(仮称)転生教師バグま!
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
原作開始前
1時間目。プロローグは使い回す物のらしいぞ by主人公
前書き
なぜかって?
黒歴史が増えるだけだからだ。
拝啓、我が親愛なる両親殿。および読者の諸君。突然だが俺は死んだ。
いきなりなんだと言われるかもしれないが一応聞いておいてほしい。適当に流してくれても構わない。
名前は■■■■。高校を卒業したばかりの新大学生だった。ついでに浅く広いアニメや漫画などの知識を持ってはいるが、そのアニメや漫画の粗筋や登場人物、登場人物達に何らかの能力や技が有ればその技や能力等をPCで調べた程度の浅さなのでに回りのオタクたちの話にはついていける気がしない。その程度。
因みに、髪の色と髪型を変えればDies iraeのザミエルに見えなくもないとは友人の談。
で、簡単に死因を言うと、銀行強盗に殺された。金下ろしに銀行行ったら強盗にあって、見せしめ的な感じで射たれた。まあ、即死じゃあ無かったから気合と勢いで銃奪って強盗全員――と云っても、三人程だったが――ブチ殺しちゃったけどね。でもま、俺も致命傷だったわけで、そのまま力尽きて死亡。
そして死んでいるのに何故こうして考え事ができているのかと言うと、目の前にいる好々爺風のオジさん――見た目ソードアート・オンラインのニシダさん――が原因らしい。まあ、よくあるミスで殺してしまいました、ってやつかな?あと呼び方ニシダさんで良いかな?
「その通りだ。本来なら君は死ぬ筈じゃ無かった……と言うか、あれ事態が起きなかったはずのことなんだが」
へー。まあ、気にして無いから良いです。
「済まない、そう言ってくれると有り難い。お詫びと言っては何だが、君を転生させてあげよう。勿論チート能力も用意しよう」
ほむ。死ぬ前にネットで見た神様転生とか言うのかな? 元の世界には帰れないんだっけ? てか、俺を転生させても良いわけ? 相手が強盗とはいえ、成り行きの勢いで人殺してるんだよ? しかも三人も。
「ああ、済まない。だが、君の好きな世界に行ける。それに、あれはこちら側の不手際であり、君が行動を起こさなければあの銀行にいた客と銀行員全員――百五十名ほど――が殺されていたからな。」
そっか。でも行きたい世界なんて無いし。能力とか行く世界とか全部お任せで。あ、日本語通じない世界とかならそこだけ改善して欲しい。
「……欲の無い子だねぇ……君の世界の二次小説だと容姿変更して魔力なり氣なりを無限にしてもって無限の剣製とか王の財宝、最近だと大嘘憑きなんかを頼む者が居るんじゃないか?」
いや、それはそれで面白そうなんだけどね。言葉さえ通じれば後は自分自身でどうにか出来る自信あるから。
「そうか、なら適当にこっちで用意するぞ? あと、行く世界は既に決まっておる」
わかった。行く世界はどんなとこ?
「魔法先生ネギま!ってとこだよ」
あ、ネギま!か。公式バグチートが両手足の指の数以上居た気がする。
「そうだね。特にジャック・ラカンとスプリンクフィールド親子が顕著だね。造物主とかエヴァンジェリンもチートだしね。じゃあ特典に着いては向う行ってからのお楽しみって事で」
わかった。あ、性転換だけは無しで。
「わかった」
ニシダさんの言葉を聞くと途端に眠くなったので眠りに着いた。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
キラが眠りに着いた後、好々爺風のオジさんことニシダは数枚のレポート用紙を手にキラへの特典を考えていた。因みにレポート用紙にはキラの顔写真・姓名・生年月日・住所・性別・備考が書かれているちょっとしたプロフィール表と成っている。
「行ったか。じゃあ、特典を付けますか」
そう言ってプロフィール表に目を通すニシダ。漸く紙と睨めっこしていたら、とある文面が目に止まった。
「なになに、中学二年の時に周りが厨二病だらけだったから周りに合わせて『僕の考えた最強のキャラ』を作った、か。どれどれ………おぉ、このキャラすんごいことに成っとるのぉ。なら容姿とかは変えずにこのキャラの設定を少し弄って特典として与えるとしようかのぅ」
そう言うや否や、何処からとも無くパソコンを取り出し、カタカタとキーボードを打ち込んでいった。
後書き
主人公の生前の名前は『キラ・ヤマト』ですが、変更して転生後は使えなくしますた。(2016/6/19)
ページ上へ戻る