「【シェアワールド】ユア・ブラッド・マイン再構成版設定案まとめ」の感想

海戦型
 
コメント
オプション設定まで読み終わりました。

うーん、マリア皇女がラバルナ復興をいまさら掲げる理由はだいたい分かりましたが、正直なんの根拠も示さずそんなこと言い出しても妄言と一笑に付されるのがオチですよね。となると、刺客を送り向ける各国がそれをする必要があると確信するだけの理由がないと………いやでも、ラバルナ帝国の成り立ちを考えれば「ラバルナが支配してた頃は戦争がなくて平和だった」と(洗脳入ってる疑惑だけど)考える人も相当数いそうだし、超国家内にも小競り合いに辟易して皇女側に寝返りたいと考えても不思議ではないのか。一概に妄言とも言い切れないですね。
宗教上の法皇や教皇みたいに、力はなくとも絶大な発言力を持つ存在という感じに思った方がいいのでしょうか。ラバルナ皇帝の死後にキリスト教的なノリでラバルナ教とか出来てそう。
それにしてもラバルナ皇帝、そんなガンダムOOのイオリアとアーサー王伝説を足して2で割ったような人だったのか……(厳密には全然違うけど)

・この世界、テロリストはいるんですか?
・カセドラル生命体はどこまで突っ込んだ話を作っていいんですか?原則を守っていればその思考回路や認識等の理由付けはこちらでやってもいいのですか?
・神々の正体がカセドラル生命体というのは分かるんですが、幽霊がカセドラル生命体というのは額面通りに受け取ると余りにも重要な意味に解釈できます。ここでいう幽霊とは明確な人格と姿を持ったそれではなく「正体のよく分からない何か」という意味での幽霊ですか?


追記:
正直、幽霊というのは意味的に死後の霊であって妖怪や精霊とは似て非なるものだと思っていたので、「え、死んだ人間ってカセドラル生命体に変化して物質界に侵攻してくるの?えぐいなぁ。グノーシスじゃん」とか思っていました。
(※グノーシス……ざっくり言うと死んだ人間が輪廻転生を拒否して正気を失い、霊質界の側から人を殺すようになった霊的化物)
 
作者からの返信
 
 正直な話をするとマリアはこちら側で動かすキャラクターとして設計しました。彼女の『存在意義』や『復興宣言の理由』は「本作とは関係のない設定」の部分に放り込んでおくことにします。
 なお旧版では魔鉄暦30年の動乱は「マリアの帝国復興宣言」から始まりますが、新造版では来日がトリガーとなり、復興宣言は大分後となります。存在が認知されてないわけですね、暫くの間。なので魔鉄暦30年の日本、かつ関東以外のエリアを舞台にした場合、おのずと『敵』は「マリアとは関係ない理由で日本にやって来た侵略者」になるようにも思います。選択肢設けといてその仕打ちはなんだと自分でも思いますが。
 
 皇族が動けば、少なくともヴァンゼクスのブザイ派勢力は皇族につくことになるでしょうね……ラバルナ本人とかかわりがある動きならライオニアも動くでしょう。そう言う意味では『特別な発言力を持つ存在』なのかもしれません。
 宗教に関してはこちらも各位で自由に考えて貰って構わない設定となっています。あるのかもしれませんねラバルナ教。

 旧版ではわりと「侵略欲求を持つ夢想家の青年」みたいなキャラ付けだったのですが、三層世界論の設定をフレーバーではなくきちんとした形で組み込むことを決めた際、このような設定が付与されました。カセドラル生命体の定期侵略に関しても「本作とは関係のない設定」に追記した方がよさそうですね……何だかんだ必要ないかなと思った設定も、使い道があるのかも……。

・テロリストは居るでしょう。侵略行為を行うのは国に命じられた兵士たちだけではありませんので。
・カセドラル生命体を登場させたい場合はそれで構いません。ただ、僕自身としてはさほど作品と大きくかかわることのない存在かな、と思っています。設定が設けられているのは当初『敵』案としてこいつらを使うかと思っていた時期があったせいです。結局人間VS人間の構図が残ったので没になりましたが……。
・幻想種・精霊種の類としての亡霊、幽霊のつもりで書きました。件のエウリュディケ現象を使えば肉体を持った存在として、人体蘇生のような事が可能です(オーバーリアクト自体が眉唾扱いされている上に、やらかすと自分にもデメリットがあるとする説が有力なので試す人はいませんが)。

-追記への返信-

 追加した部分にもあるように、カセドラル生命体の全てがマテリアルに敵対しているわけではないです。ヘルメスみたいに味方してるやつもいるので……。
 また、カセドラルは「情報」の世界です。正確には「死んだ人間の情報」が記録されていて、それをもとにしてカセドラル生命体が地上に顕現するわけですね。だから「そっくりで、記憶もあって、癖まで完全に一致するけど、でも本人ではない」ということに……もしも死者蘇生を狙ってカセドラル生命を召喚する人物がいたならば、その人にとっては期待外れの結果に終わるかもしれませんね。