「冥王来訪」の感想


 
コメント
>ソビエト市民なら、銃を取って日本帝国主義者と戦うべきではないのかね

今のウクライナ軍と西側諸国には227号命令と270号命令の必要でしょうが?(現在のロシアは強弩之末と言えますけど。) 
作者からの返信
作者からの返信
 
>今のウクライナ軍と西側諸国には227号命令と270号命令の必要でしょうが?
西欧諸国はともかく、ウクライナでは恐らくソ連国防人民委員部第227号命令と似たようなものが出ているという話があります。
男狩り(強制的な徴兵)をしていますし、武器も弾薬も不十分なまま突撃させて兵力をいたずらに損耗させていますから、囚人兵の活用などという案が出てくるのでしょう。


>西側諸国
G7各国の中で、冷戦期の延長で大規模な軍備を維持していたのは日本だけですからね。
ウクライナ紛争が始まるまでは日本の軍事ドクトリンは40年前の古いものだと散々にこき下ろされたものです。
 ドイツは、1990年の統一以降、一貫して通常戦力や兵力の削減など軍備縮小を行い、軍そのものも正面作戦より非正規戦闘(対テロ作戦)に重点を置く軍事態勢に変更しました。
 120機以上あった海軍航空隊の戦闘機部隊を全廃し、2000両以上あったレオパルド2戦車も今は280台ほどで、実際に動くのは150台ほどです。
 空軍の戦闘機は、120機ほどありますが、365日24時間体制で、スクランブル発信できる状態ではなく、夜間や極端な天候悪化の際はドイツ空軍は航空機を飛ばせないほどになってしまいました。
隣国スイスやオーストリアも8時から17時での航空機の運用をしていますから、それに合わせたのかもしれません。
 今のドイツは米軍やフランス軍に、おんぶにだっこなので、経済に全振りできていますが、それでも軍事部門の衰退は著しいものがあります。
 これはドイツの国内産業の急速な衰退が関係して居まして、安いロシア産の石油やフランスからの電力を基にして、自動車などの高価格帯製品を作り、輸出する構造に、この30年で変えてしまいました。
兵器関係の会社もそうですが、不採算部門などは中国メーカーや韓国メーカーが買って、ドイツブランドで販売しています。
刃物で有名なゾーリンゲンの高価格帯の刀剣やナイフなどは、皆日本の関市の刃物メーカーの物を使って、ドイツで組み上げたものです。
マイクロメーターや電子測定機器などは、日本のミツトヨの奴をドイツで載せ替えたものもありますね。
スイス製の工具でも日本のメーカーにOEMしているのがあるので、ドイツのは結構多いでしょう。

 東独時代は、頑張って国産化していたのですが、今は人件費の安い東欧から買ったり、他国に工場を作って、最終的な修正だけをドイツでするという方式ですね。
 車なども、ブランドだけBMWやダイムラーで、雑な作りの物が増えました。

ダイムラーがクライスラーと一緒になった時にどうやら、一級のロゴのついた三級品でも、一級のロゴだけあれば消費者は騙せるという、アメリカの自動車業界の悪い面を学んでしまった様で、かつてのように耐久性に優れたドイツ車というのは、今は昔の話になりました。
 ドイツは電子制御に昔から弱くて、冷戦時代は何とか力を入れていたのですが、統一後はよそから買った方が安いという事で、おざなりにされてしまいました。
今もドイツ政府やドイツ国鉄ではMS-DOSを使っていて、その技師が不足しているので再度募集をしているという話が去年の11月頃あったくらいです。

ちょっと助長になったので、一旦切りますが、とにかく西側は冷戦後の平和をいいことに惰眠を貪って、軍備を怠った付けが今になってきているという事です。
まあ、東亜という冷戦がずっと続いている状態の方が以上ですし、世界全体から見たら、東亜は阿修羅道の地という特別部落なのかもしれません。
 欧州基準で考えるならば、台湾や韓国といった小国で100両を超える戦車や即時スクランブル可能な航空戦力を維持しているほうが、以上ですからね……
人口比で言えば、韓国・台湾はチェコスロバキアやポーランドほどいますからね……