「ソードアート・オンライン ~無刀の冒険者~」の感想

八代明日華/Aska
 
良い点
 一話一話の区切りが短い事。自分なんかは「たくさん書かなきゃ」という焦りみたいなので『量>質』みたいなことになっちゃいますが、この作品は文章量よりも質を優先する方向であると同時に、そこそこ文章量もあるという……「ああ、こういう書き方もあるんだなぁ」とおもいました。やっぱりうまい人はうまい。

 
悪い点
 自分なんかが「悪い所」を書いていいのかと恐る恐る。
 ルビを振り切れていないところが目立ちます。暁では|()のルビの振り方が機能しないので……|《》もしくは【】()にした方がいいかと。
 
コメント
 初めまして、Askaです!ALO編までを一気に読ませていただきました。『無刀の冒険者』……総合評価5000P越えとは恐れ入ります。すごいなぁ。
 自分もシドさんみたいに「無理だ。勇者になんかなれない」的な精神なので、「もしかしたら何かヒントがあるかも?」とこの作品を読み始めました。
 「勇者にはなれない」。そんな自分を理解しながらそれでも「精一杯脇役を務める」シドさんは、凄いなぁ、という一言に尽きます。普段は逃げてばかりだけど、ここぞというところで立ち止まれるシドさんはすごいですよ。というかさっきから「すごい」しか言ってないぞ俺。
 
 次はGGO編以降を読み漁っていこうと思います。アリシ編までたどり着くSAOSS少ないので、そこまで読めるのを楽しみにしつつ。
 それでは。 
作者からの返信
作者からの返信
 
 Askaさん、感想ありがとうございます! 返信が遅くなって申し訳ありません(汗

 自分は「量より質!」なんて自信をもって言えるほどではございませんが、「テンポよく楽しめる物語」を思い描いて書いたのは確かですね。賛否両論あるのですが、この「一話短め」を採用したのは自分が一息に書けるのがこのくらいの分量、というのが一番大きいですね(笑) 気楽なネット小説ですし、自分が書きやすい方式でいくのが一番かなー、と。

 悪いところ、誠に申し訳ありません(汗) こういった「ミス」は読者が一気に物語から冷めてしまう、非常に良くないものなんですよね。こういうのが無ければもっと物語にのめり込んでもらえるのかなあ、とか思うのですが。治せる分、頑張って直していきますね。ちょっと忙しいのでしばらくは難しいかもですが。

 読者が主人公に対して抱く感情、というのは、とても重要なものです。最強系であれば「爽快感、カタルシス」であったり、異世界召喚ものであれば「憧れ、理想」であったり。最近の流行は完全にこっちですね。そんななかで、挫折や絶望、喪失感なんてものが多々出てくるこの「無刀」は、そんなハードモードな人生送る大多数の人々と同じような「共感」を得られるかなあ、と。というか、自分が共感できるような感じの物語にしてみたくてですね。
 こんな物語を「楽しい」と言ってくださるAskaさんに、感謝を。残りの物語も、楽しんでいただければ幸いです。