「ボロディンJr奮戦記~ある銀河の戦いの記録~」の感想

不来庵
不来庵
 
良い点
学生としての苦悩がリアルですね。

……同盟軍士官学校で10番台の席次というだけでも、もの凄い秀才ですがw
 
コメント
ヴィクトール君の戦法だと、自らに与えられた戦略目標の意図を読めず、敵の戦略目標に対する目配りができていない印象。
恐らく、対戦相手の戦略目標達成率が(昼寝ばかりしている、歴史家志望な将来の後輩に比べると)著しく高いんじゃないでしょうか。

お互いに戦略目標を達成するのは、政界や実業界なら(相互に目標を認識した上で)Win-Winな関係となり得ますが、こと戦争だと敵の目標を阻止しないことには立ちゆかない訳で。
この辺が「軍人向きではない」「政治家を目指せ」というシトレ校長の言葉につながるんでしょうかね。
ただ、相手の戦略目標を考慮しない(敵の意図を表面的にしか読まない)性癖があるとすると、政敵からはカモ扱いになりそうですが。 
作者からの返信
作者からの返信
 
コメントありがとうございます。ヴィクトールは基本的に日本人で、電車通勤しているサラリーマンですので、なかなか脱皮できていないところがあります。平和でそれなりに豊かな暮らしをしている為、性根が軍人になかなかなりきれないところを見抜かれたってかんじです。