライトが艦内放送で話した。
「私達、これからどうなるの?」
「大丈夫だ、ミリアリア。この艦にいた方が安全だ。アークエンジェルにはビームシールド(ビーム防御中性磁場)が搭載されている。本来、軍隊は民間人を守る為にある。艦長を信じるんだ、この艦を危険にさらす事はしない。いざとなれば、俺がモビルスーツでこの艦を守る。」
「ありがとう、ヒカル。」
Sideout
後書き
その名はガンダムの話でした。
アークエンジェルやZAFT艦は銀河英雄伝説の世界の技術を使って作られています。
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