魔法科高校~黒衣の人間主神~
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原作前~大漢崩壊~
ソレスタルビーイングの初陣
俺達は、とあるホテルの大部屋で行われていた会場にて待機していた。そこには、横机に各国の魔法師である少年少女が並んでいて交流会をしていた。交流名『少年少女魔法師交流会』現在西暦2062年で、ここはアジア台北にある会場にいる。
原作だと、四葉真夜が大漢に誘拐されて救出されてから四葉家による報復活動にて、大漢崩壊へとなる事だ。そうならないように俺達ソレスタルビーイングの初陣である。『少年少女魔法師交流会』は、国際魔法協会アジア支部主催の交流会となっているがそれは表だ。裏での主催は、謎の財閥として名前が有名である蒼い翼である。
まあそこの社長兼司令官がこの俺織斑一真なのだが、本名だと色々とまずいのでビジネスでの社長名を零達也にした。深雪は社長令嬢なので、表では零雪音にした。ちなみに姓名をゼロだが十師族には入っていない。
十師族自体の権力とかは、表は政治の裏側では司法当局を凌駕する権勢を持っているとされているけど裏では持っていない。要するに零家である俺と深雪が、その権力を掴んでいるという訳。姿は出さないが名前だけ公表しているので、容姿はバレていない。今の姿はこの外史での姿ではなく本来の姿だ。
大漢がこの会場で、誘拐されるとの情報があったのは三日前。まだ第三次世界大戦が勃発中の中だが、情報提供者は国際魔法協会上層部の一人が脳量子波での事だった。俺と深雪はそろそろかと思い、月中基地支部から日本にある蒼い翼で社長業として働いていた時だ。
ソレスタルビーイングのメンバーはこの会社の地下にいるか、国際魔法協会のスパイとして動いているからな。まあそのスパイが全員旧国連軍の上層部だけどね。
「ふむふむ。この戦争中でも企業としては黒字か」
「お父様、お茶が入りましたよ」
「ありがとう雪音。今は名を変えているが慣れたかな?」
「はい。お父様としては変わりませんが、本名で名乗りますと私達が表舞台の支障が出ます。それに名前に雪が入ってますし、お父様のは原作の名前を使ったのですよね?」
「ああ。元々この外史・・・・いや正史にて存在する兄妹の名前を使った。まあこの外史では、俺達がその兄妹の役目をする事になる。ビジネスネームとはいえ、十師族を従わせている力を持っているからな。ソレスタルビーイングの時は、本名を名乗る方がいい『織斑少将』おっと連絡が来たようだ。雪音にも伝わっている様子だな」
『織斑少将、今大丈夫ですかな?』
『こちらは大丈夫だ。今休憩しているし、この会話は俺と雪音、深雪のビジネスネームな。聞こえているよ』
『なるほど。確か零家の者でしたか、十師族を束ねる家でしたな』
『はい。それより何か情報が掴んだようですか?』
『はいそうですよ。深雪さん・・・・じゃなくて織斑中佐でしたか』
『今は名前で呼んでもらった方が嬉しがると思うが、それより用件を聞こうか。ところでそちらは大丈夫なのか?国際魔法協会本部にいるのだろう?』
『大丈夫です。今は休憩室におりますが、ここにいるのは全て我々ソレスタルビーイングの者達です。それより連絡事項をお話しましょう。今の西暦は2062年ですので、台北にて「少年少女魔法師交流会」が行われます。それと場所については、既に少将のデバイスにて暗号通信で送りました』
『今見ているがそうか、三日後に行われるという訳か。俺達ソレスタルビーイングの初陣だな』
『はい。この情報を知り我々が一塊いると怪しまれるので、自室にて連絡をしたという感じです』
『了解した。これより俺達は、社長業からソレスタルビーイングとして動く。バックアップとしていつでも情報を新規で頼む』
『承知しましたが、まあすぐに伝わるでしょう。ではまた新しい情報があり次第伝えますので、これで失礼させていただきます』
そう言ったのを最後に、脳量子波での会話は終了と同時に俺達は動いた。まず社長業を全て、副社長である青木副社長と秘書達に任して俺と深雪は地下へと向かった。それとソレスタルビーイングだと長いので、略称としてCBと使う。
地下にいるソレスタルビーイング多国籍独立機動部隊ブラック・シャークの隊員達は、訓練中だった者や休暇の者もいたが、俺と深雪が登場してから精鋭部隊五十人集めて、ブリーフィングルームに集合し着席。
「訓練中や休暇中だった者もいるが、これより俺達ソレスタルビーイングの初陣を飾る為の作戦行動を開始する」
そう言ったらザワザワしていたが、すぐに静粛にという副長劉零と俺の娘である深雪。
「まあザワザワするのはしょうがないが、お前らも知っての通りこの外史での出来事については熟知している。これがこの外史での出来事を時系列にしたものだ。今は西暦2062年だからここだ。三日後台北にて行われる『少年少女魔法師交流会』がある事を、我々のエージェントからの情報だ。まあこちらの時系列通りだが、そこで我々は交流会に潜入し保護目標である四葉真夜を保護または誘拐未遂での救出活動と、その後の対処として大漢を粛清をして国家崩壊までな。ここまでで何か質問はないか?」
「はい。武装はどうされるおつもりでしょうか?相手は魔法師と予測されますので、キャストジャミングを行う可能性は高いですが」
「それについては問題ない。お前らの装備は魔法及び異能の力を全て無力化させるモノだ。例えキャストジャミングをしたとしても動けるし、魔法も使えるが我々の武器は魔法もいいが、あくまで銃火器とISとなる。あちら側のデバイスは今の時代だが、我々のは最新型のデバイスを特化型や汎用型を持たせてる。最早俺達は人であって人ではない存在。まあ俺と深雪は神でもある。他に質問はあるか?」
他に質問がなかったので、これにてブリーフィングは終了しそれぞれ軍服からスーツに着替えた我々は出撃。一回目の介入をする為、四葉家の報復をさせない為に動く事になる。俺達は名を名乗らないようにして、呼称として俺はシャーク1、深雪はシャーク2とした。他の隊員達も、シャーク50まで決めた後俺達は、地下道路から台北に向けて移動を開始した。
そして今に至ると。我々は二十五人ずつに分かれて行動をし、外部からのバックアップ班と会場内部でのスパイ狩り班。内部として俺達が会場内部にいて、誘拐班を待つ事となる。外部の班は、内部に大漢のメンツがこの会場に来てから動けと命令をしてある。
「お兄様、今の所は何もなさそうですね」
「そうだな雪音。それに俺達は、ソレスタルビーイングだから本名は名乗れない。まあ俺は一真として動くが、深雪は雪音で勘弁してくれ」
「分かっております。それがお兄様の作戦なのですから・・・・外から物音が聞こえてきました」
俺達が会話をしていたら、外から警備員の声が聞こえて会場は何事だと思いながら、席に座っている少年少女は動こうとしないでいた。傍には大人がいるから、すぐに対処してくれるだろうと思っていた。その時ドアが蹴り飛ばされて会場に入ってきたので、武装集団が銃火器を構えた。キャストジャミングにより魔法を使わせないようにした。
「動くな!俺達は大漢の者だ!ここにいる者達を誘拐する為にな!全員ターゲットを確保せよ!」
動き出した大漢の者達だったが、周りにいた魔法師達はキャストジャミングされて動けないが、俺達はリーダー格が確保と言った瞬間に動いた。確保されそうになった少年少女達は、俺達が迅速に動いたお蔭で守られた。魔法を使えない展開となっているはずなのに、余裕で魔法を使っている俺達だった。
「な、何故だ!なぜお前達は動けるんだ。魔法師の癖に!」
「俺達が普通の魔法師ではない事を思い知らせてやる。ここにいる者達よ、全員聞け!我々はソレスタルビーイングの者達だ!」
発言後に、銃火器で攻撃をする俺達と魔法やシールドビットにより、守られている少年少女達。大漢の誘拐犯に確保されたが、取り返した者は丁度俺達の保護対象であった四葉真夜と七草弘一。俺と雪音で確保した。
その後、誘拐犯は外部班により殲滅された事により俺達は保護対象達を各国に帰す為、蒼い翼の副社長の手配により帰国した。四葉真夜と七草弘一は、俺と雪音の元、日本に帰国後に四葉家に向かった。保護した直後の会話もした。
「あ、貴方達は誰?」
「俺達はソレスタルビーイングのメンバー。それよりもここを動くなよ?まだテロリスト達が、この会場内にいるので、それを殲滅させてからお前らの家に帰してやる」
「ソレスタルビーイングって、確か新国連軍の名を語る組織名。俺達をどうして保護をする!」
「決まっているだろ?目の前で誘拐されるような出来事を、俺達が見過ごす訳ないだろう七草弘一」
「俺の名を知っている?という事は真夜もか?」
「そうですよ。私達は、貴方達の事を知っていますし、貴方達の関係についても」
シールドビットによる銃撃を受けながら、会話をしてから俺達は誘拐犯を殲滅した。その後の会見をする為にスーツを着ての会見となり、場所はこの会場になった。荒らされたままだと癪なので、時間を巻き戻した事でまるで事件が無かった事になった。会場を整えてから緊急記者会見をした。
メディアは、主に日本とアジア関連の所で無論、保護された少年少女達は別の部屋で待機となった。テロリスト共が来てからの銃撃戦もあったが、俺達の女性隊員による癒しの効果で治まり、発狂や精神面も緩和した。会見が始まり主役は俺達、本来なら国際魔法協会アジア支部だと思うが司会は俺達のバックアップ側だったCB隊員達だ。
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