仮面ライダーディケイド 〜覇者の帝具〜
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帝具
前書き
本家との違いが多々あると思いますが
お許しください
また、オリジナル帝具のモチーフにジョジョを
使うことにしました
作中での【】内は
ベルト音声です
音が聞こえた森の方に向かった
士達の前に現れたのは
巨大なザリガニのような怪物だった
「キイエァァァァァァァァァァァ!!」
「こいつがさっきの音の原因か」
「でっけぇ…」
「どうする、士?」
辺りの様子を見た限り、
怪物は地面の下から出てきたようだった
周りの木々はなぎ倒されている
「たいしたことなさそうだな
俺一人でいける」
「ちょっと待てよ!
どうやって戦うつもりだ!」
「怪物には怪物退治専門の奴の力を使うしかないだろ」
士はそういいながらベルトをつけた
「変身!」
【カメンライド ディケイド】
士は一瞬で仮面ライダーディケイドへと
変身した
「さ、やるか」
ディケイドは一枚のカードを取り出した
【カメンライド 響鬼】
今度は仮面ライダー響鬼の姿へと変身した
もう一枚、カードを取り出す
【アタックライド 音撃棒 烈火】
ディケイド響鬼の手元に二本の棍棒のような物が現れる
怪物の側へと走りよる
巨大なハサミを振り下ろしてきたが、
音撃棒の先から放った炎で退ける
「ハアッ!」
怪物の頭を力を込めて叩く
「グオオオオオオオオオオオオ!」
怪物が苦しみだす
「効いてるぞ!」
少し離れた所からユウスケの声が聞こえる
「じゃあ、さっさと終わらせるか」
ライドブッカーの中からまた、カードを取り出し、
ベルトに入れる
【ファイナルアタックライド ヒ ヒ ヒ ヒビキ】
怪物の頭に太鼓が現れる
ドン!ドン!と音撃棒を怪物に叩き込む
ドコドコドコ…ドンドコドーン!
最後の一撃を振り下ろし、すぐに怪物から離れる
「キシャァァァァァァァァァ!」
怪物は断末魔をあげながら爆発し、消滅した
「ふう…」
ディケイドはベルトを外し、
門矢士へと戻った
「言ったとおり、一人で十分だっただろ」
二人の元に戻りながら士が言う
「ああ…そんなことより」
大樹が背後の茂みの方を向き、
ディエンドライバーを構えて言う
「レオーネ、そこで見てるんだろう?」
大樹の問いに答えるように
木の裏からレオーネが出てくる
「あっちゃ〜、ばれてたか〜」
写真館にいた時と同じような口調で話している
「いやー、まさか君達も帝具使いだったとはねー
そいつらなんて名前?」
レオーネが
ディケイドライバーとディエンドライバーを
示しながら言う
「帝具使い?何の話だ?」
「え、なに?帝具も知らないで
それ使ってんの?」
レオーネが不思議そうに聞いてくる
「こいつらは帝具なんて物じゃない」
「えー、でもさっきの戦い見てたけど
そのベルトは帝具みたいな感じだったよ
君の持ってるその銃も同じ感じがする」
「だからよ…とにかく、
帝具ってなんだ?」
士が聞く
「帝具ってのは…まあざっくり話すと
昔の王が作ったすごい力を持った武器って感じかな
例えば…」
そう言ってレオーネはつけていたベルトをいじりながら
「こいつも帝具だ」
と言った
次の瞬間、レオーネの姿が少し変わり、
獣のような耳としっぽが生えていた
「これは…」
「こいつは百獣王化ライオネル
所持者に獣のような力を授けるんだ」
「へえ…いいお宝だ」
「他にも一斬必殺ムラサメとか、いろいろあるぞ」
そこまで言うと、
レオーネの表情が写真館で話していた時のような
表情になった
「なあ…ナイトレイドに入らないか?」
「は!?」
三人が一斉に驚く
「ナイトレイドって…あの殺人集団だろ?
なんで…」
「実は私もそこのメンバーだ
君たちの力を認めての事だ
君たち、今この帝具を使ってるからわかったけど…
人のために戦えるだろう?」
「そりゃそうだ
俺たちは、人間の自由のために戦う仮面ライダーだからな」
「だったらなおさら丁度いい
どうする?」
三人は黙ってお互いの顔を見る
「まあ…恐らく、俺がこの世界でやるべき事は
まだわからないしな…さっきの話を聞く限り
そのナイトレイドといればするべき事が見つかりそうだ」
「じゃあ入ってくれるのか!」
「ああ。いいよなお前ら」
「いいよ」
「構わない」
「じゃあ決定だ!
とりあえず、ボスに報告しないとダメだから
一回アジトに戻る
明日の朝には迎えにこれると思うから少し待っててくれ、
じゃあ!」
そう言ってレオーネは
嬉しそうに森の中へと消えて行った…
「俺たちも一回戻るか」
「ああ」
士、ユウスケ、大樹の三人も写真館の方へと歩き出した
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