知らない世界
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第六話
暗い…またか…なぜ?おれここに…明るく…。
「あやや?霊夢さん!起きたみたいですよぉ?」
「ここは?」
「博麗神社ですよ?」
「あんたは?」
「はい!私は、清く正しい射命丸文です!」
「よくさっきまで敵だったやつに名前を教えられるな…」
「はぇ?まだ敵なんですか?」
「いや…もういい…敵ではない」
「あんた何者?」
「巫女…」
「それにあんた人間?妖怪?」
「俺は白蛇山の棟梁をしている…俺はとあることで半妖になった」
「そ」
「ところで白蛇でしたよね?」
「そうだが?」
「たしか昔の資料に乗ってますよ!一つの山に居を構えて縄張りに入ったものは人間以外全て惨殺したとか?」
「おぉかた当たりだ」
「だったらすごく昔の!何歳ですか?これはスクープですね!」
「さぁな…歳はもう数えてない」
「どぉりであんなに妖力や霊力が高いわけね」
「いや…俺はまだ…全開ではない」
「負け惜しみ?」
「に聞こえるだろうが俺の能力は一つではない」
「はぁ?」
「俺は妖怪と人との大戦のとき爆発で能力、霊力、妖力が五つに分かれた…そのうち四つがいまだ何処かで存在しているはずだ…」
「あんた…ほんとデタラメね」
「あわわわわ…」
「大丈夫だ…もうあんたらは襲わない…今回は済まなかったな…幻想郷の妖怪の力がどのようなものか…見ておきたかった。」
「そうだったんですかぁ?おどかさないで下さいよぉ…怖かったんですから!」
「済まん…ところであいつらは?」
「今は魔理沙と椛が治療してるはずよ?」
「そぉか…俺もあまり体に力が入らない…か」
「ほぇ!?」
俺は目の前にいた射命丸にもたれかかっていた…。
「済まない…体に力が入らなくてな」
「いいいいいいえ!いいいいんですよ!不可抗力です…」
何故か顔が真っ赤手前なんだが?まぁいい。
「ところで幻想郷にはあんたら以外にも妖怪がいるんだろう?」
「えぇ…それはもうたくさん…」
「何故そんな困った顔をする?巫女よ」
「霊夢でいいわ」
「そうか…永琳…元気なのか…いや…あいつは人だ…しんでるか…」
「永琳って…八意永琳のこと?」
「知ってるのか!?」
「え、えぇ…今は永遠亭にいるはずよ?」
「ちょっと…行ってくる…こいつらを頼む」
「ちょっと待ちなさい!体を休めないと!」
「いいえ!私が責任もって連れて帰ってきます!」
「分かったわ…好きにしなさい」
「ありがとう…射命丸」
「文でいいですよ」
そうして俺たち2人は永遠亭へと飛び立った。
「ここが永遠亭か?」
「はい!」
「ウサギだらけだな…人型の」
「永琳はどこにいる?」
俺は目の前にいたウサギの少女に声をかける…が逃げれてしまった。
俺なんかしたか?
「多分輝夜さんのとこじゃないですかねぇ?」
「じゃあ行こう」
と言ったが目の前に見知った姿の女性がいた。
「永琳…」
「まさか…あなたは…刹那?」
「お邪魔でしょうか?」
「久し振りだな…」
俺は危ない足取りで永琳へと近づく。
「刹那…」
パン!
俺は気付けば永琳に平手を食らわされていた。
「済まなかった…だが命令は守ったぞ…生きてる」
「なにが…済まなかった、よ…ほんとに心配したのだから…」
私はあの日からずっと何かわからない喪失感を感じていた…。でも今分かったわ…私は…刹那が好きなのね…。
「本当に済まなかった…」
そう言いながら俺は前のめりに倒れそうになるが………永琳が抱きとめてくれた。
「ありがとう…俺はてっきり永琳はもういないものだと…」
「私はここにいるじゃない…」
「あぁ…よかった…本当によかった…」
そう言った俺はそのまんま膝を折り永琳を抱きしめた。
永琳も膝をつき少し驚いたが抱きしめ返してくれた。
「あややや…私は完全に蚊帳の外じゃないですか…」
少し羨ましそうに永琳を見つめながらそう思う文だった。
じょじょに溜まったものが出てくる…。すると勝手に…目に涙が溜まり永琳をさらに強く抱きしめる。
「本当によかった…で?なんで生きてんだ?」
やっと永琳を離す。なにやら残念がる永琳が見えたが…。
「それは長くなるけど?あなたこそなんで?」
「俺の寿命は永遠に近い…だからだよ」
「なら私も一緒よ?」
「そうか…」
安心したからか動かない体に鞭を打ってきたからか睡魔が襲ってきた…。
「永琳…す………だ…」
「え?」
俺はそのまま倒れ眠ってしまった…。
「さっきなんて言ったのかしら?」
「さぁ?」
それを知るのは彼自身…。
後書き
どぉでしたでしょうか?
まさかこのまま永「おい作者」
「ん?」
「このまま投稿してみろ…殺してやる!」
「画面の中の文字だけの君に何ができる?」
「メタ発言やめろ…」
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