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聖魔弾の銃剣龍神皇帝と戦姫

作者:黒鐡
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第2巻
  攻撃陣営と乗り物説明×テリトアール行軍中

隊長やエレン様が行ってしまった日に、リムとルーリック殿に我々が攻撃する陣を投影型の地図にて浮かばせてから我々が攻撃しようとする印が出てくる。歩兵部隊は壁さえあればどこでも撃てるが、この世界に壁などないので敵騎兵が来た場合は狙撃班で出来る限り兵数を減したら歩兵部隊の策により射殺される。もしジスタート軍が主だったらこの世界に適用された戦い方にはなるが、今回喧嘩を売ってきたのはブリューヌで買ったのはプトレマイオスだ。

「なので、ここからでも十分に撃てます。1kじゃなくて1ベルスタでしたか、そこから正確射撃が出来ますし、近接部隊はISという武装をした部隊で近距離から撃ったり斬ったりします。これが我々の戦い方です」

「なるほど、今回ジスタート軍は主に馬を乗って戦う騎兵が今いるのは全てですが、これだとプトレマイオスの部隊の邪魔となりますね。相手もまさか300アルシン以上から狙って撃って来るとは思っていない事でしょう」

「我々弓兵でも、プトレマイオスの軍隊にとっては邪魔となりますが我々も味方なのですから戦うとなると・・・・」

「騎兵同士でもし雑魚と判断した場合のみそちらで攻撃命令が下りますので、そちらのお任せとなります。ただしあくまで雑魚騎兵に対してです、ヴォルン大公はあまりジスタート軍を前に出さない考えでしょう。我らよりも死ぬ確率が高いのですからね、きっと温存するはずです。それと我らの移動手段についても教えないといけませんからね、こちらに来てください」

屋敷から出た俺達について来るリムとルーリック殿であったが、我らの国にはレース場も備えている。バイクや車での出撃の時には整備をしたりするのと、実際に乗って戦う者がほとんどだ。車やバイクは拠点で仕入れた物ではあるけど、安全面を考えてほとんどの乗り物は金属生命体であるトランスフォーマーだ。スナイプ・ゼロの量産機なので、喋るのは自立支援型AIゼロの量産型であるゼロワンを入れてある。

「ここはレース場でしてな、主に我々の乗り物を整備したり実際に走らせる場所であります」

「こんなに広いところにあるとは、それで乗り物というのは馬ですか?」

「いえいえ、我々のは生きているのではありません。おーい、あれとあれを持ってきてくれー」

通信機で言うとすぐに運んで来たり運転してから降りてくる者もいたけど、降りた後に説明役をするライルだった。

「まずこれはバイクと言いましてな、馬を技術化したと思っても結構です。それと隣にあるのは車と言いまして、この辺りだと馬車が近いかな。あとコイツらは生きているのですよ」

そう言ったライルだったが、いきなりバイクと車が変形をしてからヒト型へと変形したのにとても驚いていた。まあそりゃそうだろうと思ったが、安全面を考えて金属生命体という生きている金属と説明した。そんでまた車とバイクに変形した後にとりあえず乗ってみます?と質問してきたゼロワンだったので、バイクに乗ったリムとルーリック殿。感想を聞くと同じような感想であった。

「これは馬より速いし、揺れもほとんどない!長距離の時の馬は人も馬も疲れます」

「ですがやはり我々は馬の方が慣れている方がいいと思います」

そう言った後にもし馬同士で街道を進むであればバイクの方が変形をして、まるで生きているかのように馬に変形したのだった。試にルーリックが乗ってみたらいつも乗る馬みたいですぞ!とびっくりしていた。とりあえず馬同士で歩くのであれば、馬に変形したそれで行く事になった。次はISについてだったので、IS専用のアリーナーに行った。領土は隣国のブリューヌやジスタートより小さいが、レース場やIS専用アリーナーがあるので、とても広い国でもある。

「そういえばティッタ様がいませんが、どちらに?」

「今行くと言っている、お、来た来た」

ピットから出てきたのは、ISを展開したティッタだった。それもエヴォルトシステム搭載機なので、今はダブルオーライザーになっている。とりあえず飛んでもらったり動いたりした後に、地上にて騎兵だと思われる的が出てきたのでそれを撃ったり近接でソードを出して斬り込んだ。それも飛びながらだったので、相手である的が攻撃してきても効果はない事だ。

「これで分かりましたか?」

「この声はティッタ様!という事はそれを装着しているのはティッタ様ですか!」

そう言った後にIS展開解除した後にヘルメットを取ったティッタだった。屋敷のメイドをしているが、命により今は我らと同じく兵と一緒だ。そして説明を終えてから、もう夜になってしまったので、ティッタはやる事があると言ってそのまま神国の外に行ってしまった。ティッタが持つタブレットは拠点D×Dにてヴァーリチームのルフェイ様が持っていたのと同じで創造神様の力の一部をタブレット化したからだ。これで明日からマスハス卿によりブリューヌ南方にある所に行くので、ティッタはその道を土からコンクリの道にしてしまう。

次の朝になってから、前に先頭のバイクで左右隣には馬があり、その旗は獅子の旗と黒竜旗がある。国旗の傍には赤龍帝の籠手にある龍の紋章を描いたヴォルン大公のと、黒地に銀の剣を飾ったエレン様の物とだ。その後ろの中央には車が走っており、中には大公補佐官のニール、ライル、ティッタが乗っていた。車の前方に乗っている者はリムとルーリックで、先頭を走っているのは誘導役のレノックスが乗っている。二人にはピンマイクを付けているので車の中にいるニール達にも聞こえる。その後方にジスタート軍五十騎という一団が走らせている。

『この道は昨日までなかったはずですが?』

「これは創造神様の力の一部を使った道だ、それを使うと土だったり道が悪い道でも真っ直ぐな道になるのさ」

『なるほど、さすが神国の者ですな』

「だが、ジスタート軍を連れて来なくてもよかったのではないか?我々神国の問題でもあるからさ」

『それはなりませぬ、神国の問題だったとしても我らジスタート軍は神国をお守りする義務がありますから。百騎の半分ですから、これで我慢してくださいニール様』

と俺らは走りながらニール達は運転をしていた。一応道を舗装していないところもあるという事でどんな悪路でも走れる四輪駆動のを変形させたのだった。今俺達はマスハス卿からの紹介状を持ってテリトアールに向かっていた。プトレマイオスとジスタートだけでもいいのだが、ブリューヌ内乱を何とかしたい貴族達もいるはずだからとブリューヌにいる味方を探すべく走っていた。馬より早いバイクと車なので、馬のスピードに合せて行軍していたけど。今頃隊長はジスタート王を打擲しているのかな?と思ったライルだった。

ジスタート王の名前はとても長くて、さすがの俺らでも覚えられないが、ヴィクトール=アルトゥール=ヴォルク=エステス=ツァー=ジスタートだったか。リムやルーリックはこんな長い名をよく覚えていられるなと感心した。ヴィクトールが国王陛下の名前で、アルトゥールは国王陛下の祖父君の名で、ヴォルクは狼のように育って欲しいという願い込めて父親がつけた愛称で、エステスが姓、ツァーは王族のみに許された尊姓だったか。一応ジスタート王国を訪れる際だからと、リムに一応覚えておくようなのを紙に書いて渡された。

もちろん俺らは紙のまま残す訳がないので、手元にある端末に全て入力してからすぐに出てくるようにフォルダ名:ジスタート関連と名付けた。ジスタートは冬になるととても寒いとは聞いているが、マイナス20度になるくらいで凍死者が絶えなかったとか。冬の終わりと春の訪れを祝う祭りは?とたまに聞かれるので、端末ですぐに答えられるように音声で聞かれた言葉をすぐに端末に出せるようにしたので、太陽祭(マースレニッツア)と出てから答えるようにしている。ブリューヌは冬が長いので、もしかしたら見れるかもよ的な感じだった。俺らは休憩無しで行けるが、ジスタート軍は馬なので休ませないといけないので、今は休憩中となった。俺らは特に休憩も必要ないがここにいる兵達を休憩させないといけないので、俺らも量子変換された飲み物を飲んだりしていた。

「すいませんね、我々の休憩のためとはいえ」

「いやいい、我らだけだったら走りっぱなしだったはずだからな。あまり気にしていないよ、ルーリック」

ちなみにルーリックについてはもう呼び捨てで結構ですと言われたから、自然的に呼び捨てとなった。リムはリムだがあちらさんは様付けをしてくるのが、少し違和感を持つが我らの役職は隊長代行という事だ。大公補佐官か大公副官でもいいが、大公が忙しかったり出かけていたら俺らが代わりにやる事となる。

「それにこういう行軍は今回が初ではないから、まあ慣れている。それに何かあれば俺らの上で監視している部隊から、無線で飛んでくるさ」

真上にいる部隊というのは、IS部隊が俺らを見ながら周辺に何もなければいいのだが、何かあったらすぐに報告するようにしている。インフィニットジャスティスの桜花にサバーニャの沙紀とセラフィムの結衣だ。この三人は仲良し三人組で、久遠様が居た世界では随分と活躍したのでいつの間にかこの三人がワンセットという感じだ。

「確かIS部隊でしたな、人が空を飛んでいるなど我々からしてみればエレオノーラ様が使う竜具で飛ぶ所しか見た事ありませぬからな」

「私たちにとっては当たり前なんですけど、ルーリックやリムから見ればどういう原理で飛んでいるが不思議でしょうから」

そう言いながらリムが「そろそろ休憩を終わらせたから行きましょう」という事なので、俺らは車に乗って、レノックスはバイクに乗ってから再び走った。もうそろそろ到着するので、馬が早歩きぐらいのスピードだったのでエンストしないかが心配だったニールだった。そんでペルフォルという町がテリトアールの中心地であるため、プトレマイオス側から使者としてレノックスが向かった。町の傍にはジスタート軍とニール達だった、承諾を得るために。 
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