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戦国†恋姫~黒衣の人間宿神~

作者:黒鐡
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番外編その4
  対ドウター戦での報告(3)

「とまあ詩乃たちが小波からの報告と夕霧たちが川について話している間に派遣をしたという訳だ。まあ桜花側は問題はなかったが沙紀側があったけどな」

「私たちは桜花さんが来たあとに料理をしていました。こちらは出ませんでしたけど沙紀さん側は出たのですか?」

「ああ出たよ、詩乃。それにだ、中盤に差し掛かった頃に小型と大型が地上に降りていくのを見たので、俺直々に発進した訳だ。待機していた美咲と凜を連れてな。まあそこらへんはあとで話すとして、沙紀が夕霧たちと合流した辺りに指令を出しておいた。下山に行くようにと」

「それはドウターが出るからでやがりますか?」

「まあそこら辺に鬼が出たという報告があってな、一応鬼を駆除しつつも下山にいる確か一二三と湖衣だったか。そいつらの挨拶目的として行かせた訳だ。そしたら鬼と行動していたドウターもいたらしいが」

で、俺はまた語りだしながらドウターでの戦闘映像を出すフェルト。ちょうど夕霧たちがお昼休みをしているときだった。片耳では地上での会話を聞いていたがマイクはオフにしていた。今は戦いのときだ。地上にいる桜花や沙紀には脳量子波で指示が出せるしな。

「MS隊発進後にトレミーの火器管制にてMS隊の援護を。250対1万だ、数はこちらの方が少ないが質でいうならこちらの方が有利だ。特にトランザムが使えるパイロットは使うときは自分で決めてくれ。途中で解除できるしな」

「了解です。各パイロットに指示を出しておきます」

「トレミーを固定し、各砲門を開く。こっからは砲撃手としてやらせてもらうぜ」

「トレミーの回避やその他の動きはゼロに任せる。今の所こちらが優勢だが、相手はドウターだ。いつ奇襲攻撃してくるかもしれない」

『リョウカイ』

そのとき夕霧が光璃たちを恨んでいないのか?という質問が来たので、俺は脳量子波で答えた。まあ確かに内乱を治めたあとの次の日にああなったということにはなった。でもあれは光璃たちが考えた結果とした行動によるものであって、俺は別に責めたりはしないけどあのときの書状だけはまだ苛ついてるときがあると伝えたがそれについては言わないように言っておいた。で、鬼退治についてもだけど俺は夕霧に聞きたいことがあって、沙紀に指令を出した。ザビエルの事をどこまで知っているのか、それと光璃と美空との関係。どうしてあんなに仲が悪いというか、嫌っているのか。それを聞きたくて沙紀に言わせた。

「MS隊の各部隊は、どんどんドウターを倒していってます」

「撃ち漏れの奴らはトレミーで攻撃しているから問題はなさそうだな。あとは次のゲートか」

「まさかまた出現しているとは。ん!この警告音は何だ?」

「トレミー後方よりドウターゲート出現と同時にオープン。真っ直ぐこちらに向かってきます!」

「待機していたMS隊を近くに置いておいて正解だったな。だそうだぞ、マスターフェニックスとクィーンアメリアスに乗っている者たちよ」

「こちらで後方に来るドウターを葬ってみせます。マスターフェニックスの方はトレミーを防衛してください」

「こちらマスターフェニックス部隊長、了解した。トレミーの守りは任せろ」

そして5機のクィーンアメリアスの内3機を行かせて左右の横からもドウターゲートが現れてからドウターが現れたので、あとの1機ずつでドウターたちの方へと向かった。沙紀が聞いたあとに今度は桜花側でも話を聞いていたが同じ話題だった。どうやら桜花がふってみたようだ。そして中盤辺りになってきて俺は違和感を覚えた。前方にいるドウター達の動きが変わったようだ。各MS隊の者たちもその違和感があったようなので、俺は神の力の一つである神眼を発動。まあ心眼とも読むけど、目に見えない真実を見抜く力とも言うけど。そして違和感のあるドウター達を見たら驚くべき結果になっていた。それは正史にて役目を終えた鬼がドウター化していたからである。ドウターの侵攻は物量での攻撃が今までだったのが、今では組織的な感じに動くドウターたち。あと何体か地上に降りるドウターもいた。

「艦長!小型と大型のドウターが何体かを引き連れて地上に向かっています。迎撃部隊では追いつきません!」

「よし。では艦長職を劉零!お前に任せる。俺は地上に降りようとするドウターを追ってくる。あと小型というのなら待機中の美咲と凜を格納庫に呼べ!では行ってくるぞ!」

「はい。お願いします。格納庫へ、ストライクフリーダム一真機を出撃準備をお願いします」

「こちら格納庫。了解だ、いつでも出れるようにしてある」

俺はブリッジから格納庫に向かっている間に量子変換機で戦闘服からパイロットスーツにした。そして格納庫前には呼ばれた凛と美咲がいた。俺はストフリに乗って外に出るからISを纏って外にて待機だと伝えた。俺はストフリの所に向かった。

「一真。ストライクフリーダム、いつでもいけるように整備しといた」

「さすがだ。イアン。では、行ってくる」

と言って俺はストフリに乗り、第三カタパルトデッキにて発進シークエンスに入った。OSを起動させてから各センサーや索敵機能と確認をしてから発進可能になった。

「ストライクフリーダム一真機、発進準備完了。射出タイミングをストライクフリーダムに譲渡します」

「了解。織斑一真、フリーダム出る!」

そして俺が外に出たあとにフリーダムの手にISを装着した凜と美咲を乗せてからの急加速。そして追撃をしに行った。ここは高度1万フィートから3万フィートの中間点だけど俺らは問題なくドウターを追った。そして沙紀たちが夕霧と話していて長尾から書状が届いたところで、会話音が変わった。この声は美空たち長尾勢と一真隊の一葉と梅たちだな。一応長尾勢と一真隊が動いたら自動的にゼロからの指令で無人偵察機が動くようにしたんだったけな。それで聞いていると夕霧がいう長尾からの書状を幽が言いそうだったので、記録として録音した。

『ええと・・・・はいどーもー!上杉憲政様から家督と関東管領を相続した、長尾景虎でーす!もうちょっとしたら改名するけど、まだ景虎でいくねー。よろよろー。関東管領は関東一円の武士の元締めでーす!鎌倉公方直属で、守護だの守護代だのよりも偉いんだよ!あ、甲斐武田は甲斐の守護だから分かってるよね?ね?っていうかぁー、海なし国の守護ごときがなに色気出して信州なんて進出してるわけ?ぶっちゃけ目障りなんですけどー!どーせあれでしょ。信州の先に狙ってるのは越後だよね?海欲しい?そんなに海と湊欲しい?まああげないけどね!残念でしたー!それに、今まではお飾りの関東管領だったから好き勝手だったかもしれないけど、これからがそうはいかないからね!甲斐は関東の一部なんだからね!い・ち・ぶ!文句があるなら、弓矢もって来たらいいわよー?でもねー、景虎チョー強いから覚悟してね♪悪漢どもに御仏の慈悲は無用なんだよっ!あと、元々北信濃に居た領主ちゃんたちも管領さまを頼ってきてるのよねー。だからさっさと北信濃から撤退して、甲州に戻んなさいな、山猿ちゃん♪・・・・・・・意訳すればこんな感じですかな?』

『うむ。あっぱれである』

『光栄の至り!』

お前ら高度5千フィートにいる俺達の翼につるしておこうか、ええ!ってそんなことツッコんでいる場合じゃなかったなと思ったら、大型ドウターの降下ポイントを計算してくれたミレイナによるとちょうどそこにいる美空たちの目の前に落ちる事らしい。おいおい、本来なら俺いない場合何だが。まあいいか、声を出さないでいればいいし。俺の機体とは知らないはずだ。

「隊長、どうしましょうか?」

「本来ならあの書状について文句を言いたい所だが、作戦通りの行動で行くぞ。小型ドウターたちが地上に降りたら美空たちは武器を抜くと思うが、その前に叩く。行くぞ!」

『了解!』

そして作戦通りになって小型が降りてきたときに美咲たちを瞬間加速させてから地上に降りた。そして大型もゆっくりと降りたが、俺はライフルで牽制してからビームサーベルで何回も斬った。そして消滅する前にこいつらの遺伝子を回収させた。そして俺は先に空に戻ったあとに美咲たちが空へと上がった。 
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