「銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)」の感想

tukiyomi
tukiyomi
 
コメント
更新お疲れ様です。

この手の「建前論」って大事ですよねえ。
否定的にとらえる向きもありますが、通常「建前」は、大抵の人間が受け入れ可能な最大公約数的な中身が主ですので、それを突きつけられた相手は、よっぽどうまく対応しない限り、立場が悪化します。
特にエリヤが打ち出している建前は、組織の根幹を示すものですから、下手に反発を示したら、それこそ自分の見識疑われますし。

あと、エリヤの抜け目のない所は、今回のエピにもあるように、単なる点数稼ぎの案件には、明確に拒絶の姿勢を示している事ですね。
しかもそのやり方が、頭ごなしの拒否ではなく、きちんと根拠条例を示した上での案件でなければという姿勢を崩していませんので、より一層文句が言えなくなります。何しろ「法と法解釈を濫用する」ことの対極ですから。

そりゃあチームセレブレッセの面々が陰口叩くわけです。
エリヤが問題視する案件は、よほどの事がない限り有罪確定レベルな代物なんですから。

まあ少なくとも、不良中年はエリヤの事を「頭でっかちの秀才官僚」とは思っていないでしょうねえ。この年齢でバランス感覚が滅茶苦茶すぐれている訳ですから。 
作者からの返信
作者からの返信
 
エリヤは手を抜かない人なので、建前とデータの裏付けがある時はとても強いですね。彼の能力は法と法解釈の濫用にも使えるので諸刃の刃です。

チーム・セレブレッゼでなくても、仕事場に憲兵の監視を付けられたら頭にくると思います。