「冥王来訪」の感想


 
コメント
>自動車事故---KGBの得意とする暗殺法です。特に第一総局当たりでは十八番(おはこ)でした

これは僕の質問がある、KGBはカティア・ヴァルトハイムを暗殺したいとはカティア・ヴァルトハイムの正体を事前に知るので、可能できる、もしKGBは本当にカティア・ヴァルトハイムの正体を知っていたとしたら、どうしてシュタージに通報しないのか? 
作者からの返信
作者からの返信
 
 すでに作中やコメント欄で述べた通り、当時のシュタージはKGBの完全な傀儡でした。
当時のシュタージ職員の言として、「モスクワの許しがなければ、ミルケ長官は放屁する自由すらなかった」という言葉があります。
暗殺や誘拐、テロ組織の支援すらもすべてモスクワの指示で行ったことでした。
 西ドイツで起きた、ステファン・パンデーラの暗殺、西ドイツ赤軍のテロ活動、銀行家連続誘拐事件などはKGBが強く関与していました。
シュタージは事後報告の身を受けることが多かったと聞いております。

またKGB佐官・尉官は、シュタージ将官と同じ待遇であり、当時を知る関係者は、匿名のインタビューで、KGBの下級将校はシュタージ将官を顎で使っていたとコメントしているほどです。

 以上の事から、第一総局がシュタージの頭越しで暗殺をするというのはあり得る話なのです。

実際西ドイツの諜報関係者が亡命したときも相談相手はシュタージではなくKGBでしたし、米英の諜報機関はKGBの動向を注意深く探っていました。