「外伝 銀河英雄伝説~新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)」の感想

tukiyomi
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コメント
更新お疲れ様です。

エーレンベルグではありませんが、ラインハルトは「お前本気で簒奪考えているの?」と説教したくなるほど手際が悪すぎますねえ。
司令長官としての「威」を確立させたいのならば、実戦指揮官の掌握を速やかに図らなければならないのに、自身の艦隊編制もままならないんですから、そりゃあ指揮官連中は「ああ・・・こいつ駄目だわ」と見切りつけますわな。
どうしてもココアさんが目障りだったら、それこそメルカッツを自分の補佐役とすることで、彼の勢力伸長を止めないといけないのですが、自分の権威を下げるからと言ってこれも取らない。

まあ・・・これまでは武勲さえ立てれば勝手に昇進できたわけでしたが、その弊害がモロにきた状態なんですよねえ。味方を作る乃至は積極的な敵対勢力を作らないということの重要性に気付くことがなかったわけですから。

こうしてみるとラインハルトの没落は必然だったんですよねえ。
前線指揮官の立場が、自他ともに幸福だったとしか言えないです。