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稀代の投資家、帝国貴族の3男坊に転生
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稀代の投資家、帝国貴族の3男坊に転生の感想一覧
「稀代の投資家、帝国貴族の3男坊に転生」の感想
(*・ω・*)
2018年 10月 10日 12時 03分
コメント
否定はしませんよ?だって私が書いてるわけでもないんだし(笑)
あくまで参考、そんなことを言うやつもいるのか程度に思ってていただけたらいいです。
ただ普通に考えて金の卵を産むガチョウを余所にあげるだろうかと思って。いくらおすそ分けが見込めても当然自分が持っておくでしょう。縁が切れる「可能性」があるのがいけないんです。だって実家とのかかわりはザイドリッツ次第でしょう。養父に対して強く出られる婿ならなおさら。あとルントシュテット家が次男・三男を送り込んで2つの家を乗っ取り、さらに皇太子との繋がりも強化(これは自動的に)していくと新たな派閥形成と見られてしまいます。
それともう1つ重要なのが婿入りは養子ではないということ。日本というか東洋では婿入りは婿養子と言ったりもするように割と同一視されてますが、それは「家」を残すために養子をとって継がせることが割と一般的だからです。西洋では血縁が大事で、養子が家門や領地を継ぐというのはあまり聞きません。娘しかいない家は婿を取るのですが、それは婿が養子となってではなく、あくまで娘が女領主でありその長男が継承することを見込んでいるわけです。
マリア・テレジア・フォン・ハプスブルクと結婚したフランツ・フォン・ロートリンゲンは、恐らく世界で最も有名な婿入りの1つだと思いますが、彼はフランツ・フォンハプスブルクになることはありませんでした。その長男はヨーゼフ・フォン・ハプスブルク=ロートリンゲンとなるわけです。ザイドリッツも婿入りしたところで名前は変わりません。終生ザイドリッツ・フォン・ルントシュテットです。息子がリューデリッツ伯○○・フォン・リューデリッツ=ルントシュテットとなります。そしてこの場合でも一門の主と領地は婿入りした相手の、ザイドリッツの妻のものです。先の例で言えばハプスブルクの当主の座も、オーストリアの領主もマリア・テレジアです。フランツは領地の一部を与えられてトスカーナ大公になりますが、これは飛びぬけて領地を多く持つハプスブルクだからできる処置です。現在エリザベス女王に婿入りしているエディンバラ公フィリップは領地らしい領地はありません。これは時代的の関係だとしても、ヴィクトリア女王に婿入りしたアルブレヒト・フォン・ザクセン=コーブルク=ゴータは爵位も領地も貰わず、結婚して20年ほどたってから「王配殿下」の称号をもらうまでイギリスにおいてはまったくの無位無官でした。
認識のずれといえばそうなんですけど、単に婿養子というものに関する認識の違いでしょう。東洋の婿養子と西洋の婿養子では大きく異なり、東洋人も多くいそうな自由惑星同盟ならともかく、ゲルマン偏重の帝国においては西洋式の婿養子でしょうから。
あと東洋的な思想だと「家」が中心で、長男はもちろん次男三男が稼いだ金も家の金みたいなところがありますが、西洋ではもちろん家の金がないわけではありませんが、個人的に商売をするなどしてあげた稼ぎはその個人の持ち物です。つまりルントシュテット家のほうがザイドリッツのおこぼれに預かっている状態ですから、力関係で言えば完全にザイドリッツが上、親でなければそもそも結婚に口を出すことがおかしいくらいですね。だからこそ邪魔になって追い出したように見えるわけです。
ちなみにリューデリッツ伯爵家に婿入りしてもリューデリッツ女伯爵の夫になるだけでザイドリッツが伯爵になるわけではありませんよ。領地経営には参加できますが、言ってしまえばそれだけです。なのでこの話に前向きな父上はアホではないのかと言ったのですが、東西の家の経営に対する認識の差でしたね。
リューデリッツ家に行ったザイドリッツが貴族社会の荒波を押し分け、婿という低い立場にも負けず、実家にいたときよりも悪い条件でさらに商圏を広げに行く戦いはそれはそれで面白そうにはおもえます。兄は苦労しそうですね、
作者からの返信
2018年 10月 10日 20時 19分
感想ありがとうございます。うーん。正直、あくまで原作は尊重しますが、西洋史の事実まで踏まえるとなると厳しいなあ......というのが率直な思いですね。仮に西洋的な婿入りを想定すると、そもそも論で帝室に500年女帝が出ていないことも、貴族の淑女が基本的に政治・経済を勉強しないこともおかしな話になりますし......。
ルントシュテット家は代々軍人でしたが、政府や宮中でも代々その職を継ぐ貴族家があるはずですが、そうなると~侯爵夫人が宮内尚書みたいな感じで出てきてもいいはずが、政治に実際に携わったのが皇后になった後のヒルダだけなんですよ。
そうなると、直系で爵位を継いだ人材と、婿入りしたので爵位は継げない人材が出てきますが、代々の役職についてもらう人材にわざわざ足かせ付けるのかな?とも思う次第で......。
作者は受験は政治経済で乗り切ったので、西洋史はWikiで一度読んだレベルです。なので至らない点は申し訳ないですが、東洋的な婿入りという事でご理解いただければと思います。よろしくお願いします。
2018年 10月 10日 12時 03分