「銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)」の感想

どわ
どわ
 
良い点
エリヤのキャラ設定。原作で悪評を買った人物たちの魅力的な側面。組織内で個人に出来ることの線引き。
 
悪い点
知っていながら、史実のまま負けるというのは、やはりストレスですよ。
凡人には無理と言われれば、そうなんでしょうけど。
 
コメント
今後、親しい人が負ける戦いに出征しても、「有能な人が考え抜いた作戦案だし、自分にできることはない」と、放置し続けるのでしょうか?
 
作者からの返信
作者からの返信
 
結果を知っている程度でひっくり返せるほど、戦争は甘くないということです。ひっくり返すには相応の実力が必要。ラインハルトが作り出した戦局をひっくり返すなら、彼に匹敵する能力が必要になるでしょう。仮に私が武将に生まれ変わって、戦いの詳細な経過が書かれた本を持って関ヶ原の戦いに西軍として参戦したとしても、何もできずに終わることは間違いありません。

現在のエリヤには権限も能力もありません。そもそも、今の彼は同盟軍の作戦計画案を読んでもどこに穴があるのか理解する能力がないのです。読んだ上で穴の存在を理解できない。そのことは本文中に記載しました。読みもせず、考えみせずに投げ出しているわけではありません。

今の彼は権限と能力を高めている最中です。どちらかが戦局を動かせるレベルに到達したら、また違ってくると思いますよ。