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雨の国

作者:雨月(アメツキ)



※こちらの作品は「小説家になろう」でも同時連載しています。作者は同じく雨月です。
http://ncode.syosetu.com/n0171dg/1/





「………。____」

⚪︎日時 9月3日 AM4:00、⚪︎所 日本の何処か。




朝が来た。
少年は目覚ましを止めてベットからずり落ちる。
「い、痛い……」

少年は態勢を立て直しつつ薄暗いキッチンに向かった。しかし、いつもいるはずの母がいない。


ふとあたりを見渡す_____カレンダーには大きく「Saturday 」の文字。




(ああ、今日は土曜日だからか……) 少年は白色の髪をかき上げながら再びベッドへ戻る。






どれくらい寝たのだろうか。
時計を見てみる。AM5:00。さほど時間は経っていなさげだった。


カーテンを開ける。今にも降り出しそうな空模様。
静かな、それは静かな朝だった。


「行ってきます……」少年はそう言うとダッフルコートを羽織り、傘を持って散歩に出かけた。






何も知らない無垢で無口な少年は
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タイトル更新日時
-プロローグ- 少年は。 2016年 04月 16日 02時 26分 

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