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仮面ライダーディケイド 〜覇者の帝具〜

作者:カツゲン
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雷撃音

「ギター型の帝具か…面白い」

ディエンドが一枚のカードを
ディエンドライバーに入れる

【カメンライド 斬鬼】

ディエンドライバーを撃つと着弾点に一人のライダーが現れる
エレキギター型の武器、烈雷を持った鬼の戦士、斬鬼だ

「お!そいつもギター型の武器か!
気が合うじゃねえか!」

アヒムがレッドホットチリペッパーを弾き、
発生し電撃が斬鬼とディエンドを襲う

「こんな出会い方じゃなければ
お互いの演奏テクをじっくり見てたんだがなぁ!」

電撃を避けた斬鬼がアヒムにギターを振るう

「今からでも遅くはない」

そう言ってディエンドは、二本の青い音撃棒を取り出す

「さあ、ちょっと過激なミュージックバトルだ」

斬鬼とディエンドが交互にアヒムを攻撃する

「おいおいおい!ズルくねぇか!
二対一なんてよぉ!」
「僕と当たった君の運が悪かったんだよ」

ディエンドがカードを一枚、ディエンドライバーに入れる

【アタックライド イリュージョン】

分身したディエンドが一斉にアヒムを攻撃する

「ふざけんなよぉぉぉぉぉ!」

大きな雷撃を起こして分身を一気に消す
本体にも雷撃が当たり、ディエンドが地面に倒れる

「ハァ…ハァ…最初っからこうしときゃ良かったぜ…」

アヒムもかなりの体力を消耗したらしく
汗を流していた

「思ったより…体力ないんだね…」
「馬鹿野郎…この帝具が少し強力すぎるだけだ」

斬鬼が再びアヒムへと向かう

「ギターは…そんな使い方するもんじゃねぇ!」

アヒムがかき鳴らすと、
エネルギー弾がギターから発射された

当たった斬鬼が声も漏らさずに倒れ、
消滅する

ディエンドが立ち上がったその時、
謎の覇気が部屋全体を襲う

「うっ…何だこれは?お前達の仲間か?」
「知るか!こんなん俺も始めてだ!」

少し時間が経つと、覇気が弱くなり始め、やがて消えた

(今の…士やユウスケではないな…
ナイトレイド…でもない
かなりの狂気が感じられた…
ということは…
エンペラーか、その仲間か…)

「どうやら、ここでゆっくりしているわけにもいかないらしい」

ケータッチを取り出し、カードを入れる

「決めさせてもらう」

【G4 リュウガ オーガ クレイブ 歌舞鬼 コーカサス アーク エターナル
ファイナルカメンライド ディエンド】

ディエンドの姿がコンプリートフォームへと変わる

「ブハハハハハハハ!なんだその格好!
すごくだせ…は?」

最初はその姿を見て笑っていたアヒムだが、
ディエンドの背後に、名前がコールされた8人と、
牙王、ポセイドン、ソーサラー、武神鎧武、マルスの
計13人のライダーが現れたのを見て、顔から笑いが消え、一気に強張った

「ハァァァァァァァァァァァ!?
部屋ギュウギュウじゃねぇかぁぁぁぁぁぁ!」
「ごめんね、でもこれで終わりだ」

カードを一枚、入れる

【アタックライド オールアタック】

全員が構え、
ディエンドに合わせて必殺技を放つ

「や、やめ、馬鹿、やめろ…
やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

アヒムの叫びも虚しく、
全ての技がヒットし、
巨大な爆発が起こる

「ふう…確かに、ちょっと多すぎたかな」

コンプリートフォームを解除する
召喚されていたライダー達も消え、残ったのはディエンドとアヒムだけであった
爆発による煙が晴れ、アヒムの姿がはっきりと見えるようになった
魂が抜けたようにその場に倒れ、所々から血が出ている

「さ、行かないとね」

ディエンドは背後に現れた通路へと向かった




 
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