「銀河英雄伝説~生まれ変わりのアレス~」の感想

雑兵I-13
雑兵I-13
 
良い点
才能を活かしたFの恐ろしさが良く出ていた。
 
コメント
Fは政略から戦術までの才能が全く無い事を自覚し、誰かの成果の上前を撥ねる影の支配者になる事を志せば、同盟の裏の議会長として君臨できるのではないだろうか。
Fがどれだけ利益が上げられるかで人を判断、利用する事を覚え使えるのなら面白い人材に育ちそうな気がします。
その場凌ぎで後の政治失点など知った事ではない破滅主義者の義眼以外、フェザーンの黒狐、同盟の傷付かない男、Fと銀英の謀略家は自己顕示欲が強すぎる。

民主主義は「船頭多くして船山登る」、独裁の寡頭主義は「生兵法は大怪我の元」が基本原則。前者は集団で纏まらない意見で迷走するので国が上手く動かず、他の国に襲われない限り、どこに行くにしろ短期間で国が崩れるような極端な大失敗がない。後者は独裁者の思い付きに振り回され失敗する時は短期間で国を崩すほどの大災厄を起こす危険がある。
戦術勝利に拘り近視的な戦略、政略しか立てられない独裁者とそれすら出来ない民主主義のどっちがマシかが銀英。第三者として眺める事が出来るアレスからすれば、肥料になる分、糞の方がマシと考えれば考えるだけ鬱になる状態。周囲を抑える威が無い以上、国がどうなろうと悔いだけは残さないと個人主義になるしかないです。 
作者からの返信
作者からの返信
 
感想ありがとうございます。
上手く組みあえば、対人戦においてフォークほどの恐い者はいないと思います。
何せ艦隊司令官が何人も無謀といいながら、
ロボスだけをおだてて、あのアムリッツァに繋がったのですから。