仮面ライダーウィザード 希望を救い出せ
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第十八章
「俺は御前等の先生なんだからな」
「だからなんだな」
「そうだ、だから何度も言うけれどな」
「死ぬな、か」
「あんた達もだぞ」
魔法使い達にだ、先生は指差して言った。
「いいな、一人も死ぬな」
「わかってるさ、じゃあな」
「ああ、見守ってるからな」
こう言い残してだ、そしてだった。
先生は奈良と共に安全な場所まで去った、ソーサラーはその彼等を見て軽く言った。
「あの連中はどうでもいい」
「無視するのね」
「俺達の相手はあくまで目の前の連中だ」
つまりライダー達だというのだ。
「だから気にするな」
「そうね、所詮ただの人間ね」
メデューサもソーサラーのその言葉に頷いて答えた。
「彼等は」
「そうだ、無視しろ」
ソーサラーははっきりと言った。
「魔法使い連中だけを倒すぞ」
「それではね」
「御前等も早く変身しろ」
ソーサラーは操真達にこう告げた。
「そのうえで潰してやる」
「わかった、今からだな」
操真は前を見据えてソーサラーの言葉に返した。
「御前等を倒してやる」
「倒すのは俺達だ」
「そうはならない、勝つのは俺達だ」
「じゃあ俺達も変身するか」
操真の横からだ、仁藤が言ってだった。そして。
稲森達もだった、それぞれ宝石を出してだった。変身に入った。
最初は稲森だった、彼女はというと。
自身の腰に出た魔法使いの紋章に指輪がある右手を添えてだ、そのうえで。
その指輪を左手の中指に嵌め換えた、そしてだった。
「変身!」
身体を一回転させて沸き起こる光に歓喜の物腰で包まれだった。仮面ライダーメイジとなったのだった。
その稲森に続いてだ、今度は。
飯島がだ、指輪を備えて稲森と同じ様に右手を添えて。
「変身!」
彼もまた仮面ライダーメイジになった、そして山本もだった。
右手を添えてから左手の中指に指輪を嵌め換えてだ、こう言ったのだった。
「変身!」
三人の仮面ライダーメイジが姿を現した。稲森のメイジが操真に言う。「
「メデューサは私が相手をするわ」
「そうしてくれるか」
「そしてフェニックスは僕が」
「グレムリンは俺が相手をする」
飯島と山本も言う、そしてだった。
三人はそれぞれの相手に向かう、ここで木崎も言った。
「私も行く」
「私もね」
「仮面ライダー部と共に雑魚の相手をする」
「だから君達はね」
大門もだ、操真と仁藤に言うのだった。
「この戦いは任せてくれ」
「是非ね」
「わかった、じゃあな」
「俺達はな」
正面を見据えてだった、操真と仁藤は二人に応えてだ。そのうえで。
仁藤がだ、操真に顔を向けて言った。
「じゃあいいな」
「ああ、俺達もだ」
「変身するか」
「そしてあいつを倒す」
ソーサラーを見据えての言葉だ、そして。
仁藤はビーストの指輪を己の左手の中指に嵌めた、そこから。
腰に出ていたベルトのバックルに手を当てた。そこにビーストのベルトが姿を現したがそこに手を添えると。
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