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ハイスクールアーマードライダー

作者:渦巻 汐風
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第三話 転生者

 
前書き
調子に乗って、投稿。
どうやら作者は壊れてしまったようだ。
あのーあれですね、精神的披露がやばいんですね、分かります。 

 

そうして、ホームルームが終わり、昼休みの時間になる。
すると、理央が俺の席まで駆けてきて弁当を広げる、もちろん俺の分もある。
前の前の世界に居た時からこうやって、親がいない俺の為にご飯やら何やら作ってくれた。
これには本当に感謝してる、だから、俺はこいつの事が……


「と、とーくん、そんなに見つめないでよ、恥ずかしいよぅ…」
「⁉あ、いや、その悪い嫌だったよな、御免」
「い、いや、とは悪くないよ、むしろもっとやって欲しいくらい……」
「も、もっとってそんな恥ずかしい事出来るかよ…」
「ふぇ!?き…聞こえてたの?」
「あ、いやまぁその…はい。聞こえてました、そりゃぁもうバッチリと」
「ふ、ふぇぇぇぇぇぇ⁉」
「り、理央⁉おい大丈夫かおい、おい、理央ぉぉぉぉぉぉ‼‼‼」
『ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!?』
「うわぁぁぁ⁉」


理央が、顔を赤くし、頭から煙を出しながら倒れる。
さっきまで、甘い雰囲気を出して居たのに、突然大変な事になって、それまで何故かブラックコーヒーを飲んで居たクラスのみんながコーヒーを一斉に噴き出す。


「と、とにかく保健室に運ばないと…って、保健室の場所しらねぇ⁉」
「高梨君、こっち‼早く果奈瀬さん運ばないと、おい男子ぃ‼さっさと手伝えゴラァ‼‼担架もってこい担架ァ‼そこ‼兵藤、元浜、松田、何してる、早くしろぉ‼」
「「「ヒ、ヒィィィィ。分かりましたァ⁉」」」


いち早く復帰した委員長さんのお陰で、早く保健室に運ぶ事ができた。
これで安心だ、あとで委員長さんにお礼言っとかなきゃな。


「それにしても何でみんなコーヒー飲んでたんだ?」
「……ん、んぅ。とー、くん?ここは?」
「おっ、起きたか。ここは保健室だよ、お前いきなり倒れて、心配したんだぞ、お前を運ぶ為にクラスのみんなが協力してくれたんだぞ、あとで、お礼言っとかなきゃだな」
「うん…心配かけて御免ね、とーくん」
「どうってことないさ、お前の為だからな。まぁ、今度からは自重するよ」
「うん、そうしてもらえると助かります」
「あと、もうちょっと休んだら、帰ろう」
「分かったよ、とーくん」


コンコン

突然、ドアを叩く音がする、誰かと思ってドアを開けると、そこには、転生者だと確信している、彼奴が居た。
こいつは髪の色が白色で、何と言うかその…ちょっと痛いやつだ。


「やぁ、こんにちは、ちょっと高梨君に用があってきたんだけど、良いかな」
「俺はここだけど、何の様だ?」
「ちょっと、ここでは話しづらい事なんだ、屋上で話そう」


そう言われた俺は、目で、理央に了解を取る、すると、了承の意思を感じたので、屋上に行く。
屋上に着くと、徐に、話し始める。


「で、何の話だ?」
「いやぁ、まずは自己紹介だ、僕は古河 遥 転生者だ」
「‼……転生者ぁ?何言ってんだお前、厨二か?」

(古河?まさかな。しかし何故だ声が高いな、喉仏が無い…喉仏が無い?まさか…いや男子の制服きてるし…だがまだ確信じゃない、此処は観察だ)

「隠さなくてもいいじゃないか、同じ転生者どうしなんだから、仲良くしようよ、まぁ、もっともこれから起こる事を邪魔しないでくれるならの話だけど」
「邪魔か…俺はお前が何しようと関係ないが、人に迷惑かけるつもりなら、俺は容赦しないぞ、何ならここで戦ってもいい」
「おいおい、まぁまってよ。僕はこんな所で事を起こすほど馬鹿じゃぁない。こんなんでも、一応17年間此処で生きてるからね、それなりにこの街には愛着があるんだ。此処にきて大切な物が見つかったんだよ、糞みたいな向こうの世界では見つからなかったものがね」
「何があったんだ、お前」
「僕は前の世界では孤児でね、親も親戚も誰一人いなかったんだよ。唯一居たのは、妹だけ、でもその妹も、僕が働けるようになってから、数ヶ月後にガンで死んでしまった、それからはもう何もかもがどうでも良くなって、最後は自殺を選んだ。でも、死んで一つだけ良かったことがある、転生が出来て、家族が出来た、そして、妹も転生してて本当に嬉しかった、でもね、一つだけ良くなかったことがある、それはね…」
「それは…?」
「妹が神器を持っていたからだよ、それもとても強力なね。さらに、妹の存在が、三代勢力に知れ渡ってしまった、それからと言うもの、妹には勧誘がくるようになった。悪魔からは眷属になれ、堕天使からは「神を見張る者」へ所属しろ、天使からは神の信徒になれ。毎日毎日、本当にしつこかった、中には力付くで、自分の勢力に組み込もうとした奴らもいる、だから、僕は、魔王の妹のリアス・グレモリーの眷属になって、強くなって、妹を誰の勢力にもつかせないようにする。それが僕の起こす事だよ高梨君」
「色々話してくれて、有難うな、じゃあおれも少しだけ話そう、俺はこの世界にいる、転生者を倒す為に転生したんだよ」
「⁉って事は君は僕の敵って事かい」
「違う違う、話を聞け、俺はこの世界に害を及ぼす、転生者を倒すんだよ、お前みたいに、妹を救う為に行動してるやつは対象外だ、それに、お前の妹さんは、もう知り合いだしな」
「何だって⁉いつどこで知り合ったんだ‼」
「昨日だ、先ずは転生者に話をきこうって事になって、理央に連れてかれたんだ。と言うか、理央と中が良かったからそれ関係だな、まさかお前の妹だったとは。お前の苗字を聞いて、まさかとは思ったがな」
「そういえば、果奈瀬さんと仲が良かったな…まぁ、その事はいいよ、で、結局は?どうするのさ、邪魔するのかしないのか」
「協力させてもらう」
「はぁっ⁉なんでそうなるんだよ、君には何の関係もないだろう⁉」
「俺もお前みたいに守るものがあるからな、俺にも力がいる。それに、お前、何の力もないだろ」
「うぐっ‼」
「だから、お前に力をやる、だから、俺にも協力しろ」
「そ、そんな事言われて、はい分かりましたなんて言うとでも?」
「思っちゃいないさ、これをみてから協力関係になるかどうか決めてくれ」


そういいながら俺は、何処かから取り出した、戦国ドライバーとロックシードを渡す。
それは、イニシャライズが済んでいない戦国ドライバー、俺はそれをこいつに渡す事にした。
俺はこいつが必要だ、冷静な判断力、俺と同じ願い、それを叶えようとする行動力の高さ、俺はそれを見込んで、戦国ドライバーを渡した。
願わくば、協力ができる様に…


「その力はお前が選ぶ運命だ、お前が決めろ、協力するか否は、その後で良い。それを付ければ協力、返せば非協力そう言う事だ」

俺は古河に背を向けて言い、その場を後にした




〜遥side〜


「お、おいちょっと待て……行っちゃったな」


僕は考えていた、高梨桐葉と言う男を
彼奴は何なんだ、力?これが…力。こんな物で僕は強くなれるんだろうか、まだ、信じられない、ここは、あの男を観察してそれから決めよう、信頼するに値するのかを。


そう決意すると、手に持った、戦国ドライバーとロックシードをカバンの中にいれる、ロックシードにはLSー19と書かれており、アセロラが描かれている、アセロラロックシードだった。







〜桐葉side〜


あの後、保健室により、帰る準備をしていた、理央と一緒に帰った。
帰った後に、部屋で古河の事について考えていた。

彼奴は、本当に男なのかと言う事だ、何故そんな事をと思うかもしれないが、始めてしゃべって、彼奴の声が、男子高校生にしては、高すぎると言う事だ、単にそう言う声だと言うなら判るが、彼奴には喉仏というものがなかった、喉仏と言うのは喉の中間にある、甲状軟骨が外に突き出ていて高くなっているところで、成年男子にはっきり見られるもののことである。
それがないと言うことは必然的に、性別が女性ということになる。
だが何故、男子の制服をきているのだろうか、まぁ、そこには事情があるのだろう。


この時の俺は、その事情が、すぐに判るなんて、思ってなかった。
 
 

 
後書き
まぁ、久しぶりにたくさん書いた気がする。 
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