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Supernatural power

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第6話 思い付きの異変

 
前書き
今回は主人公、凪離四季夜が変装して、幻想郷で異変を起こす話です。
 

 

はぁ…暇だ…。

最近はよく暇と感じる日が多くなってきた。

何故かって?

知らないよう…。

ってなわけで最近よく無駄に館を徘徊するんだが…きになるものを見つけた。

とある空き部屋で見つけた黒いフード付きロングコートに綺麗なナイフが10本くらい。

そして煙玉や様々な暗殺?道具らしきもの。

そして俺は思いついた!

「俺…異変起こしてみよっと!」

思いついたらなんとやら…早速準備にとりかかる。

コートを羽織りフードを被る。

ナイフなどもホルスターに入れて最後にマスクをする。

「完璧!怪しい男の出来上がりだな!」

俺はそう言うとこっそり館を抜け出した。



私は霧雨魔理沙!普通の魔女だぜ!

今日はキノコ狩りに来てるんだが…。

なんか周りの雰囲気がおかしいんだぜ…。

なんと言うか…不気味と言うか…。



俺は第1ターゲットを見つけた。

霧雨魔理沙だ。

怪我をさせるのは忍びないけど殺さない程度だし…ごめん!

俺は全力で地を蹴る。

そして魔理沙の脇腹をナイフで突き刺す。

「え…ゴホッ…だ…れ…」

そのまま魔理沙は気を失った。

ナイフには止血剤と結構強い睡眠薬を塗ってある。

一度傷つけば1週間は眠り込む。

うむ…ちょっと役になりきろう。

「さて…1匹目」

魔理沙を抱えてその場から姿を消す。

行き先は博麗神社だ。

いつもの高速の走りで森を駆ける。

そして走り続けて早数分。

神社に着いた。

そしてなるべく大きな音を立て…いやたつんだけど。

博麗神社の屋根を打ち抜く。

そして今ナイフを刺したような格好をする。

「誰よ…全く!また妖精ね?え……魔理沙!」

俺はナイフが刺さり眠っている魔理沙を掴んで巫女に投げた。

「あなたは!誰よ!あなたが魔理沙を殺したの!?」

「クックックッ…まだ死んではいない…まだな…」

俺はそう言って姿を消す。

そして館に戻る。

そしてまだ昼前なので仮眠をとる。



その日の夜。

「今日…あの白黒魔女が刺されたみたいよ」

「え?誰にですか?」

俺はわざとらしく聞こえないようにお嬢様に問う。

「さぁ…まだ犯人は分かってないわ…黒い服に黒いフードそして銀のナイフで魔理沙は刺されていたそうね」

「その犯人…気になりますね」

「えぇ…四季夜…あなたちょっと調べて来なさい」

「はい」

そう言って俺は自室に戻る。

そして黒いロングコートを着てフードを被る。

「今日の獲物は…お嬢様かな!」

さすがにお嬢様を傷つけるのは嫌なので注射器を用意する。

気付かれないようにお嬢様の部屋に近づく。

咲夜は…さっき確認したら今は厨房だ。

開始!

俺は部屋に煙玉を投げる。

そしてそのままゆっくり後ろに忍び寄り注射器を刺す。

「なっ…くぅ…すー…すー…」

俺はすぐにその場を後にして執事服に着替える。

そして何食わぬ顔で1人廊下を歩く。

「お嬢様!お嬢様!」

咲夜が慌てたような声がする。

俺は何食わぬ顔でお嬢様の部屋へいく。

「咲夜!どうした!」

「四…四季夜さん!お嬢様が!」

「何があった!」

「分かりません…気付いたらお嬢様の部屋から煙が…そして廊下の窓ガラスが割れており…お嬢様にのそばにはこのナイフが…」

「これは…俺は博麗神社に向かう!紅魔館のみんなを1人にするな!お前はフランお嬢様を!俺は美鈴を連れて行く!パチュリーにも忠告しろ!レミリアお嬢様も1人にするなよ!」

「分かりました!」

俺は門に行く。

「美鈴!付いて来い!」

「くかー…くかー…」

いら…こいつは…ちょっとな…

「起きろや!」

そう言って俺は遠心力を最大限発揮した蹴りを美鈴の頭にぶつける。




「お嬢様が襲われたんですか!」

「…お前は…もういい」

そう言って俺は博麗神社へ向かう。


執事移動中・・・・

博麗神社


「霊夢!いますか!」

「どうしたの!!」

慌てたように出てくる霊夢。

ここにきた経緯を話す。

「レミリアが!?」

「はい…我々がいながら…」

「で現場にそのナイフが落ちていたと…」

「そうです」

「で…レミリアは寝込んでるのね」

「えぇ」

「このナイフ…魔理沙を刺していたのと一致するわ」

「そうですか…問題はどうやって紅魔館に侵入したかですよ」

「紅魔館の誰かがやったんじゃないの?」

「いいえ…お嬢様の部屋の前の廊下の窓が内側から破られていて表に出た形跡がありました」

まっ実際はお嬢様に睡眠薬を打った後ベットにナイフを置いて走り去る直前に窓を割る。

ま、気付かないだろうけど。

「怪しそうなやつ…あのメイドは?ナイフよ?」

「あいつはお嬢様に歯向かうことはしないそれに…ナイフを教えたのは俺だ…あいつの使うナイフとは1.23㎜の長さの違いがある」

「なによそれ…よくそんな細かくナイフの寸法がわかるわね」

「当たり前だ俺もあいつの持ってるナイフは数本携帯しているが明らかに長さが違う」

「あなたの目は一体何よ?」

「普通の目だ」

「どこがよ…」

「まぁ俺たちはこれで帰る…相手はまだ予測できないなら実力もわからん…1人にはなるなよ」

「わたしが負けるわけないじゃないの」

「お前が強くてもあのレミリアお嬢様でさえやられたんだ…相手は暗殺術に長けていると考えていい…だからなるべく一人ではいない方がいいってことだ…アリスと一緒にいた方がいい」

「だからなんでよ…」

「アリスは1人だ…1人の時の方が狙われるぞ」

「…わかったわ」

これで狙いやすいな…いやー楽しー。

「じゃあ俺は帰る…と…さっきから静かだと思ったら!お前は寝てる場合か!」

立ちながら寝る美鈴の眉間にかかと落としを決める。

「痛ったーい!蹴ることないじゃないですか!」

「大事な話を寝ながら聞くアホが何処にいる!」

「あ…あほとはなんですか!アホとは!」

「お前と話すと…疲れる…中国…帰るぞ!」

「今中国って言いましたね!中国って!!」

「うるさい…行くぞ!」



その日の夜


「全員集まりましたか…」

「どうしたんですか?四季夜さん」

ここには咲夜、小悪魔、パチュリー様、フランお嬢様、美鈴がいる。

「まず咲夜、咲夜はレミリアお嬢様のお側に」

「はい」

「こちらはフランお嬢様、パチュリー様、小悪魔の3人でお願いします」

「えぇ…わかったわ」

「四季夜と一緒がいいー!!」

「すみませんお嬢様…しかし私はやることがあります」

「私と美鈴は見回りです」

「門番は誰がするんですか?」

「今この状況で他の方をこの館内に入れるのはよろしくない…よって門番も休止だ」

「俺と美鈴は四時間交代で見回りをその間はなるべくみんなの周りに目を光らせます」

「わかりました!」

ビシッと敬礼もどきをする美鈴

ここで一旦みんな戻っていった。

「さて…まずは怪しいものがいないかのチェックだ…美鈴は中を…俺は外を見てくる」

「分かりました!」

そう言って俺は消える。

今夜の獲物は誰だろうか…。





スタッ…。

俺は博麗神社の屋根に静かに降りた。

「中には誰がいるだろう…」

1人でそう呟き屋根から降りて縁側を音もなく歩く。

「アリスーお風呂は?」

「入らしてもらうわ」

アリスが出てくるのか…ならちょうどいい…そこを狙う!

静かに待つ……。

待つこと数分…出てきた!

俺はナイフを懐から出してアリスの腹を狙う。

急なことで反応できてないアリス。

「三匹目っっ!?!?」

その直後目の前にもう1本ナイフを構えた咲夜がたっていた。

キィン…。

俺は後ろに下がる。

「お前は……紅魔館のメイドか…執事じゃないのか」

「確かに…なぜ私が出てきたかというと…執事が出れるわけないですよね…四季夜さん」

「「え?」」

「ほう…なぜそう思う」

「まず物事を思い出しましょう…単純ですよ…白黒魔女がナイフで刺されてるのに対してお嬢様は争った形跡がない…のにナイフが落ちている…そして首筋で見つけた小さな後…注射器を使用しましたね?それはおそらくお嬢様をなるべく傷つけないため…そしてあなたがナイフで刺した相手は殺すつもりはない…あなたの部屋から…液体タイプの睡眠薬と止血剤…鎮痛剤が見つかりました」

こんなあっさりバレるとは…さすが咲夜

「………全て正解だ」

「なぜ…四季夜さんが…」

「俺は暇だった…それだけだ」

「それだけで…他人にナイフを突きつけるなんて!あなたは教えてくれましたよね!このナイフは守る為に使えと!このナイフの輝きは!何かを守る為により一層輝くと!」

「そうだったな…」

「あなたが…魔理沙を…」

「すまない…殺すつもりはないんだ…ただ暇で…自分で異変を起こしたかった」

「こんなことごときが…異変?ふざけないで!暇つぶしに魔理沙は刺されたって言うの!」

「…そうだ…な」

「霊符!夢想封印!」

俺に飛んでくる夢想封印。

「ま、しゃーねーか…」

そう言葉を放った後俺は夢想封印にぶち当たった。


次に目をさますと……博麗神社だった。

「あら?起きたかしら?」

「あ、あぁ…」

「…あなた…魔理沙を刺してなかったでしょう?」

…その通りだ…俺は魔理沙を襲った日あれはマジックに使われる刺さったように見えるナイフだったのだ。

そして注射器を首にプスッだ。

「もとより殺すつもりはない」

「そう…それはよかったわ…殺してたらあなたがいくら死なない身だとしても封印してたから」

「そうか…」

「そろそろ魔理沙も起きるんじゃない?」

「あぁ…そろそろだろうな」

はぁ…今度はもっと困難な異変を起こしてやろう。

悲しいことにこの事件は異変ではなくイタズラの範疇で終わってしまったようだ。

「ま、いつまでもここにいるのもなんだし帰るよ」

「えぇ…あ!あと今度宴会するから来なさいよ」

「わかった…お嬢様に伝えとくよ」

そういって俺は霊夢の前から消える。

「次は…絶対異変を起こしてやる…」

心に変な誓いを立てる四季夜であった。


また館に帰ると全員からこっ酷く叱られた。

早くも回復していたレミリアお嬢様にグングニルの槍を投げられたりフランお嬢様にレーヴァテインで追いかけられたり多量のナイフが咲夜から飛んできたり図書館を通った際うえから小悪魔が本を落としてきたりパチュリー様からアグニシャインが飛んできたりしまいにはフォーオブアカインドで四人に増えたフランお嬢様とレミリアお嬢様にボッコボッコにされました。

美鈴には無視されました。

背中に3本ナイフが刺さります…。

もう…二度と異変は起こさないと変なところで心に違う俺でした。












 
 

 
後書き
最後のグダグダ感ハンパないです…。
そして文章…まるで産業廃棄物です…。
いえ…もう産業廃棄物の方が役たってる気が…。
生まれ変わるなら…腐った卵になりたい……。 
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