「稀代の投資家、帝国貴族の3男坊に転生」の感想

(*・ω・*)
(*・ω・*)
 
コメント
婿入りするとザイドリッツが手にする利権に関してルントシュテット家が口を出すことはできなくなるでしょうに、父上はなんでまたそんなことをする気になったんだろうか。レオ利権や皇帝との友情はザイドリッツ個人のものなので、ルントシュテット家側が一方的に損をしているでしょう。つまりザイドリッツ個人は伯爵家当主になれて動きやすくなりますが、ルントシュテット家は莫大な酒利権・皇太子との繋がり・金を稼ぐ息子を一気に失います。
もちろん人の関係ですから、婿入りしたからと言って実家と絶縁するわけではありませんが。彼がそういうことをするかはわかりませんけど、仮に「婿入りした以上リューデリッツ家の人間であり実家は無関係」と言ってしまえば彼らに酒の分け前をあげなくともよくなります。もちろんザイドリッツの側にも色々と言われるでしょうけど、酷いやつだ!みたいな意見はあんまりないでしょう。だって普通に見れば極めて優秀で、次々に巨大な功績をあげ、皇帝に才能を認められて皇太子とは友人、士官学校在学中に特例で少佐になるような天才の三男が邪魔になった長男と当主が彼を追い出したように見えます。
まぁこれは極論だし暴論かもしれませんが、要するに言おうと思えば言えるし、貴族というのは極僅かでも可能性があれば全力で突っ突きに行くでしょう。封建領主というのは政治家兼資本家ですから、何もザイドリッツの大嫌いな門閥貴族でなくとも。

あるいはそれをリューデリッツ伯と二人三脚で粉砕するお話になるかも。たぶんお婆様はできません。いくら実質的な領主として領地経営をしていたとはいえ、所詮は箱入りお嬢様ですから。というのも見た感じ「素敵な旦那様」に恋焦がれる姫の頃から何もかわってないと思ったので、たぶんリヒテンラーデ候やカストロプ公、ブラウンシュヴァイク・リッテンハイムが(たぶん)やっていた権力闘争みたいなのはできないでしょう。

何にしても今後彼がどうするのか、婿入り話は蹴るのか、婿入りして軍部と経済の雄として門閥貴族を千切っては投げ千切っては投げ(笑)するのか、それともすべてに嫌気がさしてフェザーンに高跳びして「今カウフ」になるのか。どれにしたところで父上の胃に危機が迫っているのがわかります。 
作者からの返信
作者からの返信
 
感想ありがとうございます。顔さんも婿入りは否定的な感じかあ......。
あまりにも優秀で巨額の資産を持つ3男ってなると、伯爵家の当主にしないのかという話も出そうなので、外に出す方が無難かなあとも思っていたんですよね。3兄弟は仲が良いですが、当人たちもそれなりに人格者だから成立している話で、普通なら兄たちもザイ坊に嫉妬してもいいでしょうし、陛下とも仲がいいともなれば、勅命で後継ぎはザイ坊みたいなこともなくは無いと考えて、外に出す方向にしたんですが......。
ちゃんとは計算してませんが、ルントシュテット家も伯爵家の中では飛びぬけた財力をすでに持っているでしょうし、変に家督争いになるくらいならこういう判断もあるかなあと......。
マリアおばあ様は領地経営や貴族間の交渉は出来ても、権力闘争までは私も無理だろうと思います。
読者の皆さんとの認識にかなりずれがありそうで、これからが不安ですね。今後も忌憚なく感想を頂ければと思います。よろしくお願いします。