「銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)」の感想


 
コメント
エリヤの臆病な部分が出てしまって、明らかに確認すれば簡単に解決するのに、あえて拗らせてしまう状況が・・・

前々から気になっていたのですが、作者さんは一個人の才能の影響力というものに、ある種の拒否反応というか否定したい感情みたいなものが、文章や感想から読み取れます。
元からこの小説のテーマみたいなものですし、小説の内容については特に気にしてないのですが、感想を見ていたら個人的にもそういう考えがあるのかなと。
そのことについて、否定も肯定もしませんが、結局のところどんな分野の分岐点も、何かしら才能なり異常な努力なりで、突出した人たちが台頭して作ってきたという部分を、あえて否定しようとしてるように見受けられます。 
作者からの返信
作者からの返信
 
そこで確認できる根性があれば、エリヤじゃないですからね。

どんな突出した才能でも、先人の蓄積の上に生まれたもの。その才能が出なければ、別の才能が出ていたかもしれない。Aという天才がいなければ、Aに敗れたBが天才として花開いたかもしれない。唯一無二の存在はそうそういるものではない。私はそう考えています。