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でんきタイプで縛りプレイ

作者:パズル男
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11話:R団はR団らしく略奪を開始する

 
前書き
今回はR団戦です 

 
 あー、そういえば、レッドたちの聞き込み調査の方ほったらかしにしてたなー。

 いや、まじ、言い訳がましいが、今日にでもナツメに透視してもらったら一発だろうから疎かにしていたんだけども。

 まさか、グリーンがこんな形で登場するとは夢にでも思わないさ。

「おいおい、しらばっくれんなよ、とぼけてんじゃねーよwwオレ様だよオレ様、幼馴染のグリーン様だよwwwwwwwww」

「……いや、だから知らないって。人違いだろ?」

「んなワケあるかwwお前はマサラタウンのハ~ルト君だろがww幼馴染だろがww一ヶ月前までレッド達と一緒にゲームして遊んでただろ、エロ本もたくさん貸しただろ、ブルーに没収されただろwwwwそんなことも忘れんなwwwwwwwwww」

「……借りた覚えが本当にないんだがな」

「おいwwwwwwwww」

 仕方が無いだろ、一ヶ月前のハルトは俺であって俺じゃないんだから。

「ハ、ハルトさんはあの殿方の幼馴染なのですか……」

「ハルト、あなたが連中を誘き寄せたワケじゃないわよね……??」

 いや、ナツメに関しては俺の心を読めよ。敵じゃねーことは確かだ。

「あぁ、私のダーリンだったわね」

「ナツメ……それは違う」

「私の旦那様ですわよね」

「エリカ……それも違う」

 ……もうそのネタはいいんだって。めんどくさい。

「ハルト、いったいこれは何なの??」

 ……カスミも遅れて登場。

 知らない男達を連れて、イケメン、ショタ、ショタ。きっとセフレだな……

「オーノー、久しぶりのバカンスが台無しデース。R団まじファッキン!」

 マチスもやってきた。今日は朝から酒呑んでないのな。

「大変だ、ハルト。艦長から連絡があった。R団って奴らが襲撃してきたらしい……ってこいつらのことか?」

「……そうだな」

 タケシもやってきた。

 なんで俺のところに集まるのか察したくもないけど……

「おーおー、お前らもいたのかよwwハ~ルト君の存在にビックリしてて気がつかなったぜ、負け犬君たちよぉwwwwwwwwwwwwww」

「「「………」」」

「なに、お前らこそ知り合い?」

 タケシ、カスミ、マチスの顔が引きつる。俺の質問には答えたくない様子。

「ハ~ルト君よぉ、オレ様だってポケモンマスター目指して旅にでたんだぜ~ww当然こいつらジム戦もするワケだwwwwwwwwwwwwwwwww」

「………」

「つっても、クチバのジム戦が最後だったがなwwタマムシに向かった道中に、R団のボスのサカキって奴とバトルしてボロカスにされたんだわwwwwwwwwwwwww」

 ……それで転機が訪れたのか。

 ゲームの主人公のライバルであるグリーンは、俺の幼馴染でもあるコイツは、R団のボス・サカキに敗北して……

「オレ様は悟ったのさww今のままではサカキには敵わないとなwwそれはオレ様が最強になれないってことを証明したwwただ旅して仲良しこよしオママゴトでポケモンバトルやってるだけじゃダメなんだってなwwwwwwwwwwwwww」

「「「「「「………」」」」」」」

「だからオレ様はR団員になったww略奪だってしてやる、ポケモンに酷いことだってしてやる、お前ら善良なる一般市民も攻撃してやる、オレ様が最強になるためになら何だってしてやるぜwwwwwwwwwwwwwwwww」

 ダークサイドに堕ちるよくありそうな話だがな。

「だからお前らにも見せてやるよwwオレ様がどれほど最強を目指して悪になったのかをなwwだからR団はR団らしく今からお前らの全てを略奪してやるよwwwwwwwwwwwwwwwwww」

「なっ、朝食を食べるだけじゃなかったのかよ!!」

 グリーンの言葉を聞いてモブ1が野次を飛ばす。

「あーん? 確かに飯に関してはそう言ったかもしれないが別に約束とかしてねーし約束は破るためにあるもんだしそもそもR団の言う事信じるなよwwwwwwwwwwwwwww」

 まぁそれもそうだなんだが……

「……上等だよ、さっさとお前ら全員を倒して、そんでもってお前をオーキド博士の下へ強制送還してやるよ」

「ウホッ、やれるもんならやってみろハ~ルト君wwオレ様は甲板で待っているからそこまで辿りついたら相手してやるよwwwwwwwwwwwww」

 絶対に倒す。

「乱交パーティの始まりだぜwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

「「「「「「「ヒャッハーーーーーーwwwwwwww」」」」」」」

 グリーンは退散してR団のしたっぱ共が勝負を仕掛けてきた。

「皆、こっちも反撃するわよ! 私のあとに続きなさい!」

 カスミが特攻隊長になってしたっぱ達と戦い始めた。

 ……あぁ、そういえばなんかアニメの方でこんな戦闘シーンあったっけ??R団襲撃してくるんだったっけ?

 今更ながらに思い出したけども。

「ハルト、私たちがこいつら雑魚を食い止めてあげるから先に進みなさい! あ、でも、誰かあと1人ジムリーダーは残ってちょうだい!! 戦力不足だわ!!」

「オーケー、ミーがここに残るデース!」

 この豪華客船、トレーナーだけが招待されたんじゃないからな。

 VIPやらセレブとかもいたり、ポケモンバトルをするためにポケモンを持っているワケでもない子供連れの家族の人達をナツメとエリカが筆頭に避難させてあげるんだ。

「ハルト、彼らの避難が終わったら駆けつけるわ。だからそれまで頑張りなさい、これは勝利のおじまいのキスよ」

「……おっと」

「ちょっとなんで避けるのよ!?」

 ナツメが本気でキレた。

「ハルトさん、いってらっしゃいのチューですわ」

「……ちょっと」

 これは避け切れなかった。

 ほっぺたに何か柔らかいものが触れる。

「なんでエリカにはキスさせてるのよ!!」

「……キレんな、避けきれなかったんだって」

「だったら私にもさせてよ、不公平だわ!!」

「ガキかお前は!??」

「ちょっとアンタ等いい加減にさっさと動きなさいよ!! ハルトもナツメが煩いからさっさとチュウする!!」

「カスミが勝手に決めんな!!?」

「ハルト、早くしてくれ。皆待ってるぞー」

「期待な眼差しをこっちに向けるな!!」

 ……お前らも早く行けよ。

 そこ、ニヤニヤしてんじゃねーよ。そっちもキャーキャーいってんじゃねぇよ、たんぱん小僧のゴロウもひゅーひゅー冷やかしやがって、エリートトレーナーさん達も私達も子供の頃はあんな感じだったわね?とか彼氏さんが苦笑いしてんじゃねーよ。

「わっかたから!ナツメ、しゃがめ!」

「ひゃ、ひゃい!」

「これで文句ないな!」

「ありがとうございましゅ!!」

 くそっ、こんなビッチに心は許してないんだからな!!

 チュッ、と手短に最短で事を終わらせた。

「ファ~~~~~~……ッ!??」

「たいへんだ! ナツメがハルトのキスで昇天したんじゃないか、これ!?」

 こんな時に魂抜けんな!?

「ズルいですわハルトさん、私のほっぺにもチュウしてください!」

「たいへんだ! エリカが駄々をこねはじめた!?」

 ……もう、やだこの茶番。

「ホントあんたら真面目にやれ!!」

 カスミが怒るのも無理はなかった。

「……タケシ、ナツメを担いでエリカの援護してやってくれ。俺は大丈夫だから」

「まぁ、僕たちがハルト君を責任もって守ってあげるよ。ねぇ?マイハニー」

「ダーリン、カッコつけてる暇があるなら早く行きましょう。ハルトくん、お姉さん達と行こっか」

「……うん」

「待ってくれよ~、マイハニ~」

 もうキャラが濃いやつらはいらないんだが。

「……よし、行こう」

 俺たちは少人数で甲板へと目指した。6人だが、仕方が無い。

 だが、外に出てみて隈なく探したが、グリーンらしき人物はいなかった。

「もしかして騙された!??」

「……やられた」

 マヌケすぎる俺たち。

 グリーンも言ってたじゃないか、R団の言う事を信じるなって……

 あの野郎は本気でこれをゲームとして楽しむつもりなのだ。

「ハーイ、そこの美味しそうなボーイ&ガール及び叔父様方。お姉さん達と乱交パーティしましょうねー♪」

「あらあら? よく見ればオツキミ山で見かけた坊やもいるわ、久しぶりー♪」

「君、グリーン様の幼馴染ですってね。でも、だからって手加減はしないわよ? この前の雪辱を返してあげるわ♪」

「あ??」

 ……ビッチ共が。

 まさか、こいつらまで会うとはな。

 オツキミ山でお世話になったビッチ集団とご対面だ。数は少なくちょうど都合よく俺達と同じ6人だがな。

「ナオコさん、トオルさん、ゴロウに他の皆も、こいつらは俺がさっさとやっつけるから先に行ってくれ……」

 エリートトレーナー達にそう告げる。

「でも、敵は6人よ、君1人じゃ心配だわ」

「そうよー? 私達を甘く見ないでちょうだい、前と同じだと思わないことね、6人となった私たちだけど、ポケモンはパワーアップしたわ。いきなさいピジョット♪」

「ピジョォォオオット!!」

 あの時のピッピじゃないんだな……

「くっ、あのピジョット凄い育てられているよ、マイハニー」

 トオルさんはエリートトレーナー。

 数多ものポケモンバトルをしてきたことで相手のポケモンがどれほどのレベルかわかるらしい。

 つっても、このピジョットは俺でもわかるほどに強いだろうよ。

「うふふっ、このポケモンはかつてはグリーン様が育てていたポケモンよ。強いに決まっているじゃない♪」

 ……一ヶ月でそこまで育つのか。

 残りの5人もポケモンを出していく。

「行きなさいナッシー♪」

「フーディン、カモーン♪」

「ウインディちゃん、ゴー♪」

「サイドン、坊や以外を踏み潰せー♪」

「ギャラドス、いきなりの【はかいこうせん】よ♪」

 ギャラドスの強襲【はかいこうせん】が俺たちを襲う。

「くっ、カビゴン。受け止めてくれ」

「カビィー!!」

 トオルさんのカビゴンが【はかいこうせん】をお腹で受け止めた。

 それ相応のダメージは食らったようだが。

「うふふっ、やるじゃないアンタ。坊やから乗りかえっちゃおかなー、どうかしら?今夜でも♪」

「えっ、どうしよっかな……って嘘々、僕にはハニーがいるから浮気は駄目なんだ!」

「……ハルトくん、あんなダーリンは放っておいて私と仲良くしない?」

「………仲良くするだけなら」

 ……この人達もめんどくさいな。

 それに、そう簡単にビッチ共を撃破できそうにないな。

 敵のポケモンの顔ぶれ、グリーン戦ラストバトルの面子そっくりだ。

 レベル60代ぐらいに強くないことを願うしかないな。
















 そして、船内にて……

 VIPやセレブたちの避難をさせていたナツメたちの前に現れたのはR団の幹部グリーンだった。

「ど、どうしてお前がここにいるんだ!?」

「そ、そんな……ハルトさんは負けてしまったというのですか??」

「いや、ハルトは上で知らないビッチ達と交戦中のようだけど……どうやら、上で待っているっていうのは嘘だったらしいわね」

「そうだよwwさっきも言ったじゃんwwR団の言う事信じるなよwwまず手始めにお前らから相手してやるよwwまとめてかかってこいwwwwwwwwwwwwwwwww」

 場所は一層の大半をポケモンバトルのために改造されたバトルフィールどだ。VIPたちはそこの選手控え室等に隠れてもらい、自分たちはフィールドでR団を迎え打つ予定だったけども。

 まさかグリーンとは誰も思っていなかった。ナツメさえもグリーンは何故か透視できないのだから。

 ここにタケシ・エリカ・ナツメVSグリーンのバトルが勃発する。  
 

 
後書き
さて、次話でR団戦終われるのか心配になってきましたが頑張ります 
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