| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

インフィニット・ストラトス~黒衣の創造神~

作者:黒鐡
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第0巻
  IS学園入学前×久しぶりの織斑家

日本で言うならもうすぐ入学式だが、一週間前の事だった。俺がIS起動出来る事については極秘中の極秘だったが、ついに公開する事となった。記者会見日が、入学式の二~三日前の会見で公開する事となった。

俺は日本にある基地にいるが、ブラック・シャーク隊全員は無理なのでIS部隊をメインにし、地上部隊はサブにしている。肩には当然神姫達が乗っていたが、日本のとある基地はまだ認知されてないのでステルス兼光学迷彩アーマーを着ていた。会見日には今回国連軍による報告があるという事とIS関連についての事だったので、世界中の記者が集まってから記者会見が開始となった。

「今回お集まり頂きありがとうございます。私はユーコン基地司令をしている者、今回の発表は世界を驚愕する事なのです。では早速発表しますが、まずはこちらの御方を紹介しましょう」

軍服姿を纏った俺が出てきてから、司令の隣に座った。

「初めまして。私の名は織斑一夏大佐です。よろしくお願いします」

記者達はざわめき始めたが、何せ今まで行方不明とされていた人物が国連軍所属の軍人になっていたのは驚愕だった。そして司令が静粛にと黙らせて俺は話し始めた。

「今回の発表については、非常に悩んだ事でした。これは極秘中の極秘の事だったのですが、もうすぐIS学園では入学式が始まります。なのでここで発表しますが、私は男ですがISに乗れます。それも専用機持ちです」

一気にフラッシュ量が増えたと同時に歓声が上がった。それはそうだ、今の時代は女尊男卑になっているので、女性が偉いという事になっていて優先されている。しかもISは女性しか反応しないので、男で反応する事は今まで無かった事だ。

「ええと、とりあえず発表はこれだけですが何か質問があれば出来る限りお答えします」

早速手が上がったのは、日本政府の者だったので指をさして質問を受けた。

「ISを起動及び乗れるという事ですが、証拠はありますか?」

予想通りの質問がきたので、横にいた部下に合図を送ると訓練用ISの打鉄が部下の手により運ばれてきた。俺が手を当てると光出して眩しくなったが、数秒で光が無くなるとそこには打鉄を装着した俺がいたからだ。

「これでいいですか?日本政府の者よ。俺は見ての通り装着したから、俺はIS学園に入学したいのだがいいだろうか」

「あー、はい。分かりました。早速入学許可を出しますので、少々お待ち下さい」

日本政府の者はそう言って記者会見場から出て行った。他の記者からの質問があったから、要望通りの動きをしたり武器を出してみたりしていた。装着解除して軍服姿の一夏に戻って椅子に座った。

「他に質問がないのであればこの記者会見は終了します。ありがとうございました」

司令と一緒に会場から出たが、車に乗ろうとしたら記者が来たので、早く乗るように言ってあと一歩の所でドアを閉めて発進した。車を運転していたのは俺で、助手席には司令が乗っていたが、後ろから追って来るように記者達だった。カメラで見てみると記者が乗ったロケバスやらバイクが追っていた。

空を見るとヘリが飛んでいたので、これからどこへ行くのか俺達を追っていると察知した。車を急発進させて空間切断の能力により、この場から消えた事で俺らは日本にある国連軍基地に到着した。車を駐車場に置いてから、司令と共に司令室に向かった。司令室に入ったらコーヒーいるか?聞かれたので飲むと言ったら用意してくれた。ソファに座りコーヒーを受け取り砂糖とミルクを入れて飲んだ。

「流石司令のコーヒーですよが、美味しいです。にしてもあれは驚きましたよ」

「ははは、ありがとう。だがそうだな、明後日からIS学園に入学するのだから長期休暇でも出すか?」

「その方がいいかと。仕事は副長に任せているので大丈夫かと」

「明後日入学式だからな準備した方がいいぞ。長期休暇の手続きは私がやっておくから、君は準備をしてくれ。隊のメンバーに別れの挨拶でもしてきなさい」

「それなら準備はできているから問題はないので、手続きお願いしますね」

コーヒーを飲み終わって司令室から出てから、自室に行ってしばらく休憩していたら電話が鳴ったので出たら千冬姉だった。

『一夏、先程の記者会見見たがあれは本当か?』

「ああ本当だよ。まあここだけの話、IS起動出来たのは随分前からだけどね」

『そうか。一応言っておくが私はIS学園の教師をしているが、明日私達の家に来い。制服と鞄と教科書を渡したいから来てほしいのだがいいか?』

「ああいいよ。じゃあ俺車で行くから家の中で待ってて。そういえば掃除とかちゃんとしている?そこだけが心配なのだが」

『掃除はたまにしてるくらいだけどしてくれるなら助かる。明日は休暇を取って家にいるから待ってるぞ』

明日は、午後に行くかと思いながら荷物をトランクに入れていた。今ジェットファルコンで飛んでいるが、恐らくアンノーンとして攻撃されるかもしれないから、ステルス兼光学迷彩モードにして日本を目指した。本当なら車で行っていたが用事がアメリカであったので、一回行ってから日本に戻る最中だ。

体格は背が伸びたので、オートモードから手動モードにして操縦している。国連軍本部に長期休暇を出してから出発して一時間後ハワイ通過して、やっと日本に到着の所で海中潜航モードにして海中にある織斑一夏専用秘密ドッグに収納された。

地下四十階位の深さで真上一階が、丁度IS学園があるからとても便利な場所だ。ドッグ到着したので、神姫達がジェットファルコンから出てきた。

「ふわー、凄く速かったですねマスター」

「そうそう、もっと掛かるかと思ったよ」

「私は移動中に光学迷彩アーマー改を作ってみたのです。あとで見てもらってもいいですか?」

神姫達は、マスターである俺の肩の乗りながら話していた。エレベータに乗って、地上へ出たがそこはIS学園第三アリーナーだった。誰もいなかったので、駐車場へ向かってから空間の中にある車を出してパスケースに日本の免許書を入れてから出発。

トランクは空間の中に閉まっているし、途中道路が混んでいたが無事に織斑家に到着した。ガレージがあったので、車をそこに入れてから鍵を開けてドアを開けたらゴミ臭かった。家の中に入ってリビングに行くと、千冬姉がいたので話しかけたらいきなり抱きついてきた。

「一夏、久しぶりだな。こんなに背が伸びて私は嬉しいぞ。昨日のニュースはとても驚いたぞ!いきなり国連軍からの発表と思えば、お前が出てきたからな。それにISを装着できるのも驚いたぞ」

「久しぶりだね千冬姉。分かったから離してくれ、苦しいんだけど」

『ああ、すまない』

と言って離れてくれたが、周りを見るとゴミだらけだったので、まずは掃除から開始した。千冬姉はしばらくベランダに出てもらい、数時間経過したがリビング兼ダイニングルームに台所・二階の千冬姉の部屋と俺の部屋を掃除した。

洗濯をして終われば外に干してからだったが、ほとんど千冬姉の洗濯物だった。一杯お茶を飲んでから、掃除完了。神姫達も手伝ってくれたお蔭で、ほんとならもっと経過した所を数時間で完了した。

「千冬姉、掃除終わったよ。今日の夕食何にする?」

「久々にご飯が食べたいな。あと味噌汁もだ」

「冷蔵庫の中は、ビールだらけで何もないから買い物に行ってくるよ。アン達は俺の部屋にいてくれ」

『了解、マスター』

俺は買い物に出かけていった。千冬姉は、久々にピカピカになった部屋を見て流石だなと言っていたそうだ。一時間後、大量の食料を買ってきてから冷蔵庫に入れた。エプロンを付けて料理を始めたが、更に時間掛かったが見事料理を完成させた。

『いただきます』

俺と千冬姉は食事をした。千冬姉は、久しぶりに俺の料理が食えたのか泣きながら食べていた。自分も食べたが、料理の腕はまだ落ちていなかったので一安心した。食べ終わった後、後片付けをしてから風呂を洗ってから風呂に入った。千冬姉も入って出てからやっと話し始めた。

「ふう、風呂上りのビールは美味い。それと一夏、昨日言ってたのを渡そうと思う。これだ」

鞄と教科書と身分証明書を渡されて、教科書を読んだら納得したようにしていた。

「ところで学生服はどうするんだよ」

「おっと忘れていた。これだ」

渡された制服を見たら真っ白だったので、改造してもいいのか?と言ったらOKが出た。早速改造したが、俺の服は全て量子変換機にある。一度着て量子変換機で収納してから、服を改造して真っ白から真っ黒になった。

改造後、再度着てみたら丁度良かった。全身真っ黒だがところどころに赤い線が入っている。白だったところが黒になった感じ。それを千冬姉に見せたら一瞬驚愕したが『似合ってるぞ』と言われた。

入学式本番になり、制服に着替えて鞄に必要な物を入れた後、一階に行くと千冬姉がいた。

『一緒に行くぞ』

と言ったので車で行く事にしたが、免許持ってるのか?と聞かれたので見せたら無言で返した。出発してから三十分後にIS学園到着後、千冬姉とはここで別行動だと言うので入口で降ろしてから、車を駐車場に置いた。入学式後に教室へ向かった。ちなみに神姫達はお留守番だった。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧