| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ハイスクールD×D 新訳 更新停止

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第3章
月光校庭のエクスカリバー
  第74話 強敵現れました!

 
前書き
コカビエルの本格的登場です。 

 
(……結局、昨夜から明日夏からも木場からも連絡無しか…)
昨夜、明日夏が木場達の後を追ってから一晩経っちまったけど、二人からは何の連絡が来てなかった。
木場はともかく、明日夏は絶対連絡を寄越すと思ってたんだけど…。
念のため千秋達にも連絡が来てないか聞いたけど、やっぱり来ていなかった。
(まさか!?明日夏の身に何か!!)
「最近、難しい顔をしてばっかだなぁイッセー?」
「うぉわぁ!?」
いろいろ思慮しているたら、いきなり松田と元浜がどアップで話し掛けてきたもんだから、思いっきり驚いてしまった。
「出し抜けにアップは寄せ!!」
野郎のアップ何か見たかねえんだよ!
美少女のアップを寄越せ!
そんな俺の思いなど知らない二人は話し掛けてくる。
『あれかぁ?リアス先輩のおっぱいと姫島先輩のおっぱいと、どちらを揉むべきか悩んでるとかぁ?』
「……そんなの毎日思い悩んでるさ…ちなみに…」
『ちなみにッ!!』
「張りはリアス部長の勝ちだ!柔軟性は若干朱乃さんが上だが、だがしかし形状なら部長の方が…いやでも、朱乃さんも先端の輪のバランスが大和撫子って感じで悪くない!」
「先端!?」
「輪!?」
「単純に手で揉むなら、ボリュームの朱乃さんだが、部長もでかくてなぁ…ん?」
『ぐぅぅぅぅっ……』
何か松田と元浜が泣きじゃぐっていた。
「……イッセー、お前いつか先輩達の信者に殺されるぞォッ!!」
「……俺達も含め、たくさんいるんだからなァッ!!」
「……松田…元浜……おっぱいは命より重い!…」
「……うぅ、深い!…」
「……心に響くぞ!イッセー!…」
松田と元浜が俺の深い言葉に感涙していた。
って言うか、さっきまで危険な状態の親友や仲間の心配してたのに、いつの間にか目の前の親友達におっぱいについて深く語ってんだ俺?
そんなこんなしながら、俺は明日夏のいない学園を過ごした。


「……そうですか。木場どころか明日夏からさえも…」
「いっさいありませんわ」
放課後、部長達に明日夏達の事を聞くが、何も分からないみたいだ。
まあ、部長達に内緒で行動してたから、バレた事を知らない明日夏達が部長達に連絡を寄越すはず無いか。
「まあ、あの手練れの五人も一緒だし、はぐれ神父の二、三人ぐらいならと思っていたけど…」
……俺、余計な事をしちまったのかな…。
「あのまま木場先輩を一人にしてたら、きっとはぐれになってたかもしれない。私達が一緒にいることである程度ストッパーなってたはずだから、イッセー兄がした事は決して余計な事なんかじゃないよ」
うつむく俺の手を千秋が握り、微笑みながら俺に語りかけてくれた。
「サンキュー千秋」
「うん」
千秋の頭を撫でながら言うと、千秋は気恥ずかしそうにしながら返事をした。
朱乃さんが俺達のやり取りを見て微笑んだ後、口を開く。
「それで、私達もただ連絡を待っている訳にもいきませんので、使い魔を放って町中を探索中なのですが…」
朱乃さんの様子から成果は出ていなさそうであった。
「ッ!私の使い魔が何かを見つけたそうよ。みんな、行くわよ」
『はい』
どうやら部長の使い魔が何かを見つけたようなので、今からその場所に転移をする事になった。
転移した場所は町外れの高台であった。
辺りを見渡すと、人間姿の部長の使い魔がいた。
近くに行くと地面を指差しだした。
「十字架?」
指の先にあったのは十字架であった。
俺はそれを左手に取る。
本来悪魔は十字架を持てないが、俺の左手はドラゴンの腕になっているので何の問題も無かった。
「それ、あの男が持ってた十字架…」
千秋が十字架を見て告げる。
あの男とはおそらくライニーの事だろう。
あからさまに不機嫌そうになって言っているのが何よりの証拠だ。
「近くにいるのかしら?」
部長がそう言い、辺りを見渡しだすと、俺達も見渡す。
ガサ。
物音が聞こえ慌ててそちらの方を見ると茂みから人影が現れた。
「ッ!ライニー!!」
現れたのは傷だらけで血まみれのイリナと神田を担いだ同じく傷だらけで血まみれで右腕が無いライニーであった。
「………ぐ……」
「ライニー!?」
ライニーが苦悶の声を出して倒れた!
「しっかりしろ!?アーシア!!」
「はい!!」
アーシアは慌てながらライニーの下に来て治療を始めようとする。
「…………俺は……後でいい……」
「喋ってはダメです!」
「後でいいって、お前右腕が!」
「………義手だ……気にするな……」
「って言うか、一体何があったんだよ!明日夏や木場、ゼノヴィアとアルミヤさんは!?」
「………いっぺんに聞くな!……カリスって奴のおかげではぐれた……」
カリスって、明日夏が言ってたはぐれ賞金稼ぎ(バウンティーハンター)の事か。
「………んでその後、俺とユウはベルに会って…このざまだ……イリナはゼノヴィアと木場って奴と一緒にいたらしいがはぐれた所をフリードの野郎にやられたらしい……んで士騎明日夏が俺達を助けた後…残りの奴らを探しに行った……後は知らねえが…おそらく他の奴らは無事のはずだ……」
とりあえず、明日夏達は無事のようであった。
ライニーから明日夏達の状況を聞いていると会長が副会長と匙を連れて魔方陣で転移してやってきた。
「来てくくれたのねソーナ」
「連絡をもらって来ない訳にはいかないでしょう」
会長がライニー達の容態を確認する。
「……ダメージが大きそうですね?」
「は、はい、聖母の微笑(トワイライト・ヒーリング)は消耗した体力までは回復できませんので…」
アーシアの言う通り、聖母の微笑(トワイライト・ヒーリング)は傷を治せても、失った体力までは回復できないのだ。
以前、ライザーとの戦いに備えて山で修行した時、生傷が絶えなかったがアーシアのおかげで傷はなんとかなったが、体力まではどうしようもなかったから、かなりしんどかった。
……正直、燕ちゃんのマッサージによる疲労回復が無かったら死んでたかもしれなかった。
「……私の家になら治療設備があります。椿」
「はい」
副会長がライニー達を連れて行くために転移の準備を始めだした。
「頼みましたよ」
「はい」
そう会長に応じた後、ライニー達を連れて転移していった。
「とりあえず、明日夏達は無事みたいだな」
「お前のお尻も無事か?」
「………う、言うなよ……」
「……ハハ、わりぃ…」
「……まあ、こっちも悪かったな。巻き込んじまって…」
「……まあ、俺もなんやかんやで自分から協力したからな。それよりこれはどういう事だよ?」
「……俺達も今来たばかりで全然…ッ!?」
突然、凄まじい悪寒が襲い掛かってきた!
「……何だこの悪寒!?」
どうやら、この場にいる全員が悪寒を感じているようだ。
……この悪寒、覚えがある…。
まさか!
「やあぁやあぁやあぁ、餌を嗅ぎ付けて集まってきましたねぇ、ご機嫌麗しゅう…クソ悪魔共ぉ♪」
「フリード!!」
フリードが森から現れやがった!
「ライニー達が餌ってどう言う事だよ!」
「簡単なことですよ」
『ッ!』
俺が怒鳴り散らすと、別の男の声が聞こえた。
フリードが出てきた所から知らない男が二人現れた。
一人は俺達と同じくらい、もう一人は確実に年上だった。
さっき喋ったのは年上の方みたいだ。
「確かに彼らは私達から逃げおおせましたが、存外簡単に見つけれましたからいっそ貴方方を誘き寄せるのに利用させてもらったのですよ」
「マヌケだなぁ、ライの奴ぅ♪」
年上の男が答えるともう一人の男がおもしろおかしそうにそう言う。
なんとなく、俺にはこの二人が誰だか分かった。
「申し遅れました。私、カリス・パトゥーリアと申します」
「俺はベルティゴ・ノーティラス。なげぇからベルでいいぜ♪」
やっぱり、この二人がライニー達が言っていたベルって奴と明日夏が言っていたカリスって言うはぐれ賞金稼ぎ(バウンティーハンター)か!
『ッ!』
部長と会長が魔力を帯びた手を向けて臨戦体制になった。
「ああっとととっとぉちょい待ちちょい待ちぃ!!そちらの紅毛のお嬢さんにお話があるんだってぇ!」
「……話?」
部長が訝しげになりながら手を下ろす。
「正確には私達ではなく彼ですが」
「……彼?」
「キヒヒ、うちのボスさ♪」
『ッ!?』
部長と会長が何かを感じたのか上を見上げた。
俺達も見上げると、そこには黒い翼を持った男がいた。
「……堕天使…」
小猫ちゃんの言う通り、あれは堕天使だ。
だが、俺が以前見た堕天使…レイナーレ達とは明らかに違っていた。
「……翼が十枚。幹部クラスですわ…」
朱乃さんの言う通り、翼が左右に五枚ずつ計十枚の翼を持っていて、レイナーレ達とは比べ物にならないくらいのプレッシャーを放っていた。
「はじめましてかな、グレモリー家の娘。我が名はコカビエル」
こいつがコカビエル!?
感じる悪寒がレイナーレ達の比じゃねえ!?
「ごきげんよう堕ちた天使の幹部さん。私はリアス・グレモリー、どうぞお見知りおきを」
うぉぉ、部長が全く怯まず自己紹介したよ!?
さすが部長だぜ!
「紅髪が麗しいものだな。紅髪の魔王サーゼクス、お前の兄にそっくりだ。忌々しくてヘドが出そうだよ」
部長の不敵な態度を見て奴は微笑みながら告げる。
「それで?私との接触は何が目的なのかしら、幹部さんが直々にお目見えするなんて?」
「お前の根城である駒王学園を中心にこの町で暴れさせてもらおうと思ってな」
「私達の学園を!」
「そうすれば嫌でもサーゼクスは出てこざるを得ない、だろう♪」
おいおい、いきなり笑顔で何言ってんだこいつ!?
「……そんな事をすれば神と堕天使、悪魔との戦争が再び勃発するわよ!」
「フッフフフ、エクスカリバーでも奪えばミカエルが仕掛けてくるかと思ったんだが、寄越したのはザコの悪魔祓い(エクソシスト)とそれなりにできる程度の教会の戦士(エクソシスト)のたったの五匹だ。つまらん、あまりにもつまらん」
「では目的は最初から…」
「戦争を起こす事だと?」
「そうだ、そうだとも!俺は三つ巴の戦争が終わってから退屈で退屈で仕方がなかった!アザゼルもシェムハザも次の戦争には消極的でな。アザゼルにいたっては消極的どころか神器(セイクリッド・ギア)とか言う訳の分からん物を集めだし研究に没頭する始末だしな」
「お前らは聖剣だけでなく神器(セイクリッド・ギア)もご所望なのかよ!!」
「貴様の持つ赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)クラスなら武器にもなろう。あいにく俺には興味が無い。アザゼルなら欲しがるかもしれんが?あいつのコレクター趣味は異常だからな」
「コレクションされてたまるか!」
絶対に関わり合いたくねえな!
「堕天使、神、悪魔はギリギリの所で均衡を保っているだけだ。ならば…この手で戦争を引き起こしてやればいい」
何言ってんだこいつ!?
「……完全な戦争狂ね…」
「だから、今度は貴様ら悪魔に仕掛けさせてもらう!ルシファーの妹リアス・グレモリー、レヴィアタンの妹ソーナ・シトリー…」
え、レヴィアタンの妹?
なんか聞き捨てならない事を聞いちゃったんですけど…。
っつっても、今はそれどころじゃねえか。
「それらの通う学舎ならさぞや魔力の波動がたち込め、混沌が楽しめるだろう♪戦場としては申し分あるまい♪」
「……無茶苦茶だ!」
「……こいつ、マジで頭がイカれてやがる!」
まあ、そんな奴に協力してるフリード達もイカれてるか。
「ふふ、私達もイカれてるって言いたそうな顔をしていますね」
「十分イカれてるだろうが!」
「まあ確かに六万人以上も殺している男や人を切り刻んで殺す事に快楽を覚える男は端から見ればイカれている事なんでしょうね」
「イヒヒ、俺にとっちゃ褒め言葉だからあんまり言うんじゃねえぞ。照れるぜ♪」
「キャッハハハハッハハ!うちのボスやこの二人のこのイカれ具合がステキで最高でしょぉッ♪俺もついつい張り切っちゃう訳さ♪こ~んなご褒美まで頂いちゃうしさぁ♪」
そう言って神父服を拡げ、左右に一本ずつ、手に持つ一本を加えて合計三本のを剣を見せびらかし始めた。
あれってまさか!?
「……エクスカリバー…」
「……もしかして、あいつの持っているの全部!?…」
「……その様ですわね…」
「……マジか…」
「むろん全部使えるハイパー状態ナンザマス♪俺って最強ぉ♪ウフィフィフィフィフィ♪あぁ、この擬態の聖剣(エクスカリバー・ミミック)もツインテールのお姉さんからゲットさせていただきやしたんでぇ♪」
そう言って腕に巻いていた紐を見せびらかしてきた。
よく見たらあれってイリナが腕に巻いてたヤツじゃねえか!
……最悪だなオイ…。
「……戦争をしよう…魔王サーゼクス・ルシファーの妹リアス・グレモリーよ!」
ゲッ!?
そう言いながら光の槍を撃ち込んできやがった!?
「みんな逃げて!?」
「うわっ!?」
あっぶねぇ…。
俺達は光の槍をなんとかくらわないように避けるなり、防ぐなりした。
槍が止むとあいつらの姿が無かった。
「どこに消えた!?」
「……あそこに向かいました」
小猫ちゃんが指差す方向には俺達の通う駒王学園があった。
「あいつらマジで学園を!?」
「……いえ、学園を中心にと言っていましたからそれだけではすまないでしょう…」
「……そうね…」
「それって!?」
「……あのクラスの堕天使ならこの地方都市程度滅ぼす事など容易いでしょう…」
……この町が…。
俺の脳裏に吹き飛ばされる町、クラスメイト、親友、両親のイメージが浮かんでしまった。
「……くっ…ふざけんな…ふざけるなよクソ堕天使!テメェの好き勝手にさせてたまるか!!」
「イッセー、学園に向かうわよ」
「はい!」
俺達は急いで学園に向かった。


現在、会長達が学園全体を結界の様な物で覆っていた。
「学園全体を結界で覆いました。余程の事が無い限り外への被害は食い止められるはずです」
「ありがとう、助かるわソーナ」
「……ただし、現状が維持されていればの話です…」
「……そうね…」
部長と会長が話し込んでる中、ライニー達を連れていってた副会長が戻ってきた。
「副会長、ライニー達は?」
「命に別状はありません。アルジェントさんの治癒のお陰です」
「……よかった」
アーシアのお陰で最悪の事態にはならなかった様だ。
後は明日夏達だが、結局連絡も取れず、行方が分からないままだが、俺は絶対に無事だと信じてる。
今は目の前の事に集中だな!
「……できるだけ結界は維持しますが、学園の崩壊は免れないかもしれませんね。耐え難い事ですが…」
「そんな事はさせないわ!」
「リアス、今からでも遅くはありません。お兄様へ連絡を…」
部長は首を振る。
「貴女だってお姉様を呼ばなかったじゃない」
「……私の所は…貴女のお兄様は貴女を愛しておられるでしょう。サーゼクス様なら必ず動いてくれるはずです。ですから…」
「サーゼクス様には私の方から打診しておきましたわ」
姿が見えなかった朱乃さんがそう言いながら現れた。
どうやらサーゼクス様に連絡をしにいっていた様だ。
「朱乃!?貴女勝手に!!」
「リアス、貴女がサーゼクス様にご迷惑をお掛けしたくないのは分かるわ。けれど相手は堕天使の幹部よ。貴女個人で解決するレベルは超えているわ」
「………」
朱乃さんの言い分に部長が黙ってしまう。
「魔王様の力を借りしましょう」
「……ふう…」
部長は溜め息をつきながらも頷いた。
「ご承諾ありがとうございます部長。サーゼクス様の軍勢はおよそ一時間程度で到着する予定ですわ」
「……全く、貴女には敵わないわ」
今のやり取りからやっぱり部長と朱乃さんはプライベートでは仲の良い親友同士なんだな。
とりあえず一時間後にはサーゼクス様の援軍が来るんだな。
それまで俺達が いtあいつらと戦わなきゃならねえって訳か。
「ライニー・ディランディ殿から貴殿方に言伝てがあります」
「ライニーから?」
副会長から聞かされたライニーの伝言はあのカリスとベルの事だった。
動く死体って、まるでゾンビじゃねえか!
しかも人間爆弾ってなんだよ!?
だけど、ベルって奴も相当ヤバそうだな。
なんでも血の悪魔の子供達(ブラッド・チルドレン)って呼ばれる奴らしい。
部長の話じゃ異様な体質を持って産まれた子供の事を言うらしい。
んでもって、ライニーの話じゃベルって奴はさらに突然変異的な体質を手にいれているらしい。
しかもそれがフェニックス程じゃないが、とてつもない再生能力らしいじゃねえかよ!
そんなのありかよ!?
オマケに黒十字具(ブラック・クロス)って言う武器まであるらしいじゃねえかよ!
コカビエルやフリードだけでも厄介なのに勘弁してくれよ!?
まあ、嘆いていていてもしょうがねえけどな。
副会長からライニーの伝言を聞いた後、結界の維持を会長達シトリー眷属に任せ、俺達グレモリー眷属はコカビエル達がいると言う校庭に向かう。
そんな中、部長が話し掛けてきた。
「イッセー、貴方にはサポートに徹してもらうわ」
「サポート?」
「高めた力をギフトの力で譲渡してほしいの」
そうか、素の俺がパワーアップするなんかよりも部長達に譲渡した方がずっと良いからな。
「なるほど、了解です!」
「イッセーが力を譲渡できるようになるまで時間を稼ぐわよ」
「了解しましたわ」
「……はい、部長」
「了解です」
「は~い」
「分かりました」
「イッセー」
「は、はい」
「宛にしてるわよ」
「はい!」
「この戦いはオフェンス、学園内に飛び込み、コカビエルの力の解放を阻止すること。ライザーとの一戦とは違い、命を掛けた戦いになるでしょう。でも、私達に死ぬ事は許されないわ!みんなで生きて帰って、この学園に通いましょう!」
『はい!』
みんなが気合いを淹れる中、俺はプロモーションで女王(クイーン)に昇格する。
部長の言う通り、必ず生きて、明日からまたみんなと楽しい学園生活を過ごすんだ!
だから明日夏、木場、絶対に生きて帰ってこいよ!
松田と元浜とのカラオケの約束もあるんだからな! 
 

 
後書き
次回、3章決戦の始まりです。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧