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銀河英雄伝説~新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)
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銀河英雄伝説~新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)の感想一覧
「銀河英雄伝説~新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)」の感想
Mckee
2013年 03月 15日 23時 57分
コメント
お久しぶりです。
また、少し感想を書かせていただきます。
すみません。
リンチさんが、どう変わっていくのか楽しみになってきました。
このリンチさんの設定は「秀逸」かもしれません。
政治も軍事も結果が全て!!
ですから、彼は同盟軍内では「終わった」と言うのは致し方ないですが、ここでは第二の人生が待っていそうで良かったです。
「ココア閣下」の優れた特質が際立つ暖かさの部分になるかもしれませんね!
ただ、彼(リンチ)には虚栄心や見栄は強烈ですが、気高さや野心は見れないのが基本人物設定なので、ここはキープしたままで、新たなる希望を紡いでいって欲しいです。
人間の基本的な人格や性格が本人だけの努力や3年や5年悩んだ位で変わるとは、いくら小説の世界といえどありえないと思うからです。
まぁ、フォースが使える「マスター」にでも仕えれば別でしょうが・・・。
偉大な資質が別の才能の出現によって輝きを失う事はありえるでしょうが、お釈迦様やキリスト様じゃないんですから、個人の人生においても「奇跡」を紡げるのでは、幾らなんでもチョットやり過ぎな気がします。
まして、会戦でも政治でも大活躍なんですから・・・。
私は、原作のラインハルトは実は苦手なんです。
ハッキリ言えば嫌いです。
父子家庭に育った、偏向性とその裏返しの才能の強烈さはリアルで良い設定だとは思いましたが、人間性が狭っ苦しくて好きなキャラではありませんでした。
その点はヤンも同じで、大きさと言うか懐の深さというかが感じれませんでした。
こちらの「ココア閣下」は、両親の揃った暖かな一応は貴族の家庭の子供なので、平凡ではあってもゆとりと言うか暖かさが人柄に含まれているようで、ホッとします。
そう言う点も、私には読みやすく物語の中に入り易く原作以上にGoo!です。
何方かがお書きでしたが、十分に小説と言って良いと思います。SS(っていうんですか?)の範疇を超えているという評価には100%賛成させて頂きたいです。
少し気にかかるのは、主人公や特別な設定の人物(子供とか女性)以外の登場人物のメリハリが弱いので読んでいて「あれ?これ誰と誰だったっけ??」と舞台設定のところまで後戻りして確認する事が頻繁にある点です。
もう少し「彼、独特のゆっくりとした語り口で・・・」とか、「その聡明さがそのまま出たような硬い表現」とかという描写表記や、漢字が異様に多いとかドモリがあるとか、一人ひとりの台詞回しからそのキャラクターが彷彿とさせるような点を増やして頂いても良いように思います。
リンチさんには、改革の進む帝国内で彼の自尊心を満足させれるようなポジションで人生に満足した展開があることを期待しています。
それと、これは「銀英伝」の二次小説と言う事ですし、その時代下での無関係な人たちの物語ではないので、膨らませたパラレル世界を最終的には、原作の物語観の中に収めて頂ければ。と思います。
このままでは「ココア閣下」には「ノビタ君」という相棒が出てくる事になりかねないです。
ヴァレンシュタインが、才能よりも彼の持つその安定感のある人格に「主戦力」を定め、並み居る“天才”や“魔術師”達を驚嘆させる戦いを人生や銀河を舞台に展開していく事を楽しみにしています。
2013年 03月 15日 23時 57分