「『もしも門が1941年の大日本帝国に開いたら……』」の感想

khirao
khirao
 
良い点
原作のほうで銀座において外国人の犠牲者の話が無かったのは話を簡単にするために省略したかなと思っていたところ、こちらではしっかり出てきましたね。

しかし、昭和16年の元旦にアメリカ人とドイツ人が銀座で何してたんだろ、お年始でもあるまいに?しかも奴隷として連れまわすってことは見目麗しい上にそんなに年いってないよね?観光客ならとんでもないところのお嬢様・お坊ちゃまの可能性高いし、そうじゃなければ若手外交官夫妻とか、拗れそうな地雷だらけのようなのは気のせい?
 
悪い点
零式艦上戦闘機三二型が1941/04に量産開始して、41/06に12機も部隊配備って無茶ですよ。
史実では41/06に最初の生産機が出てきて、量産(月24機)に移ったのが42/06です。ゲート絡みで日本側から情報提供して、それに対する見返りで中島のエンジン部門に技術提供があったって間に合いっこない。
あと、現在一般に使われている三二型といった表記は42/夏頃からで、それまでは三二型は二号零戦と呼ばれていました。(一一/二一型が一号一型/一号二型)

>>コメントをいただいたので追記
仮想戦記や歴史改変物などを読んでいると史実と作品の分岐点をこういったガジェットや事件をキーに探してしまう癖があり、このような枝葉末節にばかり突っ込んでしまい申し訳ありません。自分でもやりすぎと思えるので控えます。
 
コメント
二十八話まで読了。 
作者からの返信
作者からの返信
 
khiraoさんコメントありがとうございますm(__)m
自分も原作は何回も読み直したんですが、外国人の死傷者はありませんでしたので紀子さんと同じ拉致の形でしました。理由は小説の中で。
自分としても難しいかなとは思いました。でも銀座事件での影響で生産数が変化しているかもしれないと思いましたので。試作機も含めた十二機に修正しておきます。
二号より三二型のが分かりやすいかなと思って三二型で表記しています。