旧エクリプス(魔法少女リリカルなのは編)
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本編
魔法少女リリカルなのは The 1st
第10話 ユーノくんなの
新暦65年、西暦2005年 4月27日 第97管理外世界 地球 海鳴市藤見町 高町家
Side 高町なのは
なのはは、辺りを見回してそっと門を開ける。
「わー・・・、おっお兄ちゃん!?お姉ちゃん!!」
「こんな時間に・・・、どこにお出かけだ?」
「あの、その・・・、ええと、ええと・・・。」
「あら、かわいい・・・♪」
「あ・・、お姉ちゃん・・・。」
「この子なんか元気ないね。なのは・・・この子のことが心配で様子見にいっちゃたの?」
「・・・えーと・・・あの・・・その・・・。」
「気持ちはわからんでもないが、内緒でというのは・・・。」
「まあまあ・・・、こうして無事に戻ってきてるんだし、それになのははいい子だから・・・、もうこんなことしないもんね?」
「・・・うん。その・・・お兄ちゃん・・・お姉ちゃん。内緒で出かけて心配かけて、ごめんなさい・・・。」
「む・・・。」
「はい解決ー。」
「とにかくこの子を休ませてあげよう。」
「それに父さん達にも紹介しないと・・・。」
「・・・ありがとう!」
・・・
「というわけで・・・、そのフェレットさんをしばらくうちで、預かるわけにはいかないかなーって・・。」
「・・・フェレットか・・・、ところでなんだフェレットって。」
「いたちの仲間だよ、父さん。」
「だいぶ前からペットとして、人気の動物なんだよ。」
「こんな小さくてかわいいなら、カゴに入れておけるし預かってる間、なのはがちゃんとお世話できるなら・・・いいかも。
恭也、美由希・・・どう?」
「俺は特に異存はないけど。」
「私も。」
「・・・だ、そうだよ。」
「うん!ありがと!!」
新暦65年、西暦2005年 4月27日 第97管理外世界 地球 海鳴市藤見町 高町なのはの部屋
Side 高町なのは
「アリサちゃん、すずかちゃん。あの子はうちであずかれることになりました!・・・送信・・・と。」
なのはは携帯でメールを送った。
「・・・先ほどは助けてくれてありがとうございました。今もお世話になりっぱなしで・・・。」
「ううん、気にしないで!」
「信じてもらえるかわからないけど・・・。ボクはこの世界の外・・・、別の世界から来ました。
さっきあなたが使ったのは魔法・・・、ボクの世界で使用されてる技術です。
あなたが戦ってくれたのは、ボク達の世界の危険な古代遺産・・・、ロストロギア "ジュエルシード" 。」
「ジュエルシード・・・。」
「ちょとしたきっかけで暴走して、さっきみたいに暴れ出すこともある・・・、危険なエネルギー結晶体。」
「そんなものが・・・、なんでうちの近所に?」
「ボクのせいなんだ・・・。
ボクは故郷で遺跡発掘を仕事にしていて、古い遺跡の中であれを発見して、管理局に依頼して保護してもらおうと思ったんだけど・・・。
ボクが手配した次元船が、途中で事故にあったみたいで、21個のジュエルシードはこの世界に散らばってしまった。
回収できたのは・・・、あなたが手伝ってくれたのを合わさて、・・・まだたったの2つ。」
「あ・・・、自己紹介遅れてごめん。わたし なのは っていいます。
高町なのは。」
「あ、ユーノです・・・。ユーノ・スクライア。」
「わたしの事は名前で呼んでね。ユーノくん。」
「・・・うん。なのな。」
「あ・・・、わたし明日も学校で・・・、続きのお話しどうしよう?」
「ああ・・大丈夫・・、離れてても話はできるよ。」
「ふえ?」
『・・・なのははもう魔法使いなんだよ?』
『・・・あ・・・これ、わたしを呼んでたときの・・・。』
『そう、レイジングハートを身につけたまま・・・、心でボクに喋ってみて。』
『ええと・・・こう・・・。』
『そう・・・、簡単でしょ?』
「ほ・・・ほんとうだ・・・。」
「空いてる時間にいろいろ話すよ・・・、魔法のこととか・・・、ジュエルシードのこととか・・・。」
「・・・うん。」
Sideout
新暦65年、西暦2005年 4月28日 第97管理外世界 地球 海鳴市
次の日の放課後。近くの神社の境内。
Side 一条夢
「司お兄ちゃん、なのはちゃんが3個目を封印したよ!」
「こちらは全部で12個だ、残りは6個だな。少しはなのはの魔法の練習の為にも残しておこう。」
Sideout
後書き
ユーノくんなのの話でした。
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