「銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)」の感想

アヒルの群れの中の烏
アヒルの群れの中の烏
 
悪い点
『我々の仕事は政府の決定の範囲内でルールを守ることだ。ルールの解釈は政府が行う。我々に許されているのは、軍人としての立場からの助言と、有権者としての投票権を行使することまでだ』
 必ずしもそうでないかもしれません(間違いに従うのはやはりおかしいと思います)が、組織において上の間違った判断を覆すことは大変な困難です。
 軍隊、という武装組織こそ、特に身を厳しく律さなければならない、というのは正論と思います。
 
 
作者からの返信
作者からの返信
 
ドーソンの論理は官僚の論理です。軍隊は官僚組織ですから、政治サイドを頭脳とすると手足にあたります。官僚の立場では、手足が頭脳の言うことを聞かないなどあってはならないことです。戦士の論理で軍人をやっている人や政治運動家の論理で軍人をやっている人にはまた別の意見もあるでしょう