「遊戯王GX ~水と氷の交響曲~」の感想

遼 凡夫の人
遼 凡夫の人
 
悪い点
 クロノス先生のデッキの通称が違います。【暗黒の中世】です。
 OCG版の天よりの宝札を発動するには手札とフィールドの両方にカードが必要になります。普通に使うと、消費を最低にしてもなお損してしまうカードです。
 
コメント
 今回ユーノの胸中らしきものを台詞にしているところが見られましたが、それはおかしいでしょう。これでは普段とは異なる清明への対応に悩んでいる様を口にしていることになります。いくら他の人に聞こえないとはいえ、傍らに居る清明は普通に聞き取れる筈です。彼の近くでアニメ云々を語る訳がありませんし、「発破くらいはかけてやりますかね」と口にしてから「音を上げるんじゃねえだろうな?」と話しかけるのも不自然です。
 1人称における他人の胸中は語り手が推し量ることしかできないため、今回のように清明が周りの見えない状況に立たされると基本的に何も書けないのですが……。どうしても書くのであれば、せめて台詞とは異なる括弧を使ったほうが良いと思います。現状ではユーノが非常に独り言の多い人物になっています。

>いやそうする必要もない、最悪次のドローで手札にブレイカーみたいなアタッカーが来ればシーラカンスは倒れ、敗色がかなり濃くなってしまう。
 文章的なことで少々。言いたいことはおおよそわかりますが、書き方がおかしいです。ブレイカーは前述した団結を破壊できるものの1つな上、このカードが来てしまえば負けが確定します。敗色濃厚どころではありません。直すなら次のような文になるでしょうか(なお「いやそうする必要もない」まで若干書き換えたのは、「ハイリスクな賭けだ」と理解しての行動にもかかわらず、後から思い付いたかのような言い回しが不自然に感じたためです)。
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(前略)それだけじゃない。次のドローで熟練の黒魔術師みたいなアタッカーが来れば、向こうはジョーカーとシーラカンスを相打ちにしたっていいんだ。そうなれば敗色がかなり濃くなってしまう。
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 負けを恐れるのは普通の感性に思いますが、今回は度が過ぎて何もできなくなるといった感じでしょうか。「失敗を恐れるな」はある種の真理ですが、実行はなかなかに難しいですね。それを打ち破った清明は十分に強いと言えます。きっと素質はあるのでしょう。
 一応前回の感想のほうに追記もしてあるので、できればそちらもご覧ください。 
作者からの返信
作者からの返信
 
今回も……どころか、前回の分までわざわざ補足してもらって申し訳ないです、そしてありがとうございました。まず、中世の暗黒はただのうろ覚えの結果です。宝札に関しては、神楽坂一ターン目に凡骨の意地を張らせて手札を増やしておくことで対処しました。その結果アド損なんてレベルじゃないカード消費量になっちゃいましたが、まあ元がそういうカードなので諦めるしかないですね。
それと指摘のあった文章面での問題ですが………本当に一人称でやってる話はこういう場面で独り言か括弧に頼るかの二択しかないんですよね。読み返してみたら確かに独り言ばっかりの怪しい人になってたので、今回は括弧に変えておきました。またこんな場面がきたときどうするかは考えておきます。