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聖魔弾の銃剣龍神皇帝と戦姫

作者:黒鐡
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第1巻
  初接触×戦姫の腕前

私の名はエレオノーラ=ヴィルターリア、現在私はまだ生きている兵を探していたのだが私の前には十騎いて後ろにも十騎いる。私としてはこんなにいらないと思ったのだが、未確認情報だとプトレマイオス神国の者がブリューヌ王国の兵に紛れているという情報が戦前にあった。敵に潜り込んでいる斥候からの報告だ。

「リムよ、こんなに騎兵はいらないのではないのか?」

「一応の事です。エレオノーラ様の強さは理解しておりますが、相手が相手でもあります。プトレマイオス神国の噂によると、弓の最大射程を越える程の腕を持つとも言われておりますがそれが真実かは分かりません。が、今も狙っているかもしれませんので」

私の筆頭家臣であるリムアリーシャ通称リムはそう言うが、それが本当なのかはまだ見た事がない。それにこうして騎兵の防御では、いくら弓兵でもこの数は圧倒するだろうと思った。私の近くにいるルーリックは、ライトメリッツ一の弓の名手で270アルシンまでらしい。が、プトレマイオス神国の持つ武器は弩や弓ではない武器だと噂で聞く程だ。

「エレオノーラ様、前方にて何か光る物があるとの報告がございます」

「光る物?それは何だ?まさかそこに敵がいるとでも・・・・・」

思うまいと言おうとしたら、突如前方にいた騎兵十の馬が倒れ込んで絶命していた。弓矢かと思ったが、倒れた馬の眉間に何か穴が開いていた。まさか敵!?

「エレオノーラ様!更に後方にいた騎兵十の馬が同じく倒されました、見えない敵としか考えられません」

圧倒的な攻撃に私は未知なる敵に会ったと思い、私は前方にいるとされる方に向かって行った。絶命した馬が前方にいたので、アリファールの力で乗り越えてリムと共に光った場所へ行ってみる。すると何かを構えていた男の存在が見えたと同時に、弓とは違う武器で撃ったのだった。何だ今のは?弓矢とも違うし、弩でもなさそうだと思ったら男は微笑ながらリムの馬とルーリックの馬を絶命させた!

「おーおー、こりゃ驚いているなー。そりゃそうだろう、弓ではなく銃だ」

「相棒の目はまるでスコープだな、俺は何をすればいい?」

俺はハンドガンで1k先にいる敵兵の馬を絶命させながら、ドライグに光る物で相手をこちらに来させようとした。弓の最大射程は250mぐらいと聞いているが、銃の最大射程はそれ以上だ。

お、真ん中に戦姫見っけと思いながら見事な狙撃で、戦姫の頬をかすめるような感じで撃っていた。あと少しでこちらに来るのでドライグを元に戻した後、剣を空間から出してから鞘から抜いた。

「左右のが邪魔だな、まあ馬だけにしとくか」

馬の眉間だけを撃ち込んでから、銃をホルスターにしまおうと思ったがここでちょっとした試験でもやるかと思った。弾を非殺傷能力のにしてから、戦姫に向かって撃った。1発目と2発目は剣の刃に当てて、3発目を撃ったら剣で弾を弾き飛ばした事で流石は戦姫と言われる。

「やるなー、三発目で弾き飛ばすとは」

『だが相棒の方が強いに決まってるだろう』

「当たり前、ここからは剣術での対戦だ」

銃をホルスターにしまって剣を出してから走るが、相手は馬に乗っていながらも剣同士が当たるので馬から落とさせて着地した双方。

「お前は何者だ?先程の騎兵を仕留めたのもお前の仕業か?」

「そうだと言ったら?悪いが俺は何でも出来る方でね、相手が戦姫だろうとも戦える。後方からの弓矢が来ようともね!」

そう言いながら後方から来た弓矢を正確に撃ちながら戦姫の剣術を見極めていき、時間としては30分が経過しそうなくらいに経過していた。馬だけ絶命させたので、兵士は健在だが、戦姫の側近みたいなのが離れて静観していた。風で防御しようが俺の剣は聖剣エクスカリバーなので、風を切り刻み防御としてでも風ごと斬り落とす。

「エレオノーラ様、相手は一人です。ここは弓か槍で攻撃をした方が『ここは一騎打ちの途中だから邪魔はさせんよ』何だと!」

近付いてくる兵士に向かって、ホルスターから抜いた銃で剣や槍を持つ兵士を脳天に撃ち込み絶命させた。しかも剣を持ちながらの狙撃は、有り得ない光景だと思いながらだった相手の側近と後方にいる弓兵。

「もしや貴様が馬を絶命させたのか!あり得ん、先程いた場所からだと300アルシン以上はあったはずだ!どうやって狙撃したと言うのだ!」

「それがあり得るかどうかは俺を倒してから聞くんだな」

そう言って銀色の髪をした戦姫に向かい、剣での勝負を再開した。風の斬撃を放って来るが俺には効かんよぐらいの俊足と剣術を持っているからか、段々疲弊して行く戦姫さん。

「どうやら疲弊しているようだな、勝負を決めるか」

「いいだろう、アリファール!」

こちらは剣から離れさせようと構えるが、相手の戦姫は俺を倒そうと最大限の風で対抗しようとしていた。相手が動くと同時に、俺も動いてから剣を弾き飛ばしたと思えば持ち主の前に戻ってきた。あれは意志を持つ事を知ってるし、俺が創ったという事も知っているかのように剣が持ち主の前に戻ってきた。が、俺は剣先を戦姫に向けてこう言い放つと同時に冒頭に至った。

「俺の名はティグルヴルムド=ヴォルン、プトレマイオス神国にいる大公だ。お前の名は?」

「プトレマイオス神国!では奴がそうだと言うのか、未知なる武器を持つと言われていて神々が住んでいると言われている聖域。しかも大公という事は王の側近が前線にいるとは!」

「その強さはどうやら本物のようだ、私の名はエレオノーラ=ヴィルターリア。ジスタート七戦姫の1人でライトメリッツ公国公主だ。それで?私をどうするつもりだ?」

「殺す訳にはいかないのでね、その武器は我らの国にいる創造神様が創った武具だ。なので俺を客将扱いとして置いてくれ。その代り、我が国であるプトレマイオスが何かしらの災いが起きたら俺独自の判断で行かせてもらおうと言う条件でどうだ。悪い話ではないだろう?俺の国は双方とも和平を行ったが、今回はあちらの王からの頼みで仕方がなく参加したからな」

「ヴォルン大公を我が国にか、まあいいだろう。本来なら私が捕虜になるかもしれないと思ったまで、だが私の馬以外はヴォルン大公ので絶命しているがどうするつもり何だ?」

言われてから気付いたので、俺は馬を蘇生術で蘇生させた。二十あった馬が絶命前にと戻った所で、摩訶不思議な力だと言われたがこちらは神が住んでいると言われている国だからこういうのは序の口に過ぎない。俺は空間から馬を取り出してエレオノーラ先頭の元、客将としてジスタート王国ライトメリッツ公国に向かった。

「それにしてもつまらん戦だったが、最後の方はとても面白かった。私を倒す程の技量に未知なる武器を持っているヴォルン大公を客将とは、私の剣術もまだまだと言いたい所だな」

とか言ってたけど、俺は通信機でライトメリッツ公国に向かうと伝えた。俺がいない間に敵が来たら要塞化となり、国土ごとスッポリ覆う防壁が発動するようにしたし、ティッタや俺の部下達にも任せると伝えた。

にてもディナント平原での戦はジスタートの一方的な勝利で幕を閉じたが、ジスタートの被害は百に満たなかったようでブリューヌは五千以上の被害も出た。オマケとして総司令官であるレグナス王子の戦死が伝えられたのだった。 
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