「銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)」の感想

不来庵
不来庵
 
良い点
エリヤ君が大佐かぁ……ヤン以上、帝国門閥貴族並みの昇進スピードですな。
兵卒出身者としては前代未聞の超特急昇進じゃなかろうか。
(原作に出てくる兵卒上がりの大佐って、軒並み五十歳代だったような)
 
悪い点
第六十六話
 付与同義→付与動議
 
コメント
私の知る限り、近代治安戦を経験したほぼ全ての軍隊が、オーバーキル(やり過ぎてその場でゲリラを鏖殺)や民間人巻き込み(誤殺、又は一般的な犯罪行為(婉曲表現))をやらかしてます。

原因は前線部隊にかかる半端ないストレスなので、決定的な防止策はほとんどなかったり。
(さらに言えば、自陣営で虐○やらかしておいて敵陣営の仕業と宣伝、なんて手口は、しばしば双方でやってたり)

なお、1950年代のマレーシアで英軍が共産ゲリラの制圧に完全成功したときには、ゲリラ:英軍の兵力比が1:20に達したとか。
本気で治安戦を成功させたければ最低限これくらいの兵力と、現地住民の完全協力、ゲリラが逃げ込める聖域の(ゲリラからの)遮断が絶対条件らしいです。 
作者からの返信
作者からの返信
 
ご指摘ありがとうございます。修正しました。

昇進が早いのは上司に恵まれたおかげでしょうね。あとは政治家とのコネ。

宇宙海賊の場合は聖域=拠点ということになります。大部隊と現地住民の協力が必要なのは仰るとおりですね。