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緋弾のアリア 黄金の転生者

作者:貴腐
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act3 キンジの初陣、アリアの願望、ゴジータの憂鬱

 
前書き
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それから目立ったこと(強いて言えばキンジがへまをしたことぐらい)もなくアリア、キンジ、そして俺の三者三様の奇妙な共同生活が幕を開けた。正直いってものすごく迷惑である。いくら小学生みたいな体型でも女子がこの部屋に住むというのは厄介なものだ。そもそもキンジが奴隷のなったのは百歩譲っていいとしても、同居人だからって俺までセットにされている。迷惑極まりない。

しばらくは何も事件が起きずに平和に流れていた........。

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「まじかよ......。」

そうつぶやいたのはキンジである

「ようキンジ!そしてあばよ!」

そう叫んだのはキンジの数少ない友人でクラスメイトの武藤である。

キンジの自転車がチャリジャックによって大破して今もなお買い直していない。そして普段バスで行ってるのだがそのバスはたった今行ってしまった。

「歩きかよ....。ぜってぇ遅刻じゃねぇか....。」

そう嘆くキンジ。

ゴジータは既に寮を後にしており、キンジだけが取り残される形だった。

肩を落としながら、とぼとぼと雨の中歩き始めたキンジであった。

------------そして一時間近く歩いて強襲科棟前に到着する。

「ひでぇ雨だな。」

そう愚痴ったとき不意にキンジの携帯電話が鳴る。着信元はアリアだ。

「もしもし。」

「キンジ 今どこ?」

「強襲科とうのすぐそばだ。」

「丁度良いわ!すぐにC装備に武装して女子寮の屋上に来なさい!早く!」

「なんだよ、アサルトの授業は5時間目だろ?」

「授業じゃないわよ!事件よ!私が来るといったらすぐに来る!」

ブツッ ツーツーツー

----女子寮 屋上-----

「ゴジータ、お前も呼ばれたのか。」

「あぁ。授業で出払ってるところに連行された。」

「何があったんだ?」
 
「後で説明しよう。」

「レキ、お前もアリアに呼ばれたのか?」

「.......。」

しょうがなく肩をたたき

「アリアに呼ばれたのか?」

「はい。」

「いつも何の音楽を聴いているんだ?」

「音楽ではありません。」

「じゃあなんなんだ?」

「風の音です。」

「時間切れね。」

そう告げたのはアリアであった。

その後ヘリに乗り込み事件現場へと向かう

「バスジャックだって!?」

と驚愕の声を漏らすキンジ

「武偵高の通学バスよ。あんたの寮にも7:58に止まったやつ。」

「犯人は車内にいるのか?」

「分からないけどたぶんいるでしょうね。今回のも同一犯よ。あんたの自転車に爆弾を仕掛けた犯人と同じよ。」

「ちょうどいい、捕まえてやる。だがどうやってこの情報を掴んだんだ?東京武偵局も動いてるだろ?」

「確かに動いてるわ。でも相手も動いている。準備も必要でしょ?」

「俺たちが一番乗りということか。」

といままで守っていた沈黙をゴジータは破る

「だが武偵殺しは逮捕されたはずだろ。」

と訝しげに聞くキンジ

「それは真犯人じゃないわ。」

(どうしてそこまで、断言する、アリアよ)

と心の中でつぶやくゴジータ

「とにかく!事件はもう起きている!作戦目的は車内にいる全員の救出!」

「リーダーをやりたきゃやれ!だが状況をもっと!」

「武偵憲章第一条!仲間を信じて仲間を助けよ! 被害者は武偵高の生徒よ!それ以上の説明はいらないわ!」

「とにかくだ、救出はしなければならないだろう。武偵殺しかはともかく。」

「キンジ、これが最初の事件になるわね。」

「大事件だな。俺はとことんついてないよ。」

ゴジータはタッピングで「無茶はするな。護衛する。」と伝えておく。

キンジはウィンキングで「分かった。頼りにしているぞ。」と応えた。

「見えました。」

唐突にレキが口を開く

「どこだ?」

キンジが怒鳴る

「ホテル日光を右折しているバスです。窓に武偵高の生徒が見えます。」

「よ、よく分かるわね、あんた視力いくつよ?」

「左右共に6.0です。」

さらっと超人的なことを言うレキである

「パラシュートでバスに降りる。あたしはバスの外側をチェンジするから、キンジは周囲を警戒、ゴジータは先行してバスの中をチェックして!レキはヘリで待機!」

「先行する!」

と言い残して飛び降りたゴジータ。



これが最初に事件だった.....。まさかあそこまで長い戦いになるとは考えても見なかった。






Go For The Next!
 
 

 
後書き
レキ 狙撃科所属。本名を知るものはいない。本人も知らないらしい。Sランク。 
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