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(仮称)転生教師バグま!

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原作開始前
  2時間目。周りが厨二病だらけだとしても、無理して合わせる必要は無いぞ by作者

 
 
 さて、ネギま!の世界に転生して幾許かの時が経ち、俺はある異変に気付いた。まず、辺りが真っ白だった事。其の事については少し疑問に思ったが、放置した。問題はその後だ。
 真っ白な空間で兆を数える年月が経ち、これはおかしいと思ってよくよく調べてみて、異変に気が付いた。




















この空間にはテレビもねえっ! ラズィオもねえっ! そもそも宇宙が出来てねぇッ(・・・・・・・・・・・・・)




















 ってニシダの爺さんに何故か使えた腑罪証明(アリバイブロック)で神界に飛んでって聞いて、後悔した。


 ――お主が中学二年の時に考えた僕の考えた最強のキャラのスペックをお主の身体に馴染ませるのに少なくとも三十兆年の年月が必要だったのだ。あ、あと生前の名前は使えん事になっとるから、自由に考えてくれ。


 って言われて、俺固まったよ。アレだ、黒歴史言われて心を黄金の鉄の塊で出来た剣で滅多斬りにされた気持ちだった。仕方ないじゃん? 周りがチートの持ちキャラ作れって五月蝿かったんだ。
 てか、それもあるが、少なくともあと三十兆年は宇宙も銀河も星も太陽系も地球も出来ないらしい。暇過ぎて六京回は軽く死ねる。まあ、特典として宿った能力を使いこなせる様に訓練はしたが、それも宇宙が誕生するまでの三十兆年で十全に使える様になった。まあ、斬魄刀を屈服させたり、悪魔の実の能力の弱点を気合で克服したり、FAIRY TAILの失われた魔法(ロスト・マジック)の副作用をスキル使って消したり、オリジナル魔法開発したり、輪廻眼の餓鬼道で魔力や気を吸収出来るようになったり、超能力者(レベル5)擬きみたいな事出来る様になったり、精神世界弄り回したり、エトセトラエトセトラエトセトラと引っ括めて三十兆年で終わったのは良かった。あのキャラ設定通りならこの身に才能は欠片程しか無いからな。


 その後は翼――見た目は空を飛んだ時のビリオンバードの物と同じ――の手入れをしたり、精神世界で斬魄刀達と修行したり、何故か事細かく覚えていた漫画の記憶を思い返してみたり、あっちへフヨフヨこっちへフヨフヨしたり。


 そんなこんなで何時の間にやら宇宙が出来てた。やる事無くて完眠(クリプトパオラスター)使って寝て、起きたら宇宙出来てた。


 スキルを使って確認してみると、宇宙が出来ていた。それは良いが、まだ太陽系、延いては地球が出来る迄あと六億年位あった。
 仕方が無いので過眠で鈍った身体を解す為にテキトーに身体を動かして時間を潰して、気が付いたら地球出来てた。見事なまでに真っ青だったな。陸が無いから当たり前っちゃぁ当たり前なんだが。。。


 その後、生命らしきものが生まれるまで六億年程を水中で過ごし、中世代の三畳紀の辺りから水中――その当時の水は人体には超有害だが、そこら辺はスキルでどうにかした――から地上に上がって過ごし始めた。
 その間、ネギま!の世界ではお高めのお値段と云う設定だった筈なのに割と高品質なモノが高頻度で登場していたダイオラマ魔法球(端から見れば只の丸底フラスコだが、トリコの世界の地球五個分位の体積は入る内容量)を作り、三畳紀の初期から白亜紀の末期迄の間、様々な魔法具を作る片手間で動植物を適当に魔法球内に放り込んでいった。

 恐竜、美味しかったです。


 以降人類が生まれるまで恐竜の興亡を見つつあっちこっちブラブラしてた。完新世の少し前位の時期――氷河期の終わりがけ――頃に類人猿からヒトになって毛皮の服着た人類を見かけたかな。


 そうしてその後、紀元前年2600年頃まで、今まで以上に何もしなかった。する事が何も無かったし、神は居れど神々に禄なの居なかったしな。特にオリュンポスとリグ・ヴェーダ。オリュンポスは下半身が本体の男神とスイーツな女神ばかりだった。リグ・ヴェーダはリグ・ヴェーダで他神話の主神級ばかりとかいう頭おかしいレベルだったし。ただまぁ、紀元前の一万二千年位に現れた白い巨人は凄かったな。遍く神話の修羅神仏や各地に点在する幻想種を悉く一撃で沈めてた。アレはパッと見宇宙の隅の方から来た流星の欠片みたいなもんだったな。他にも様々な星から生命体がやって来てたっけ。真祖含めて飛来生命体共、俺にも攻撃仕掛けてきたから纏めて食い尽くしてやったけど。星の上位種程度が(ソラ)の始種って事になってる俺に勝てる道理が無いんだがなぁ……。

 まぁそんなこんながありつつ、特に何もせずに世界中くまなく歩いて回った。
 その後はある程度の周期で各地を移動しつつ、善王に関する物から殺人鬼に関する物まで人に関する噂を耳にすれば、環状の道突っ切って東奔西走なんのその。戦国無双の少年少女から後の世の英雄や反英霊として語られる人物達に会った。
 有名どころは、バビロニア王国の英雄王ギルガメッシュとその盟友エルキドゥ、不死身の大英雄カルナ、授かりの英雄アルジュナ、コサラの王ラーマとその妻シータ、瞬足の英霊アキレウス、竜殺しの大英雄ジークフリート、クランの猛犬クー・フーリン、復讐の神王(ファラオ)ニトクリス、護国の英雄ヘクトール、裏切りの魔女メディア、影の国の女王スカサハ、最大最強の神王(ファラオ)ラムセス2世、ギリシア神話最強最大の英雄ヘラクレス、その他幾人もの未来の英雄、反英霊、無銘の英傑達。
 ある者達とは友と呼べる間柄に、ある者達には魔術や武術の手解きをし、またある者達には(一方的に)師事された。


 そして紀元前700年頃。この世界に転生して初。ネギま!世界において最年長且つラスボスである原作キャラ。完全なる世界(コズモエンテレケイア)の大元締めにして始まりの魔法使い。造物主(ライフメイカー)と出会った。


 
 

 
後書き
40億年も寝て過ごし、且つそれで生きて行ける

さすが転生者! 俺達に(現実では)出来ないことを平然とやってのけるッ! そこにシビれる! あこがれるゥ!


 
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