(仮称)Fate/Irregular night
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四次アサシンはマスターに恵まれれば一体も脱落しなかったと思う第3話
結局、三時間程大人達の説教が続き、現在午後11時。
本来なら一時間程度で済むはずだったが、途中でアイリ、葵、クラウディア、紅美、璃正、シャーレイ、ナタリア、舞弥、アサシンズが合流。事情を聞いて説教に参加し、説教時間が延長された。カレンは麗、クロエ、純白、茜の面倒を見つつ説教されている五人をトテモイイエガオで見ていた。
説教が終わり、現在衛宮家の土蔵にほぼ全員が集まっている。因みに、麗、純白、クロエ、茜の四人はまだ五歳なので流石に寝ており、アサ子以外のアサシンの人格はアサ子を主人格にして一体に合体しており、母親達は子供達と共に就寝した。
土蔵の地面には魔法陣が5つ。取り敢えず、桜と士朗と白野とイリヤが同時に召喚し、触媒無しの凛が最後という順番となっている
「「「「素に銀と鉄。
礎に石と契約の大公。
祖には我が大師シュバインオーグ。聖杯の大母アインツベルン。使い魔の大公マキリ。魔道の師ヤマト。破壊の女帝ブルー。創作の頂オレンジ。魔導の元帥バルトメロイ。封印の豪腕マクレミッツ。暗殺の傑物ナナヤ。魔眼の師リョウギ。星の端末ブリュンスタッド。」」」」
「「「「降り立つ風には壁を。
四方の門は閉じ、
王冠より出で、
王国に至る三叉路は循環せよ。」」」」
「「「「 閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。」」」」
「「「「繰り返すつどに五度。
ただ、満たされる刻を破却する。」」」」
「「「「――――告げる。」」」」
「「「「―――― 告げる。」」」」
「汝の身は我が下に、我が命運は汝の“暗器”に。」
「汝の身は我が下に、我が命運は汝の“砲”に。」
「汝の身は我が下に、我が命運は汝の“拳”に」
「汝の身は我が下に、我が命運は汝の“杖”に。」
「「「「聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ。」」」」
「「「「誓いを此処に。
我は常世総ての善と成る者、
我は常世総ての悪を敷く者。」」」」
「されば汝はその身に敵屠る数多の武器隠せて侍るべし。
汝、戦の中に躍る者、我は戦場を示せし者── 」
「されば汝はその目に気力を宿して侍るべし。
汝、三槍を持ちて戦場を駆ける者、我は戦場を整える者── 」
「されば汝はその身に最強無類の技宿して侍るべし。
汝、無数の神技持ちし者、我は其の神技を讃えし者── 」
「されば汝はその身に奇蹟成り得る叡智を持って侍るべし。
汝、奇蹟の正しき式を識る者、我は器と力を奉る者──」
「「「「汝三大の言霊を纏う七天、
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」」」」
詠唱が終わると同時に、魔法陣が眩く光る。少しして光が収まると、魔法陣の中には第四次聖杯戦争の関係者からすれば懐かしい人物が2人と、はじめましての2人の計4人が立っていた。
『……サーヴァント、アサシン。喚び掛けに応じ、見参。問う。赤毛の少年。君が、俺のマスターか?』
「砲撃手のサーヴァント、ランチャー。喚び掛けに応じて現界した。君がオレのマスターかな? 紫髪のお嬢ちゃん。いや、桜か?」
『喚び掛けに応じて現界したファイターのサーヴァントだ。銀髪のお嬢が私のマスターかな?』
『余、キャスターのサーヴァント。喚ばれた気がしたから来た。マスターは汝か? 茶髪の少女』
黒い靄を纏い、仮面をした暗殺者――迦楼羅が士郎に、三槍を持った砲撃手――一刀が桜に、特に武器らしいものを持っていない拳闘士――迷彩がイリヤに、五本の杖を持った魔術師――ズェピアが白野に問を投げる
「ああ、その通りだ。よろしく頼むよ、馬謖さん」
「はい、そうですよ。宜しくお願いしますね、一刀さん」
「ええ、そうよ。よろしく頼むわ、敦賀迷彩」
「そうだよ。ヨロシクね、ズェピア・グライガンツ・フォン・スカーレットさん」
楽しげで嬉しげな色を浮かべて、紫髪の少女と赤毛の少年と銀髪の少女と茶髪の少女達は不敵に応えた。
後書き
~祖には我が大師シュバインオーグ
キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグの事。第二魔法「並行世界の運営」の担い手
「気に入らないから」という理由で「月世界の王」こと朱い月に喧嘩を売り、そのまま倒したぶっ飛んだ翁。しかし、朱い月に噛まれたことで自身も死徒になり、死徒二十七祖第四位に数えられている
士郎達の魔術の師の1人
~聖杯の大母アインツベルン
ユスティーツァ・リズライヒ・フォン・アインツベルンの事。大聖杯の中には未だ彼女の身体が収まっている
~使い魔の大公マキリ
マキリ・ゾォルケンの事。魂はキラの精神世界に送られ、精神世界内でキラの使い魔や斬魄刀、妖怪達にヴォッコヴォコにされた後に地獄に叩き込まれた。蟲の支配権は雁夜に移った
~魔道の師ヤマト
キラ・ヤマトの事。士郎達の魔術戦闘の師の1人
~破壊の女帝ブルー
蒼崎青子の事。第五魔法「魔法・青」の担い手。破壊の権化と言っても過言ではない程に破壊に特化している。ただし、それと同じくらい復元にも特化している。
士郎達の魔術の師の1人
~創作の頂オレンジ
蒼崎橙子の事。順当に行けば第五魔法「魔法・青」を受け継ぐ筈だった最高峰の人形師。急な予定変更で妹に第五魔法を教えた祖父をぶち殺した人。正直に言えばそこまで妹の事は嫌っていない。所謂、『喧嘩するほど仲がいい』という関係。凛とは何か通ずるモノが有るのかメチャ仲良しである
士郎達の魔術の師の1人及び取引相手
~魔導の元帥バルトメロイ
バルトメロイ・ローレライの事。英霊が十三人も受肉した事に関心を持ち、その序で程度の扱いだが士郎達の事を可愛がっている。
士郎達の魔術の師の1人
~封印の豪腕マクレミッツ
バゼット・フラガ・マクレミッツの事。ロード・ベルベットの提唱する現代魔術論に理解のある人の1人
士郎達の魔術の師の1人。
~暗殺の傑物ナナヤ
遠野志貴(七夜志貴)の事。双方合意の上で11股掛けてるとか……
士郎の魔眼制御の師の1人
~魔眼の師リョウギ
両儀式の事。旦那とその嫁と自分の三人家族の大黒柱。キラや橙子に仕事を斡旋してもらってる。
士郎の魔眼制御の師の1人
~星の端末ブリュンスタッド
アルクェイド・ブリュンスタッドの事。姫アルク状態。真祖の姫。志貴の嫁一号
士郎達の対人外戦の組手相手
シュバインオーグ以外は其れっぽい感じの称号(?)をテケトーに取っ付けただけのオリジナルです。
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