インフィニット・ストラトス大和の戦い
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7話
「すごいねセッシーに勝っちゃうなんて~」
寮に戻ると本音が飛びついてきた
「ありがとう、ところで離れてくれない?」
「やだ~」
ですよね~
その後小一時間抱きつかれてる状態の本音と話しをしていた。
翌日の朝のSHR
(ショートホームルーム)
で
「では、一年一組代表は織斑一夏くんに決定です。」
山田先生が嬉々として言うと、クラスの女子達も大いに盛り上がっていた。そして指名された一夏は暗い顔をしている。
「先生、質問です」
一夏が質問するために挙手をする。基本だな。
「はい、織斑くん」
「どうして俺はいつの間にかクラス代表になっているんでしょうか? 僕はヤマトに負けました。」
「それは――」
「それは俺が辞退して一夏を指名したからだ」
「な、何だと!?」
山田先生が言う前に俺が立ち上がって言うと一夏が驚愕した。そりゃ驚くよな。
「ちょっと待てヤマト! お前の方が強いし適任だろ!」
(´ヘ`;)
「確かに俺の方が強いが、適任者じゃあない」
人を殺そうとしている奴が人の上にたてるわけ無いよ
「なんでたよ!」
(´ヘ`;)
「人を殺そうとしている奴が人に好かれると思うか?人の上にたてるか?」
クラス全体が驚き凍りつく。
「どういうことだよ!」
「ちょっとした昔話さ。ある家族に男の子が生まれた。でもその家族は五歳になった男の子を殺そうとした。男の子は傷つきながらも追っ手から必死に逃げた。一人の女性に助けられ、『死んだ存在』として彼女のもとで生きていくことになった。『復讐』を誓って」
話し終えるとクラス全体が凍りついていた。
「山田先生、悪いけど今日は欠席扱いにしておいてください」
そういって教室を後にする
アリーナ整備ピット
あんな話しをした後にまともに授業なんて受けられないからエクシアの整備をする事にした。
カタカタ
あれ?誰かいる?
水色の髪、確か四組の…
「私に用かしら?」
気づかれてた?
「いや、ISの整備をしようと思ったら君がいたんだよ」
「そう……名前は?」
そういえばまだだったね
「俺はヤマト、一組で二人目のIS操縦者だ。よろしく、そちらは?」
「……更識簪」
更識?ロシア代表で学園の生徒会長の妹で本人も日本代表候補生だったけ。専用機は一夏の所為で無いらいしけど
「簪さんでいいかな?」
「好きに呼んで」
人と接しない方ですねわかります。
「もしかしてだけど、自分で専用機作ってるの?」
簪さんの前のピットには打鉄がおいてあるからもしかしてだけど
「そうよ」
すげー量産機の打鉄から専用機に作り替えようとするなんて、あっ………
「簪さん」
「なによ」
早くあっちいってみたいな顔するのやめて!
「このISのデータあげるよ。役に立つと思うよ」
俺はポケットの端末を取り出しあるISのデータを見せた。
「……すごい……なんで私に?」
理由か~
「お詫びの印とこの機体簪さんにあうと思ったからじゃあだめかな?」
「なんでそこまでしてくれるの?」
「苦しんでる子は無視できない性格でね、特に家族がらみと一人で何でもしようとする子を見逃せないんだよ」
「……ありがとう」
「どういたまして」
整備に戻るため歩き出す簪さん。
「困ったときは頼ってね」
「…………うん」
簪さんは整備に戻った。
「じゃあ俺も始めますか」
俺も整備に入ろうとしたとき
「ちょとそこの貴方」
簪さんとは違う女の子が声をかけてきた。
「どちら様?」
「私は凰 鈴音(ファン リンイン)編入生よ」
へ~編入生か
「ここに行きたいんだけど案内お願い」
彼女が一枚の地図を出してきた。赤い印があるところに行きたいんだなよし
「わかった付いてきて」
「ありがとう」
少し歩いていると
「ねえ、名前は?」
「俺はヤマト、よろしく、鈴音さん」
「鈴でいいわよ。ところで織斑一夏って知ってる?」
「同じ一組のクラスメートであいつが一組のクラス代表だよ」
「そうなの。なんでヤマトがクラス代表にならなかったの?」
そこはついてほしくなかったな
「ノーコメントで」
「わかったわ」
そんなこんなで目的の場所に着いた。
「ありがとうヤマト」
「気にするな」
俺はエクシアの整備のためアリーナに戻った
続く
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