「魔法少女リリカルなのは ~黒衣の魔導剣士~」の感想

AKWR
AKWR
 
悪い点
たった今劇場版A'sを見ました。
それを見て、やはり、この小説で闇の書の目玉である。「闇の書の意思」の対決の時のはやてとフェイトのシーン、『ナハトヴァール』の破壊が省かれた事が残念に思いました。

月神さんの書き方は理解したつもりですが、やはりこの最終局面は主人公だけでなく、闇の書の中でのフェイトの決意、はやてのやさしさをしっかり描いた方がより素晴らしい小説になったのではと思いました。
そして『ナハトヴァール』の破壊のシーンはシャマルの能力があれば主人公も最後まで戦えたのではと思いました。
ですが、その当時、主人公はなのは達のような強力な砲撃が打てたかは分からなかったですし。
心理描写を中心に描く月神さんのスタイルではもしかしたら『そこ』を描くのは難しかったのかもしれませんが、やはり原作を見てしまった後だと、A's編はかなり重要な場面を省きすぎてると思い。
物足りなさを感じました。
付け足しに、アインスが消えた後のはやてがなのは達に泣いたシーン。月神さんは、消えて直ぐに主人公がその役をやっていましたが、自分は多分その場面も主人公にはやてが・・・と思うので、そこも省かず書いてもよかったんじゃないでしょうか?
 
コメント
こんばんわ。AKWRです。

偉そうに勝手なこと言いましたが。

月神さんは所々最後の詰めのようなシーンを省くことがあるように思えます。
そこは原作と一緒だから書かなくてもいいと思うのは一つの考えです。ですが、自分は原作と同じだからこそ、しっかりと書けばより小説を深くするのではないかと思いました。

これは多分このシーンをこの作者はどう描くのかを期待する所があるからだと思います。
月神さんはとてもいい小説を書いてると思います。だからこそ要所要所を細かく書くことはより小説を面白くすると思いました。
そしてこの次のViVidですが、新しい主人公は女性にするか、男性にするかでかなり違ってくると思います。ViVidは何気に登場キャラが多い作品です。月神さんがViVidをどのように描くのは分かりませんが、男性にするなら恐らく男のオリキャラは必須だと考えます。ですが、この小説を読んでみて、月神さんはあまりオリキャラは出してません。
月神さんのスタイルなら、主人公を女性にして、そのキャラを中心に物語を描くのがスムーズに進むのではと思いました。

これはあくまで自分の意見ですので、どうか一つの考え程度に受け止めて下さい。

長々と偉そうに失礼しました。

次の更新楽しみにしています。 
作者からの返信
作者からの返信
 
 感想ありがとうございます。

 確かに自分もそこは書くかどうか迷った部分でもあります。
 ただ無印やAsを書いていた頃は主人公の地盤を固めていた時期ですし、主人公の物語を読みたいという意見をもらった時期でもあったのであまりヒロイン達の視点を使わないようにしていました。
 またそちらの言うフェイトやはやてのシーンは戦闘の途中に入っていたシーンだと思います。当時の自分はこの作品がリメイクしたものということもあって先に進めることを優先していましたし、戦闘の間に話を入れていくとなると1話あたりの文量もまばらになり、話を切る場所もしっくりしないと感じていましたね。正直に言えば、当時は指摘してくださったように書くのは難しいと判断しました。
 余談になるかもしれませんが、As時代の主人公では『ナハトヴァール』の破壊はほとんど戦力にならないでしょうね。突出した魔法や膨大な魔力を持っていたわけでもありませんので。まあはやてがラグナロクブレイカーを撃つ時に手を握って「わたしはショウくんが傍に居てくれるなら何も怖くない」みたいな流れにしようかとも思ってはいたんですがね。


 詰めが甘い……そこはあると思います。ただ個人的にはわざとそうしている部分もあります。
 確かに原作と変わらないなら書かないでもいいと思ったりもしますが、逆に全てを書くのもどうかと考えることがあります。全て書くと読者の想像の余地を奪うことにも繋がりますしね。これはリメイクする前に読者から言われてしまいましたので。まあそこではその感情を書かずにあとでこういう話をしたいからそこで使おう、ということで省くこともあるわけですが。もちろん、考え方は人それぞれですのでAKWRさんの指摘は実に的を射てると思います。今なら細かく書くことも可能かもしれませんし、時間があれば修正も考えたいところです。


 Vividに関しては現状では主人公は男性を考えています。男性というよりはヴィヴィオ達の年代に合わせますし、ショウの弟子という形で出そうと思っているので男子という表現が正しい気がしますが。
 オリキャラに関しては個人的にあまり出したくないんですよね。作品に出てくるキャラが多いですし、原作沿いだと基本的に登場させないわけにもいきませんから。
 主人公を女性というのはこれまでに書いたことがないので面白そうだと感じました。ただ恋愛的な要素は入れていきたいところですし、作品中のキャラはほとんど女性ですからね。Vividはまだ完結してないだけにキャラ被りの危険性が高まるので現状では避けたいところです。アニメの方ではVivid完結から1年後の話が放送されたりもしていますから。

 こちらも長々と書いてしまって申し訳ありません。
 ただ最後にこれだけは言わせてください。自分はAKWRさんの考えを偉そうだとか失礼だとは思っていません。むしろきちんと自分の作品を読んでくれて、それでいて自分が選ばなかった部分を指摘してくれたわけですから嬉しく思います。
 もうしばらくはIFエンドが続くとは思いますが、これからも書き続けていきますので今後ともよろしくお願いします。