SAO:孤独の剣聖
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十八話
前書き
前回の話で今日は打ち切りと思ってたけどSAOのアニメ見てまた投稿したくなった所存です…
原作通りって言ったけど主人公副団長になっちゃってますやん…
そんな変わんないからいいよね!
それでは続きをどうぞ!
しばらくしてから俺は岩陰から姿を出しとりあえず二人に謝った。
「悪い、今回の件は俺の不始末だ」
やつのあの感覚に若干気づいていながら何もしなかったことに頭を下げるとすぐにキリトは
「いや、それなら俺も若干気づいてたんだ…でも何もしなかった。だからお互い様ってことでいいだろ?」
「うん、別にジン君が何かしたわけじゃないし、死んじゃった二人は残念だけどキリト君はこうして生きてるから」
「そっか、お前らがいいならいいんだ…」
一応許しをもらった俺は顔を上げる
帰り道俺たちが驚異的なスピードで助けに来たことにキリトが驚いていたがアスナが愛のなせるわざだよと言う。そのとき顔を真っ赤にしてたのは言うまでもないだろう
(本当に変わったなアスナ…まさかこんなセリフをいうようになるとは…)
と昔では絶対に言わないであろう言葉を発したアスナに目を丸くしつつも
「いいね~キリト君もこんな可愛い子にこんなことを言ってもらえるなんて」
とりあえず冷やかしを入れて少ししんみりとした空気をなごませる。
俺達は一度血盟騎士団のギルドホームに帰りヒースクリフにことの顛末を報告した。俺としては今ヒースクリフに会いたくなかったがことがことなので同行し事情を説明する。
アスナとキリトはギルドに一時退団を申請し理由をギルドへの不信とした。ヒースクリフは少し悩んだ表情をしたがすぐに退団を認め謎の微笑をし君たちはいずれ前線に戻ってくるだろうと声をかける
(その表情だ…俺はあんたのその表情に恐怖を覚えるよ…)
殺人ギルドの連中とはまた違ったあの顔に恐怖を覚えながらも血盟騎士団ギルドホームを後にした
その後転移門で俺たちは別れることにし二人が転移するのを見届けてから俺もマイハウスへと転移した。もちろんキリトとアスナが同じ場所、アスナのプレイヤーホームがある61層のセルムブルグへと転移したのを俺はしっかり確認した。
(この後のことを聞くのは野暮なことだろう…)
精神的な疲労がどっと来ている俺は帰りついたらすぐに寝ることにし今後のことはまた明日考えようと思うのだった
次の日起きると結婚しましたというメッセージがキリトとアスナから届き驚くがお幸せにとだけメッセージで飛ばすことにした
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結局俺もキリトやアスナのようにしばらくは攻略を一時休憩ししばらくのんびりと過ごすことにした。
その二日後どうやらこの層の湖でちょっとしたイベントがあるそうなので暇を持て余した俺はその見学に向かうことにする
今回のイベントはこの湖の主を釣ろうというものだったそしてそれに挑む主役たちがニシダというここら辺では有名な釣り師でなかなか年を取ったおじさんだ。そしてもう一人というのが…
(なんでここにお前がいるんだよキリト…ということはアスナもいるのか?)
ニシダさんの隣に立っている単純に装備を外しただけのキリトがそこにおり少し視線を逸らすと長い栗色の髪の農家のような格好をした女性を発見する
(まさかあれがアスナか?)
なぜこの二人がいるのかわからない俺はうんうんと悩んでいるとすでに針を投げ込んでいたニシダさんの釣竿に獲物がヒットしすぐさまキリト釣竿を渡し代わる
(へぇ、釣りバージョンのスイッチか)
と感心していると水面付近まで主が出てきたらしく集まった人たちが湖を覗きこむ
しかし全員すぐに後退し湖から距離を置く
不意に釣竿の張りがなくなりキリトが慌てて水面を覗こうとすると
「危ないよーキリトくーん」
湖からだいぶ距離をとったアスナがキリトに呼びかける
キリトがアスナの方を振り向くとその後ろから魚らしきものの顔が出てくる
(は?…うげ二足歩行!?)
見た目が若干きもいだけならまだしも二足歩行はさすがにきもすぎると思いながら俺は一応剣を抜く準備をしていた
しかし主はアスナの元へ逃げていくキリトを追いかけた
(モーションが加わるとさらにきもいな…)
と悠長に考えながらも主を斬りかかりに行く。しかし俺より先にアスナが剣を抜き主のHPを全損して倒してしまう
剣を抜いてしまうのは良くなかったようでアスナのファンであろう一人の男がアスナ本人と気づいてしまう。しかし不幸中の幸いというのかその人物はアスナが結婚していると知るやすぐに落ち込んだ表情をしどこかへ行ってしまう
「おい、アスナ。少しは自分の有名さを自覚しろ」
「ジン君!?なんでここに?」
「この層に俺のプレイヤーホームがあるからだよ。それよりなんでキリトに任せなかったんだ」
と聞くとそれには一緒にいたキリトが答える
「…いや、武器を持ってくるのを忘れたんだよ…」
俺はその答えを聞いたとき呆然とした
(仮にも攻略組トップのプレイヤーが武器を持ってこないって…はあ、まあそれだけ気が緩んでんだろう)
そう納得することにし今日のところはこのイベントを最後まで楽しむことにした。
後書き
その後の話と短編です。
次のために会わせるためだけに書きました
次は朝霧の少女です。以前大した活躍はしませんがご期待ください。
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