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魔法科高校~黒衣の人間主神~

作者:黒鐡
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入学編〈上〉
  織斑家での生活

「お帰りなさい、一真さんに深雪」

「ただいま深夜。来賓者の中に真夜がいたぞ」

「ただいま帰りましたお母さまに穂波さん」

と俺らの家に帰ったら出迎えた深夜と穂波さん。俺らの家はそんじょそこらの一戸建てより大きい。俺ら7人が住めるようにして、あとは部屋の数を少し多めにした感じだけど。あとは地下にCADの調整や研究ができる部屋と魔法を実験できる部屋が地下2階にある。これはここを建てるときに俺がリクエストしたからだ。俺の部屋に戻ったら制服を脱いだら各装備を机に置く。いつ使うか分からない拳銃もあるが、校内では威嚇発砲なら許可をもらっている。俺ら護衛付きという意味を知っているのは生徒会役員と風紀委員のメンバーと十文字会頭くらいか。装備を量子変換させてから量子変換機で制服から普段着に着替える。リビングに行くとちょうど着替え終わった深雪と共に深夜と何かしていた。深夜に深雪の部屋着は21世紀からのファッションと言う感じになっている。夏になると露出度が増すが、俺はもう慣れている。奏や深夜に似たなと思いながら作業をしていた。

「一真さん、何か飲み物を飲む?コーヒー?それとも紅茶?」

「そうだなー。では紅茶でミルクで頼むよ」

キッチンへ向かう深夜に続いて深雪もお手伝いで向かう。穂波さんは今日の夕食の準備で出かけている。深夜の護衛だが、今は俺達がいるからな。おっと、月中基地支部から通信が届いたな。入学祝いだったが、クルー全員からの祝いの言葉を受け取ったあとにどうやら微妙だがゲート反応があるとの事。いつ開くか分からないが、一応との事だった。あとはメールだったが蒼い翼からの祝いメールが傘下会社や国際魔法協会の上層部からもだったけど。

「そういえば現代はホーム・オートメーション・ロボットが普及されているが、うちは今でも台所に立っている。それも料理から掃除まで人の手でやっている」

「俺らぐらいですよね。その少数派に属していることを」

「そうじゃなきゃ料理の研究とかしないわよ。それに一真さんの料理を食べるのも、実は楽しみなのよね」

「食べたら女のプライドが粉々になるけど」

俺らの護衛と運転手である蒼太、沙紀、結衣がそう言った。深夜や深雪と穂波さんは機械音痴じゃないし、友人=部下が来たとしても手でやる事が多い。今後の友人が来てもだけど。お湯は電気で使うもんで、コップにはそれぞれの専用コップを持っている。あと学校以外の用事は結婚指輪をはめている事が多い。これは深夜との結婚指輪と思われがちだが、奏との結婚指輪だ。

「さあさあ、皆さんの紅茶が出来ましたよ。一真さんはミルクティーで、蒼太さんたちはストレートティーでしたね」

「ありがとう深夜」

と言いつつも飲むと美味い。茶葉も取り揃えているからな、蒼い翼でも客が来たときと同じ出す物をこちらでもある。この茶葉を作ったのは拠点にいるルシファーが作ったのをわざわざ送ってくる。コーヒー豆もそうだけど。やはり飲み慣れているのが一番だと思う。それからテレビ局の者が入学式で撮って編集したのを暗号通信で届けてくれたのを深夜たちと一緒に見た。主に深雪や来賓者だったが、なぜか俺も映っていたけど。

「一真さんは新しい友達になれた人はいるの?」

「いきなりだな。まあいたよ、護衛付きがいるから近付かないとばかり思っていたが」

「深雪は?」

「私もお兄様の仲介により友達になりました。ただこちらから見る視線が少しですが」

「もしかして一科生が二科生と話しているところを見たかしら?」

「その通りだよ深夜。一真さんたちの見る目は何というか、あまり良くない目で見てたようだけど」

深雪は生徒会に誘われているし、俺らと話していると悪い印象になると思う奴らがいるのだろう。特に見下すヤツは。と飲み終ったのと同時に穂波さんが買い出しから帰って来たので今回は入学祝いとの事なので、普段より奮発したとか。食い終わったら俺は魔法研究するというのは建前で、ホントは各会社のメールを読んでいた。コンピューター室でもあり魔法やCADの調整をできるところとして使っているけど。最新スペックだから、普通の家庭では持っていないパソコンだし。それに俺はタイピングが得意だから全てキーボード打ちというのは超が付くほど珍しいと言われている。 
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