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「冥王来訪」の感想
2024年 08月 10日 10時 45分
コメント
今ではクルスクにウクライナ軍の戦いをどう思います?
作者からの返信
2024年 08月 11日 05時 57分
私としては、ウクライナ軍が強いのもありますが、ロシア軍が急速に弱体化したというのもあると思っています。
今のロシア軍はソ連赤軍の後継組織です。
ソ連赤軍は、参謀本部の他に、陸海軍合同政治総本部という思想的なバックボーンがありました。
ここから政治将校(コミッサール)を派遣し、規律の緩んだ部隊や反抗的な将兵を指導していました。
なんで政治総本部や政治将校を設置したかというと、政府に反抗的な将兵が沢山いたからです。
この傾向は第二次大戦後まで続き、独ソ戦の序盤では簡単にドイツ軍に下る将官まで出るほどでした。
また共産国家の常として、士気の低下と規律の弛緩が問題になっています。
腐敗はソ連時代からの宿痾で、プーチンはかなり問題視して、ショイグ国防相などに点検を命じていますが、なかなか改善しません。
ロシア人の細かいことにこだわらない「ニチェボー」精神も影響していると、防衛大学校元教授の瀧澤一郎先生も述べているくらいですから、ロシア人の属性なのでしょう。
まあ、マルクスレーニン主義を採る国家は、人の物を略奪するのが精神としてありますから、おのずとして腐敗し、堕落するのが宿命なのでしょう。
ニチェボーは、支那人の無問題や、韓国人のケンチャナヨ精神に似た感じですかね。
細かいことを気にする日本人からすれば、おおらかと言える感情でしょうが……
ロシア軍の諜報能力から考えて、ウクライナや英米の動きは察知していたでしょう。
GRUやSVRから、プーチンに報告が行っていないのかもしれません。
あるいは、情報をつかんでいても、動かせる兵力が分散していて、対応できなかった可能性もあります。
おそらく前線で動かせる兵力というのが、実際の半分以下なのではないでしょうか。
1945年の日本の満州水膨れ動員のように、成人男性を数だけそろえて、十分な戦闘力もなしに、ウクライナを恫喝していたのを見破られて、クルスクを奪還されたのではと思っています。
2024年 08月 10日 10時 45分