バカとテストと召喚獣~兄と私とFクラス~
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第四十二問C クラスを突破せよ
前書き
問題
おぞましいものたちが列をくんで移動する様をなんと言うか
姫路瑞希の答え
百鬼夜行
先生のコメント
正解です特にありません
吉井明久の答え
文月伝説
先生のコメント
確かに伝説のなかには骸骨のムカデが出てきますが不正解です。
土屋康太の答え
キャバクラに入る夫のあとをおう妻
先生のコメント
確かに怖いですね○をあげたくなりました
田辺康
裏通り
先生のコメント
裏通りには確かに怪しい人がいるかもしれませんが…………
根本恭二の答え
F クラス
先生のコメント
君はどれだけF クラスが嫌いなのですか?
笹本一真の答え
藤堂カヲル
先生のコメント
後で職員室に来なさい
肝だめし対決当日。僕達二年生はD クラスに集まっていた。雄二の提案で男女でペアを組むことになり僕は美波と組むことになった。そして決戦開始の9時、まず様子見として四組程が時間差で突入した。驚かされる側はカメラをもっておりそのカメラでどんな状況かを見ることができる。最初のペアが最初の角に来たときだった。
『キャー!!!』
悲鳴が規定の音量を越えてしまい失格に。
『突然壁から唐笠お化けは無理よ』
どうやら召喚獣の物理干渉できない事を利用してきたようだ。教室が狭いぶんうまく利用してきたな。その後も先見隊(捨て駒)はどの組も最初の角を曲がれずに失格になった。
「一真」
「任せろ」
ついに一真と雄二が動き出した。
「順番変更だヤス、佐藤」
名前を呼ばれて出てきたのはヤスと眼鏡をかけた女の子だ。入る準備をしていた他の組が二人に道を譲る。一真の作戦ならこの二人は……
『さぁお化けども!!!!!どっからでもかかってこいっす!!』
「………失格」
入った瞬間に気合いをいれようと叫んだら失格になった。
「一真どうするの?!いきなり失格だよ?!」
「安心しろあいつらは囮だ。須川、田中、杉原」
呼ばれたのはF クラスのメンバー達、それぞれ雄二から作戦を受け自分の組の人と順番に入っていく。少しだけ心配するけどその必要は無かった。お化けのことを監察してるし……。しばらくすると最初の組が少し開けたとこに出る。
『お、なんかここ広いぞ』
『もしかしてチェックポイントか?』
二人が少し奥に進むと明かりがついたそこには……
ゴスロリ姿の夏川先輩
「キャーーーーーーーーー!!」
あまりの衝撃に画面内外問わず阿鼻叫喚となる。あまりの状況に吐くものや先生につれられ保健室にいくものが出てきた。
『おいなんか悲鳴が聞こえたぞ!』
別の画面からの声。マズイ!!
「雄二!!早く助けないと!!」
「無理だもうどうしょうもない」
そして立て続けに聞こえる悲鳴。これで突入したみんなは全滅だ。
「アイツらやることも見た目も汚いよ!!」
「ムッツリーニ、工藤!!」
次に入ったのはムッツリーニと工藤さん。二人と余裕に進みついに夏川先輩のとこにたどり着く。
「いよいよだね」
来るべき衝撃に備える。
パッ←ライトのつく音
トンッ←ムッツリーニが鏡をおく音
ケポケポ←先輩が吐く音
『ヤローきたねぇもん見せんじゃねぇ!』
夏川先輩以外と自分のその姿に耐性持ってなかったんだ………。先輩が去った後ムッツリーニ達は奥に進む。
『ご機嫌麗しゅう土屋君』
現れたのは着物を羽織った先輩。なんだろう嫌な予感がする。
『…………ッ?!』
ムッツリーニが鼻血を堪えてる。
「不味いなムッツリーニの鼻血なら悲鳴はダメでも音なら失格にできる」
それってヤバイ!!ムッツリーニ堪えてくれ!!しばらくしムッツリーニの顔の色がもとに戻っていくどうやら何とかなったみたいだ。
『そういえば自己紹介がまだでしたね私小暮葵と申します部活は茶道部と新体操部に所属しております』
着物が破れムッツリーニが鼻時を出す。これで二人は失格。
「しゃーねぇ俺がいく鈴準備しろ」
「秀吉、木下姉お前らもだ」
如月さんと一真の前に木下さんと秀吉が突入する。例の小暮先輩は簡単に突破する方法があるみたい。秀吉達が例の先輩のとこにたどり着く。
『あら女の子同士のペアですかなら私はここでお役ごめんってことですね』
確かに女の子同士のペアなら先輩の色仕掛けは効かない。
『ちょっと待ってくれ』
小暮先輩と入れ替わりに出てきたのは常村先輩だ。
『木下お前に伝えたいことがある』
常村先輩は秀吉の方を見てその言葉を告げた。
『木下お前のことが好きだ』
この時僕は初めて秀吉の絶叫を聞いた。
「すまぬののじゃ」
「あれはさすがに同情するよ」
失格になり帰ってきた秀吉を慰める僕達。
「さてこれでC クラスは終わりだ」
不適に笑い画面を見る雄二。画面には一真と如月さん、それに三年生の藤條先輩と見られない先輩が映っている。
『『『『サモン!』』』』
四人が召喚獣を呼び出す。如月さんの召喚獣はドッペルゲンガー、もう一人の先輩は座敷わらし、多分イタズラ好きって本質だと思う。藤條先輩の召喚獣は身体中に文字を描いた男の人、多分耳なし芳一だと思う。本質は何処か抜けてるってことかな?一真の召喚獣はフードに骸骨の顔、武器は大きな鎌だ。死神かな?本質は命をとる=残忍ってことかな?そんなことを考えている間に一真達が勝ちC クラスを突破した。
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