インフィニット・ストラトス~黒衣の創造神~
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第1巻
入学式後の試験×久しぶりの幼馴染と友達
教室に行こうとしたらなぜか千冬姉に連れてかれたが、場所は第3アリーナだった。
「千冬姉どうしたんだよ」
「そういえば一夏の実力をまだ見ていなかったのでな、実技試験みたいなものと思ってくれればいい」
「なるほど。そういえば俺の実力見せてなかったし、実技試験終わったら教室行っていいのか?」
「ああ。私についてくればいいが、ここは学校だから織斑先生と呼んでくれないか?」
「それはしょうがないよな。じゃあプライベートのみ千冬姉と呼ぶよ」
話してる内に格納庫に到着したので、準備する事となったが相手は千冬姉だそうだ。先に千冬姉が装着してから発進だったが、俺は誰もいない事を確認してから量子変換機でパイロットスーツに着替えた。ヘルメットは手に持っていたが、千冬姉がいるところに降りた。
「一夏、その格好は何だ。ISスーツではないのか?」
「俺のは特別製なんだけど、きっと驚くと思うよ」
「それは楽しみだな。では行くぞ」
気合を入れた俺は、ヘルメットを被り自分のISである黒鐵を呼んだ。
「来い!黒鐵ISモード!」
光が包んだと思ったら、黒いオーラと共に黒い全身装甲になった。千冬姉が見たら驚愕してたが、そりゃそうだろうな。白騎士事件の時に、黒騎士として名乗ったのだからな。
「く、黒鐵だと!あの時と同じだというのか、謎の搭乗者が一夏だというのか!」
「この姿で会うのは、実に白騎士事件以来だね。千冬姉」
「白騎士が、私だと最初から知っていたというのか。いつからISに搭乗していた?」
「ちょうど白騎士事件と同時くらいかな。さてと、お喋りは終わりにして戦おうよ」
まだ驚愕していたが、打鉄のブレードを出して臨戦態勢に入った。こちらも剣を出したが、黒鐵専用の剣を出してからしばらく経つと剣と剣の火花が出た。打ち合って千冬姉は後退したが、逃がさないようにしてビームライフルを撃った。
一発一発の威力は、普通のISの倍だった為に制限を付けていたので威力は弱まっていた。千冬姉が装着した打鉄には、近距離用の剣しかないので千冬姉は避けまくっていた。直撃コースとなって当たると、一気にSEが減ったのか避け続けていた。弾切れになった瞬間を狙う為なのか、避け続けてもビームライフルを撃ち続ける為にエネルギー切れにならない。
「千冬姉どうした?それがブリュンヒルデと言われた実力なのか?」
「お前のISについては後程聞くが、なぜ弾切れが起きないんだ。それ以前にビーム兵器はイギリスのはずだが、その武装は白騎士事件でも使ってたな」
「それについては秘密だ。そろそろRHRが終わりそうだから、そろそろ決着を付けようか」
黒鐵の背部メインスラスター基両脇に、備えた左右5対の計10枚から成るウイングバインダーである機動兵装ウイングから放たれたドラグーンシステムを起動させた。スーパードラグーンシステムとハロで動かしてるから、正確に撃ち落とせるのでビットからビーム攻撃をした。
ライフルビットとのフルバーストにより、黒鐵専用剣を振りSEを一気に削り取った。次の一撃で決まった事で勝負は終わったが、勝者はもちろん俺となった事で試合終了。ロッカールームに入ると量子変換機で、制服に着替えてから千冬姉にお呼ばれされて地下室に行って話す事になった。
「一夏、色々聞きたい事は山ほどあるが・・・・まず黒鐵はお前のISなのか?それといつから持っていた」
「黒鐵は最初から持ってたよ。勿論千冬姉が白騎士の事も知っているし、白騎士事件の時も搭乗してたのは俺だ」
「黒鐵について調べたいのだがいいか?」
「それはノーだ。普通の専用機なら、待機状態としてアクセサリー化となっているが持っていない。普通に呼ぶと、装着されるようになっている。詳細は国連軍の極秘なので教えられない」
俺は、アクセサリー化となった待機状態としたモノを持っていない。黒鐵は心の中に存在しているし、この世界ではの話になる。それと普通に黒鐵改を召喚する事も可能なので、もしドウターが出たら対処出来るようにしてある。
「そうか。まあ極秘ならばこれ以上咎める必要はないな、教室に行こうか織斑」
「はい織斑先生」
アリーナから教室まで歩いて行き、ドアの前まで着いたら・・・・。
『呼んだら来い』
と言われて廊下で待っていた。そして呼ばれたので、教室に入ると全員女子だったが、そりゃそうだ。ISは、基本女しか起動できないからIS学園=女子高って感じだと察知した俺。
「織斑、軽く自己紹介をしてやれ」
「はい。織斑一夏と言いますが、そこにいる織斑先生の弟です。趣味は、料理や掃除などの一般家事とパソコンが得意な事で、武装とか作れます。特技は鍛錬や抜刀術とタイピング。男は俺だけなので、緊張はしていますが宜しくお願いします」
自己紹介したら静かになったが、数秒後嫌な予感がしたので耳を塞いだら黄色い歓声が出た。織斑先生は静かにと言ったら静かになった。俺の席は一番後ろの窓側だったが、しばらく質問タイムになったので応えれる範囲で答えた。
質問タイムが終わり、次の授業の準備をしていたらポニーテールで緑色のリボンをした子が来たので見ると箒だった。箒は「屋上で話がある」と言ったので付いて行った。屋上に着いたが、何も話さないのでこっちから話す事にした。
「箒、久しぶり。6年ぶりかな?」
「そ、そうだな。それに背も結構伸びたではないか。私より背が高いんじゃないか?」
「そうかもしれないな。あと剣道の全国大会優勝おめでとう」
「な、なぜ知っている?」
「インターネットのニュースで知った。あの時はアメリカにいたからな」
「そ、そういえば一夏。お前国連軍所属だと聞いたが本当か?なぜ軍に入ったのだ」
「それについては教えられないな。そろそろチャイムなるから教室行こうか箒」
もう少しでチャイムが鳴りそうだったので、手を引いて教室へ向かった。咄嗟に手を握ったので箒は顔を真っ赤に染まっていた。俺は気にしないで教室前まで行って手を放してから、教室に入ったらちょうど鳴ったので授業が始まった。
担当先生は山田先生だった。主にISの基本についてだったが、俺にとっては復習みたいな感じで聞いていた。この授業が終わって休み時間、俺はトイレに行っていた。男子トイレはまだ設置されてないので、教師用男性トイレを使うはめになったが距離は問題ない。
人気の無い場所で空間を歪み中に入り出た所は、男性トイレの前だった。一応創造神黒鐵の能力は使えるが、まだ不完全のようだ。用を足して手を洗い、また空間を歪んで人気の無い場所へ行くと席に座ろうとしたら久しぶりとなる友人と再開した。
「お久しぶりですわ一夏さん」
「おお、久しぶりだなセシリア。元気してたか?」
「はい。そちらこそ元気でしたか?(念話届いてますか?)」
「ああ元気だ。まさか同じクラスだとは思わなかったよ(ああ、届いてるぞ)」
彼女の名前はセシリア・オルコット。イギリス代表候補生で、俺と同じ専用機を持っている。縦ロールのある長い金髪に透き通った碧眼を持つ者で、イギリス名門貴族のお嬢様だが過去に両親を列車事故で亡くしている。勉強を重ねて、周囲の大人達から両親の遺産を守ってきた努力家でもある。専用ISはブルー・ティアーズで、IS適性はAでBTシステム適性もAで記憶共有者だ。
「一夏、クラス代表についてなんだが・・・・。この人は誰だ?」
「ああ、こいつはセシリア・オルコットって言ってな古き友人の一人だ」
「オルコットと言ったな。私は篠ノ之箒、よろしく頼む。一夏とは幼馴染だ」
「先程ご紹介されましたが、私の名はセシリア・オルコットですわ。イギリス代表候補生です。よしなに」
「よろしく。ところで一夏、クラス代表どうするんだ?」
「俺がやろうか。一応だが専用機持ちだ」
『え?ええええええええええええええええええええええ』
クラス中が驚愕の顔をしたので、その代表としてのほほんさんが話し始めた。
「おりむー、専用機持ちって本当?」
「そうだよ。のほほんさん」
「一夏本当か?私も驚いたぞ」
「おいおい。2~3日前の会見、見てないのか?あの時専用機持ちって言ったぞ」
その時チャイムが鳴ったので席に戻ったが、授業はISの武装についてだったがここで織斑先生からクラス代表についてだった。
「とここまではいいか。あとクラス代表についてだが、誰かやる奴はいるか?」
手を上げたのは3人。俺とセシリアとアレシア・アレクサンドラだったが、アレシアは確かセシリアと同じイギリス人で代表候補生だと聞いている。
「手を上げたのは3人か。どうするか」
「先生、セシリアさんはいいとしてそこの猿はやめた方がいいと思いますわ。素人にやるとクラスの質が落ちると思います」
「誰が猿だって?侮辱もいいところだな、流石イギリス人はお目が高い。だがこっちも引き下がる訳には行かないんでね」
「そこまでだ。1週間後に第3アリーナで戦ってもらう。最初はアレクサンドラ対織斑、次に勝てばオルコット戦ってもらう。では授業に戻ろう」
授業に戻ったが、俺にとっては楽勝だったので当てられてもすんなり答えた。軍で学習した甲斐があったようで、放課後になって生徒が帰る頃の時間帯となった。
「一夏さん、これからどうしますの。寮ですの?それとも家に帰るのですか?」
「ああ、寮に住むのは1週間後と聞いている。それに俺を待ってる奴らがいるからな。俺は帰るが2人はどうする?」
「私は寮に戻ったら剣道部で鍛錬だ。セシリアは?」
「私は来週の戦いの情報集めをしますわ。一夏さんのは既に入っていますけどね」
歩きながら寮の方向へ行ったが、途中で分かれ道になったのでここで別れた。教師用の駐車場に行き、車に乗り込んだ。
『学校はどうだった。一夏』
「ああ、中々なモンだったよ」
キーを回してアクセルを踏んだ。橋を渡った後、家に向かったが、本当なら全員寮に住むはずだが俺の部屋は用意されてなかったので1週間待てば部屋の用意が出来るそうだ。しばらくは、車での移動となるがまあいい。家のガレージを開けて車を閉まった後、家に入った。
「ただいまー」
「お帰りなさいませマスター」
「ただいまアン、アイネスとレーネは?」
「恐らく部屋にいると思います。ところでIS学園どうでした?」
「ああ、いい学校だったぜ。男子は俺だけだったがな」
階段を上って部屋のドアを開けたら、アイネスとレーネが俺の服を畳んでいた。ちなみにアンは俺の肩に座っている。
「あ、マスターお帰り」
「マスターお帰りなのです。それよりこれどうですか?暇だったので、メイドアーマーを作ってみたのです」
「お、似合ってるし、よく出来ているな。アイネス洗濯物畳むのご苦労さん」
ベッドに鞄を置いて着替え始めた。神姫達は、見慣れているので大丈夫そうだったので私服に着替えた俺だったが、ここでケータイが鳴ったので出た。
「もしもし。織斑ですが」
『もしもし。山田ですけど今どこにいますか?』
「あー、山田先生ですか。今自宅に居ますけど、それがどうかしましたか?」
『一歩遅かったみたいですね。実はですね日本政府からの通達で、今日から寮に住むようにと来たのです。教室に行ったら、もう帰宅したと言うので電話したのですが』
「そうですか。それって条件とかあるんですか?例えば持ってていい物とか」
『いえ、特にありませんが条件って何ですか?』
「そこに織斑先生いますか?」
『ちょっとお待ちくだ下さい・・・・お待たせしました』
『一夏か。どうした?』
「寮に行く条件があるんだけどいいかなと思って」
『条件とは?』
「1つ目は神姫達とハロを持って来てもいいか、2つ目は制服の中に重火器を持つ許可、3つ目は木刀及び真剣を持つ事を許可してほしい」
しばらく待機したら、明日から入寮しろだった。把握してから荷物をトランクに入れて、神姫達の修理道具やクレイドルやヂェリカンとビジュアライザ―と神姫ハウスを別の鞄に入れた。その後少し早い夕食をした。神姫達はヂェリカンを飲んでいたが一人で食べるよりかはマシだったので風呂入って寝た。
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