悪魔と人間
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第十五の罪
前書き
血の盟約 悪魔の契約方法の一種、悪魔と人間が互いの血を体内に流す事で契約する儀式。メリット、悪魔は人の血を使う事で味覚(一部例外)を感じたり人に化けたりすることも(一部例外)可能、人は化け物じみた能力を得られたり、不老不死になる。そしてこの盟約の最大の効果は悪魔と人が融合し強力な魔人となる芽吹の魔人化とは少し違う。デメリットはこの契約は契約者と悪魔を一心同体にする契約術のため片方が消滅や死んだりすると片方が消滅する。しかしこの契約法、失敗確立が高いため大体はそっちの方で死んでいる
欧州の悪魔 吸血鬼や狼男などポピュラーな面々が多く、アジア、南北アメリカ、オセアニア、アフリカの悪魔と比べると数も少なく戦闘能力も団結力もそんな高くなく、孤立で行動か少数精鋭で行動している。人間を差別し襲う傾向の悪魔もいる例ゴブリン、狼男、竜人逆に悪魔の中にもそんな差別をせず比較的友好的な築こうとする連中もいる例妖精、人魚、エルフなどがいる。しかし宗教上、上記のものは悪とみなされ、エクソシスト達に虐殺され段々と衰退している。一方アジアの悪魔は神に匹敵する強さを持つ者がいるがそうのが殆ど元々シャイで人見知りな連中が多く、影にひっそりと暮らしている。
あの日から数日、懐も白髪になったもののすっかり元気になりヴァン三日間ずっと寝ていたがすぐ元気になり、あの夢をひっくり返し、普通の日々に戻った。そして夜、銭湯帰り
「あーいい湯だった、やっと疲れが取れたぜ」
背筋をグッと伸ばすヴァン、それに頭を気にしている懐
「ふーん良かったね取れてそれにしても元気になったのは良かったけどなんで白くなったんだろ髪」
「まあ気にするなそのうち黒くなるから」
と落ち込む懐を励ますヴァンそして、突き当りの角の電柱に黒いローブを被った二人組が突如として懐とヴァン達の前に堂々と立つ
「止まれ神に抗いし悪魔よ、貴様らを探すのに一体どれだけ苦労したか」
「だがそれまでここで貴様ら消しそして悪魔を全て消すことで世界に平和が訪れるのだ」
と二人が唐突に話す中、ヴァンと懐はひそひそと話をしていた
「ねぇヴァン何あれ中二病」
「いや違うだろどうせ危ない宗教の勧誘だろ」
とそのまま通り過ぎようとしたら、黒いコートを着た二人組の一人が大きな声で怒鳴る
「おい貴様ら話を無視せずちゃんと聞け」
と言われ振りむく二人、そこには御でこに刺青をいれてる。瓜二つの顔の男、二人組いた。その御でこの刺青を見た瞬間ヴァンは驚く
「おいてめーらがなんでこんな所にいるんだよ」
というと眼鏡を掛けた男が
「それはこっちのセリフですよ、夜の闇に潜む貴方方を探すのは、困難でしたが今年の聖夜の晩あなたがt」
「てめーらの潜伏先を見つけようやく貴様らを見えたがしかし、一人がこう言ったんだ」
ヨーロッパの奥深くの森、通称迷いの森そこはヴァンが強い結界を張ってありそこに吸血鬼達がひっそりと平穏に暮らしている。しかしヴァンが一時的に力を失ったさいその森に張ってあった結界が解け、そこの近くで見張っていた。エクソシスト達に見つかり大虐殺が行われた。そしてそのさい王の吸血鬼の一人を拷問した所、「王はもうここにはいないお前がいくら探しそうたな」と言い死んだだが、その後少し残っていた。資料でヴァンが日本にいる事を確認し訪れたが資料もかなり古いもので、おまけに住んでた場所も変わったてたせいで探すのに半年かかった。それを聞いた瞬間、滅多に涙を流さないヴァンが地面を脚を付き拳を地面に叩きつけ大号泣した。
「くそ、すまない同胞たちよ、我が不十分なばかりに」
その光景をみたエクソシストの一人が大爆笑ながら、嘲笑い踏みつけた
「ギャハハハ悪魔がそんな事言うのかよ、」
「取り消せ」
「へっ...何でぐじゃば」
と後ろには鬼気迫った顔の懐が手には何処から出したか不明の刀でヴァンを嘲笑い踏みつけた男を切り裂いた。それをみた驚くもう一人のエクソシスト、そして一番動揺したのはヴァンだったそして懐に
「どうしてなんだ、どうして関係ないお前がどうして、我らの問題に首を突っ込む何故だ」
と言われると
と言うとヴァンはサラりと
「はっ同僚だからに決まっているでしょ」
と回りに赤い蝙蝠が回りにとび顔にはヒビらしき模様があり、それを見たヴァンは驚嘆した。そして懐の力に呼応するように、同じく顔にヒビ模様がうかんでいる。そうこれこそが血の盟約最大の効果、人が人の姿まま悪魔の力を限りなく使える。このことはあの本にも書いておらず、ヴァンもただ唖然していたが、エクソシストはすぐに危険と判断し、手から斧を精製し、その斧で後ろから懐を斬り裂こうした。
「あなたは、今後我が組織の有害因子なりそうなのでなる前に消えてもらいます」
「おい八後ろだ避けろー」
ヴァンは懐によけろと言うが懐は微動だに動かなく、エクソシストはそして斧で切り裂いたと思ったが
間一髪、刀で抑え、尽かさず斧を持ったエクソシストごと遠くに飛ばし一旦ヴァンのいる所に退く、そしてヴァンに一体何なのか問う
「ヴァン一体何なの君とあの人の関係、後この不思議な力は何」
と言われヴァンももう誤魔化せないと核心したヴァンは、全てを白状した。自分が悪魔だということ、エクソシストと自分たちの関係、そして懐が悪魔の力が使えるのと白髪になった原因を全て話した
「というわけなんだ、すまない八」
と謝るが懐は
「そういことなら先に言ってくれよ、白髪の原因だっててっきり老化だと思っていたけどそんな事か」
「おい怒ってねーのかよ、こっちは腹をくくっていたのに」
てっきり激怒してると思ったヴァンだったが、懐はヴァンの頭を鞘でポンッと叩いて
「バーカそれくらい事でこの町の人間が気にするか、君があの時、絶対助けるって、言ったから今自分は生きている。だから次は自分の番だ」
と言うとヴァンは
「お前、本当にいいやつだな」
と顔に手を当て、涙を流すヴァン、そこに斧ごと飛ばされたエクソシストがようやく来ていた頭から血を流し、激怒した顔だった。
「あなた、よくも私を吹っ飛ばしてくれましたねーお二人まとめて地獄に送って差し上げましょう」
と斧をもう一個だし、明らかにさっきの様なヘラヘラと笑った顔つきで頭の血が登った顔で、それを見たヴァンと懐は、
「ヴァン準備はいい」
「ああこっちも久々の戦いだが、お前がいれば誰も怖くない」
といいヴァンは回り黒い蝙蝠が飛びまわり、服が変わり、吸血鬼らしい服装に変わった。それを見て驚く懐
「あっヴァン何その格好いつのまに着替えたの」
「いやさっき念じて変えた」
と言われ懐も真似しようとした瞬間
「何を喋っている私を舐めてるのか」
エクソシストがヴァンに後ろから不意打を掛けようとした瞬間ヴァンの姿が忽然と消えた。一体何が起きたか分からず驚いているエクソシストだが更に追い打ちをかける
「おい八一体なにやった」
「アハハハヴァンの真似したらこうなった」
とそこには朱色と青の瞳、金と白のグラデーションヘアそして幕末当時の軍服を着た懐の姿だった。それに驚く両者だが懐は
「ヴァンこれって君が言ってた血の盟約の力」
「ああ多分そうだがまあこれで」
懐は顔をニヤッとさせ
「ああ、あいつに確実に勝てる...」
それにエクソシストの投げた斧が背中に直撃した。
「馬鹿め、下等な悪魔である貴様がこの高貴な私に勝てるとでも思いましたか」
勝ったと思い余裕な顔を見せるエクソシストだが、
「はっ馬鹿言ってるのはお前だ。さっきの攻撃昔の俺だったら致命傷だが今は違う」
と先程受けた傷がまったく効いてなかった。エクソシストは悪魔に有効である銀でできた武器を投げたそれは大概の悪魔に確かに致命傷の一撃だが、今ヴァンには、懐のいや人の力が流れている。その力が銀の武器を鉄の武器まで緩和させた。そうするとヴァンの吸血鬼本来の力が発動する吸血鬼は銀の武器は確かに効くが、人の力で鉄程度の武器に緩和されてるため、鉄は鉄分を吸われ、使い物にならない物になった。それを聞いてエクソシストは再び斧をだして応戦しようとした
「なら貴様が吸収できない程攻撃するのみ」
と言うと懐は刀を抜き、戦う姿勢を見せる。それを見たエクソシストは懐に間髪いれず攻撃を仕掛ける。懐は普通にそれを華麗に上を飛びそのまま後ろへ回り込み、刀を左右斜めという手順に振った。それをまったく感じなかったエクソシストは
「貴様一体何をした、だがまあいい勝負はこれからだ」
と斧槍を出し本気を出そうとしたが、懐は刀を鞘にしまい
「いいやもう終わりだ懐居合術基本技☓印」
と刀が完全に鞘に入った瞬間、エクソシストが☓線に4等分にされた。そして死んだのを確認した。懐謎の姿を解いたするとヴァンが現れる。
「ふう疲れただけど何なんだあの姿なあ八」
と言うと懐は自分の右手を見つめながら
「ねぇヴァンもう自分って人じゃないのかな」
と落胆した。懐にヴァンに
「まあそうだなだけど気にするな俺だって元々人じゃないし、お前だってある意味超人みたいだったじゃないか」
と励ますと懐はヴァンに
「心の友よーー」
泣いていた。それ以来ヴァンと懐は何でも打ち明けられる腹心の友の間柄になり、そしてエクソシスト達に殺された同胞たちの墓を造りきちんと供養した。そしてその後の生活も楽しく、切ない物だった。アルバートは康子と結婚し、故郷に帰り、知り合いもまた一人また一人と消えていき今ではこの町最古参と言われるほどの猛者になった。そして現代に戻り懐屋に戻る。
「いやー懐かしい思い出だったねヴァン」
「あー懐かしいな」
と雑談してる二人に
「へーあんたらそんな過去があったのかヒッくだけどよあんたらが悪魔だって始めて知った時驚いたぜ」
「もう芽吹ちゃん自分は悪魔じゃないから半分悪魔のだけだから」
「いや数百年生きてりゃもう立派な悪魔だろ」
とマモンに論されるとあーあーと納得する懐にヴァンは
「そこ納得するな」
懐の頭叩いて、ツッコミを入れると懐は
「ヴァンなに人の頭叩くんだよ」
「それはなお前は単純だから少しは反論しろ」
と二人の口論は段々発展しそれを見てた芽吹
「ほらほらもっとやれー」
と煽る。そして懐は棚から一級酒を出し
「決まらないならこれで決着つけてやる」
それにヴァンはもうコップを手に持って
「嗚呼望む所だおい渡、マモンお前らも付き合えよ」
まだアルコールの取れてない芽吹は
「おーー」
マモンはちびりちびりと酒を飲んでたためそんな酔っ払ってなかっためそんなの馬鹿らしいと思いとっと帰って行き、その後壮絶な懐のヴァンの飲み比べ対決が始まった。
後書き
飲み比べ対決を制したのはヴァン、芽吹はアルコール中毒を起しかけ病院に搬送されかけたがマモンに迎えにきてもらい自宅に搬送された。次回から本編入ります。来週から多分テスト期間なので暫くお休みします。
ページ上へ戻る