良い点 / 悪い点 / コメント |
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散々作者が「過去に転生した主人公が未来知識を駆使して歴史を変えるリアリティゼロの話は書かない」と明言しているにも係わらず、執拗に歴史を変えろ、ヤンと組めと絶叫する「意識の高い読者様」のなんと多いこと。 そんなに主人公が未来知識を駆使して歴史を変える展開がお望みなら自分で二次創作書けばいいのに。
作者からの返信
2014年 05月 13日 10時 07分 |
ヤンに相談するかはともかく焦土作戦への対応、準備位は熱心に進め、最低でも自分の幕僚を集めて、対策を作るのが普通だと思うけど。 3ヶ月以内に侵攻しないで、この作戦が潰れてもロボス派が不利になるだけ、フォークは死なない。 この作戦を潰せば、皇帝が死に、帝国は内乱となるんだから、どんな手を使っても潰すべきなのに、エリヤは何をしたいんでしょう?
作者からの返信
2014年 05月 13日 10時 06分 作中ではまだ出兵案が可決されてもいません。エリヤの部隊が対応や準備をする段階ではありません。幕僚を集めて対策って、決定後にすることでしょ。 >3ヶ月以内に侵攻しないで、この作戦が潰れてもロボス派が不利になるだけ、フォークは死なない > この作戦を潰せば、皇帝が死に、帝国は内乱となるんだから、どんな手を使っても潰すべきなのに、エリヤは何をしたいんでしょう? エリヤは現職閣僚で事の真相を知っているトリューニヒトに作戦を潰すように求めて拒否されていますよね。現職閣僚のトリューニヒトでも潰せない事情があるということは、作中で明示しました。 あと、皇帝が三ヶ月後に死んで内戦に突入するのは確実という話は作中には出てきていません。そういう話が出ていたら、当然原作でも考慮材料に含まれるはずですが。 |
残念ながら、確信を持って言えることは たとえ謀略がすべて成功し、内乱が発生したとしても 帝国側の戦力は大して減らないし、そもそも軍事衝突を回避する前提って時点でどう考えても無理です。 同盟側に帝国のスパイ、というよりもフェザーンの関係者はたくさんいるし、何よりルビンスキーがその情報を帝国側に流す、これだけ大規模な作戦案を帝国に流さないという選択肢はルビンスキーにはない 帝国の18の艦隊のうち、すべての艦隊が地上にいてそれが封殺される可能性なんて皆無、確実に数個以上の艦隊は宇宙にいるし、イゼルローンを攻略された時点で同盟側の侵攻という危機感を覚えている。 普通の状況なら侵攻案自体が却下されるんですがねえ、民衆の後押しがあるから通ってしまった愚案です。
作者からの返信
2014年 05月 13日 10時 00分 |
エリヤがヤンに相談を持ち掛けても無駄な気がする。正統派戦略家のヤンはこの種の謀略を嫌う上にこの種の謀略は上手く行かないがヤンの持論だから、アルバネーゼの謀略計画を上手く行くと信じて疑わないロボス派と衝突するのが関の山でしょう。もし衝突をすれば、ヤンを嫌うロボス派の事だからヤンを第十三艦隊司令官職から引き下ろす工作に出るでしょう。もしヤンが罷免され、その代わりにホーランドが第十三艦隊司令官にでも為ったら救われないのは第十三艦隊将兵達だ。ただエリヤがトリューニヒト経由でアルバネーゼに会いに行き、ヤンを前線指揮官にするよう頼みに行くのは有りかと思う。八個宇宙艦隊二十万隻全部をヤンの指揮下に置いて欲しいと。 ロボスもアルバネーゼに言われたら本心は兎も角、しぶしぶヤンを前線指揮官にするでしょう。でないと、上手く負ける戦いが出来ない。ロボスでは駄目だ!
作者からの返信
2014年 05月 13日 09時 56分 |
友人としての好意なのだと思いますが、トリュさんは実に甘い政治家なのですねぇ。 トリュさんがエリヤを必要としているのなら、異動を発令すれば済みますものね。 転生者が過去を変えなければイケナイというのは夢見すぎですものね。 足掻いた挙句、もっと酷くなった事を考えないわけないでしょう、凡人なら。 派閥というものを知らないのかなと思える意見もありますがお気になさらずに。 実社会を知らない学生だって、仲良しグループという派閥ができるでしょう?交友が無くよく知らない人や仲の悪い人と気軽に相談できる社交性の怪人のような人がそうそう居る訳ないじゃない エリヤは普通の凡人ですから当然ですよね 私が中高生の時、殆ど会話をした事のないクラスメートが居ましたし、大学時なんて語学や特講、ゼミやサークル員以外なんて殆ど知らない。 エリヤがヤンを含むシトレ派と接触しないのは当然ですよね、そもそも切欠が無いですし 作品、楽しませていただいております。
作者からの返信
2014年 05月 13日 09時 53分 作中でたびたびドワイト・グリーンヒル大将を特異な存在として描写しているのも、人間関係のしがらみが強固な世界だという背景あってのことです。政界や軍部の派閥も結局は仲良しグループの延長にすぎないということはたびたび描写してきました。人間関係は合理性に優先される。だから、正解がわかっていても選べないんですよね。 |
トリューニヒトの親心。 それはまあ、政治家の言うことですから裏は何枚もあるでしょうが。 ただ、ここで第三六戦隊司令官を辞める選択はエリヤ君にはないでしょうし、兵士~尉官時代のエリヤ君なら即座に断っていたでしょう。それこそ第一の生でのエル・ファシルと同レベルのトラウマになりそうな逃走行為です。 が、色々背景を知ってしまう立場にまで登ってきたことで迷いが出てきたのでしょうね。 ……どう返事をするやら。 悪い点 本来ならアルパネーゼ退役大将の初登場時に突っ込むべきだったんでしょうけれど…… これだけの大謀略をまとめ上げるようなチートなオリキャラを出した時点で二次創作としては結構ストーリー&設定的に破綻してませんか? ベタですけれど、地球教を持ち出したほうがまだましだったと思います。 (アルパネーゼの役割を果たせそうな、原作上の登場人物が同盟側にいない(強いて言えばトリューニヒトくらい)、という点は考慮しますけれど……) コメント 今回の侵攻案、作戦畑中心に歩いてきた作戦屋から見た場合「オーソドックスな『謀略』」ではあっても「オーソドックスな『作戦』」ではありえないんです。今回の侵攻案は謀略案であって作戦案ではありません。 その辺の認識のずれが小生含め、コメント欄での批判的意見につながっているんじゃないかと。 (個人の役割をネガティブ(代替可能)にとらえている割に、結構陰謀史観入ってませんか?) 同盟が侵攻に使えるのは8個艦隊、防衛側の帝国は18個艦隊+貴族の私兵おそらく10万隻以上。 正統派(オーソドックス)の戦略家なら、史実大日本帝国(1941)のように戦略資源(原油)が枯渇する危機にさらされでもしない限り、軍事的には防衛戦略しか考えません。(まして、帝国同盟間には2つしか利用可能な侵攻ルートがなく、しかも両回廊とも確かOVAだと最も狭いポイントでは2個艦隊平行展開がきついほど狭隘な宙域です) 帝国宇宙艦隊を拘束できるくらいの反乱やクーデタをおこせるなら、まず内乱による疲弊を誘うことを優先するでしょう。 (一例を挙げれば、日露戦争だって、明石大佐の工作でロシア軍の欧州からの援軍が途絶したり、まして革命が発生してロマノフ王朝が倒れそうなほどロシア国内が荒れる前提でモスクワ侵攻、なんて戦争計画は立てていません。少しでも遅延すれば御の字、程度の想定です) あとまあ、読者に説明不要で理解しうる案であるからこそオーソドックスといえるのでは? 現に、謀略案として見た場合に否定的な見解は誰も挙げていないと思いますが(侵攻作戦に役立つかどうかに疑念を挟む方はおられましたが) あるいは感想欄でどうこういわずに作中で一言、アンドリュー君がエリヤ君相手に「これ以外に、現時点で兵力3倍の相手に勝てる方策があるっていうのか!」とでも叫んで泣き出せば、心情的には結構納得されたかもしれず……
作者からの返信
2014年 05月 13日 09時 48分 >これだけの大謀略をまとめ上げるようなチートなオリキャラを出した時点で二次創作としては結構ストーリー&設定的に破綻してませんか? 「トリューニヒトはなぜ地球教や憂国騎士団みたいな怪しい連中と組んだのか」という疑問に対する一つの答えがアルバネーゼです。イメージを大事にするパフォーマー的な政治家があえて怪しい連中と組む必然性はないです。強大な敵の存在があるのではないかと考えました。 >ベタですけれど、地球教を持ち出したほうがまだましだったと思います。 地球教はトリューニヒト側なので、ここでは使えません。 >(アルパネーゼの役割を果たせそうな、原作上の登場人物が同盟側にいない(強いて言えばトリューニヒトくらい)、という点は考慮しますけれど……) トリューニヒトの敵が必要でした。 >今回の侵攻案、作戦畑中心に歩いてきた作戦屋から見た場合「オーソドックスな『謀略』」ではあっても「オーソドックスな『作戦』」ではありえないんです。今回の侵攻案は謀略案であって作戦案ではありません。 その辺の認識のずれが小生含め、コメント欄での批判的意見につながっているんじゃないかと。 作戦屋が担当する運用の関する部分は、フォークが作ったと本文中で明記していますよ。運用スケジュールが謀略に深く関わる以上、謀略への言及は必要になります。 >(個人の役割をネガティブ(代替可能)にとらえている割に、結構陰謀史観入ってませんか?) 情報工作は政治、軍事、経済のあらゆる活動においては、通常活動の一部として分かちがたく存在しているものです。敵も味方も日常的に工作をしています。極小数の陰謀家が世界を手玉に取っている陰謀史観とは異なりますね。 >同盟が侵攻に使えるのは8個艦隊、防衛側の帝国は18個艦隊+貴族の私兵おそらく10万隻以上。 帝国の軍事力分析は、二、三話後で行う予定でした。帝国正規艦隊や貴族の私兵艦隊の実質的な戦力、帝国軍の指揮系統。こういったものの質を度外視した上での単純な数量比較には意味はないです。 >正統派(オーソドックス)の戦略家なら、史実大日本帝国(1941)のように戦略資源(原油)が枯渇する危機にさらされでもしない限り、軍事的には防衛戦略しか考えません。 防衛戦略というのはパワーバランスを維持したい側に取っての正統であって、覆したい側にとってはその限りではありません。相手の隙を虎視眈々と伺い、工作を仕掛けて隙ができるようにする。そして、隙を見つけたら攻勢に出るというのが現状変更を求める側の戦略です。同盟は覆したい側です。 自由惑星同盟が軍事費に圧迫されて財政危機に晒されているという描写は、作中で何度も行ってきました。国内の不安定な情勢はエル・ファシル動乱から、さんざん描写してきたはずです。 >あとまあ、読者に説明不要で理解しうる案であるからこそオーソドックスといえるのでは? 現に、謀略案として見た場合に否定的な見解は誰も挙げていないと思いますが(侵攻作戦に役立つかどうかに疑念を挟む方はおられましたが) これから何話かかけて、いろんな立場の人間からの分析をさせる予定でしたが、心が折れてしまいました。 >あるいは感想欄でどうこういわずに作中で一言、アンドリュー君がエリヤ君相手に「これ以外に、現時点で兵力3倍の相手に勝てる方策があるっていうのか!」とでも叫んで泣き出せば、心情的には結構納得されたかもしれず…… 作中で何話もかけて分析させるつもりでしたが、その前に読者の皆さんにもう少し待ってほしいというつもりで感想欄に長々と返答いたしました。 結局のところ、長い目で見ていただきたかったといういうお願いも、読者の皆さんにとっては見苦しいものであったようですね。 感想欄を読むたびに、頭の中で構想していたシーンを思い浮かべて、「まあ、先の展開を見ていてください。失望させない答えを用意しますよ」と考えながら、返信をしていました。しかしながら、そういう気持ち自体が見苦しかったようです。結局のところ、後の展開で用意している答えを出すまで待っていただけるほどの信用をいただけなかったということなのでしょう。 |
すみません。前回の感想でちゃんと伝わっていない気がしたので >「結果として失敗した」というだけの結果から、同盟のプロ軍人たちを欺くような謀略の存在に気がつけるとしたら、それは超能力者ですね。エリヤはそうではありません。 えーっとですね、ご自分が時間を遡ったとして、事故があった場所に近づけば注意をしませんか? エリヤの場合で言うなら、知っている歴史では大敗に終わった作戦ですよね? それならば、この作戦は歴史通りのものなのか、それとも自分の参加で変わったものなのか 歴史通り失敗するものなのか、歴史と異なり成功するものなのか 悩みませんか? そういう葛藤が見えず、何千万人も死ぬかもしれない作戦の前に フォークの無事ばかり考えているように見えるのが非常に不自然に見えますし、 友達以外の何千万人が死のうと興味がない奴にエリヤが見えちゃうんですけど。 >>自分の能力に自信がないなら、 >>大賢者たるヤンにシェーンコップ経由、キャゼルヌ経由などで >>対応を相談すればいいのにと思うのですが。 >「私の前世知識ではこの戦いはこういう展開になって負けます」とでも言って相談するんですか? フォークの作戦が、歴史通り隠されている前提でお話しているんですが、 どうにかしてヤンと会い、フォークの作戦の裏まで話して意見を聞くこともできませんか? イゼルローン攻略でヤンにも謀略網があったとしているなら、 事情を話せばヤンは検証、対応は可能ですよね? 歴史を知っている人間なら、ヤンは派閥に興味はなく、 利用される危険も少ない同盟一の知将であることも明らかですよね。 エリヤ准将がヤン中将に面会を求めることさえできませんか? まあ、ヤンなら断る可能性も十分ありますが。 そういう知識を全く利用しないのが、不自然に見えるんですが。 >逆行したら歴史を変えないといけないんですか?私には理解できない考えです。前より頑張ってより良い人生を生きようと考えるものと私は思いますが。国が滅んだら自分が不幸になるわけでも、国が保てたら自分が幸福になるわけでもないでしょうに。 彼が幸せな人生を送り、同盟が無事であったら、変える必要はないですよ。 でも、彼が乗っているのは沈む船ですよね。 沈む船に乗っているのに、運命を変えようとしない方が不思議なんですが。 彼がフェザーンに所属しているなら、同盟の運命なんか知ったこっちゃないでしょうが。 軍人なら友達も沢山軍にいるでしょうに。 それとも、エリヤは歴史のトリューニヒトと同じ、自分の為に国を国や仲間を裏切っても自分だけ幸せならいいという人なんでしょうか?
作者からの返信
2014年 05月 13日 09時 11分 自分自身の人生が大きく変わっていて、以前の歴史に存在しない事件が発生し、以前の歴史では見えない事情を知っている現時点で、「前に起きた事故がそのまま起きる」と考えるのは難しいと思います。 >エリヤの場合で言うなら、知っている歴史では大敗に終わった作戦ですよね? >それならば、この作戦は歴史通りのものなのか、それとも自分の参加で変わったものなのか >歴史通り失敗するものなのか、歴史と異なり成功するものなのか >悩みませんか? 前の歴史の作戦が馬鹿げた作戦だったことを知っていたエリヤは、フォークの病みっぷりに愕然として、彼が狂ってる可能性を恐れて作戦案のファイルに目を通しませんでしたよね。しかし、いざ目を通したら、プロが納得するレベルの成算はあると判断しましたよね。 十分葛藤していると思います。 >そういう葛藤が見えず、何千万人も死ぬかもしれない作戦の前に >フォークの無事ばかり考えているように見えるのが非常に不自然に見えますし、 >友達以外の何千万人が死のうと興味がない奴にエリヤが見えちゃうんですけど。 エリヤは作戦案を見た時点で、何千万人も死ぬような愚策ではないと判断しました。その上で軍部の秩序を乱す行為に加担すべきでないと説きました。本文中でそのように描写したはずですが。 せめて、エリヤがいけると判断しているという部分を踏まえて読んでいただきたかったと思います。 >フォークの作戦が、歴史通り隠されている前提でお話しているんですが、 エリヤは作戦案の概要を読んで、いけると判断していますよ。 >どうにかしてヤンと会い、フォークの作戦の裏まで話して意見を聞くこともできませんか? 親友から持ちかけられた内密の話を、面識はあるけど十年近く会話がない人物、しかも対立派閥の有力者に持ちかける。そんな行動をする人がどこにいますか。有能な人材に正しいことを教えれば、意図が正しく伝わって、何のわだかまりもなく事が運ぶ世界ではないということを念入りに描写してきたつもりでした。 それが七十話以上かけても伝わっていなかった。正しい答えと能力値の高い人材が組み合わされば解決できるような単純な世界を描写していると思われてしまったのは、まったくもって私の無能のいたすところと深く悔いるところです。 >イゼルローン攻略でヤンにも謀略網があったとしているなら、 情報参謀の仕事については、本文をお読みください。あくまで部隊のための情報網です。今回のような国を上げた大作戦には対応できません。 >事情を話せばヤンは検証、対応は可能ですよね? 事情を話せる間柄ではないし、ヤンでは検証も対応もできません。そもそも、エリヤとヤンは秘密を共有できる間柄ではありません。 >歴史を知っている人間なら、ヤンは派閥に興味はなく、 >利用される危険も少ない同盟一の知将であることも明らかですよね。 歴史を知っている人なら、ヤンが同盟の主戦派、とりわけトリューニヒト一派を嫌悪していたことは誰でも知っていますよね。そして、ヤンはトリューニヒトの政敵シトレの愛弟子、先輩のキャゼルヌもシトレ直系。派閥色が強烈な人物だと考えるのが自然ではないでしょうか。 今の人生においても、ヤンの派閥色が強い行動は、第六次イゼルローンにおけるフォークの愚痴の中に示されています。エリヤはトリューニヒト一派で主戦派に属しているというのは、物語中で再三描写しています。 >エリヤ准将がヤン中将に面会を求めることさえできませんか? >まあ、ヤンなら断る可能性も十分ありますが。 できませんし、そもそもそういう発想ができないレベルに疎遠です。 >そういう知識を全く利用しないのが、不自然に見えるんですが。 私には、未来知識という根拠を示せないものを使うために、人間関係をぶっちぎれる行動をする方が不自然に見えますね。 >彼が幸せな人生を送り、同盟が無事であったら、変える必要はないですよ。 現時点ではそうです。 >でも、彼が乗っているのは沈む船ですよね。 沈む船って勝手に決めつけないでください。 >沈む船に乗っているのに、運命を変えようとしない方が不思議なんですが。 今の彼から見れば、同盟は沈む船ではありません。そして、国家の運命と彼の運命は同一のものでもありません。彼が変えようとする運命は、どんな時でも自分の運命です。本文中で再三描写したとおり、凡人である彼の視野は任された目の前の仕事を全うする以上の広がりはありません。 >彼がフェザーンに所属しているなら、同盟の運命なんか知ったこっちゃないでしょうが。 >軍人なら友達も沢山軍にいるでしょうに。 >それとも、エリヤは歴史のトリューニヒトと同じ、自分の為に国を国や仲間を裏切っても自分だけ幸せならいいという人なんでしょうか? 彼は目の前の仕事を一生懸命やって、目の前の人と仲良くできればいいという人です。同盟の運命には視野が及びません。「視野が及ばない=どうなってもいい」ではありません。国家の運命と自分の運命を対比させる視点すら持っていません。自分の狭い視野の範囲が平穏であること、面倒な自体に陥ったら、”完全に”目の前の事態にのみ対処しようとする。そんな人物であることを七十話以上かけて描写してきました。 どれほど本文中で描写を重ねても、キャラクターの人物像を伝えきれずに、こんな場所で長文を書き連ねざるを得ない。そんな自分の筆力の低さに絶望を感じます。 |
全てが正しくそして間違っている。 常に矛盾を抱えている政治と歴史と戦争を矛盾無く辻褄を合わせてるのが凄い。 悪い点 それでも同盟側に希望が欲しい。 トリューニヒトがエリヤ君に参戦を見送らせてポストを用意し次に備えようとしても、それはたぶん同盟側としては既に詰んでいます。 でもエリヤ君がこの戦いでどんなに頑張っても、たぶん歴史に影響はほとんど与えられない。
作者からの返信
2014年 05月 13日 08時 26分 未来知識をそのまま信じれば、同盟の未来に絶望してしまうんでしょうが。未来はどうなるかわからないと思っている人なら、最後まで諦めないでしょう。未来知識のある超越者と、現実の泥沼の中であがいている当事者では、立場が違います。 |
更新お疲れさまです。 帝国領出兵決定ですか。 フォークは単なる鉄砲玉で、シナリオを描いているのがアルバネーゼとロボス。 そりゃまあ、1准将のスタンドプレーで史上空前の大作戦が認可されるなんてありえないですからねえ。 この件で一番やりきれないのは、仮にエリヤがフォークにトカゲのしっぽであること言っても、フォークはロボスを見限るどころかその役割を受け入れる可能性が高い事なんですよねえ。 ヤンの政治力云々については、多分平行線になると思いますので割愛します。 焦土作戦については、まともな感性持っていれば実現は低いと判断しますよね。 軍事的には敵軍の補給能力に大打撃を与えますが、政治的には焦土作戦行われた地域の大反発受けますし、中央政府に対する信頼性を失墜する大悪手ですから。 軍事的戦術にしか視点のなかったラインハルトと、短期的な結果にしか目が向かなかったオーベルシュタインの組み合わせなんて想像しろというのが無茶です。 一流の謀略家は信義を重んじるという点については同意。 疑われて話すら聞いてもらえなくなってしまえば、謀略のかけようがない訳ですから。実の所、オーベルシュタインはその点でも謀略家としては向いていないです。(彼の事大嫌いなビッテンフェルトは「私心がないことは認める」としていますが同時に「あまりにも猜疑心が強すぎる」と、実に的確な評価しています) 正直、オーベルシュタインは、軍政畑に関しては当時でも超一流の将帥ですし、軍令家としても参謀として的確に動いている(バーミリオンについては、彼以上に戦術的能力に優れているラインハルトがいますので、参謀として現状の可能性を示唆する役割に徹するのは間違っていないです)のですが、国家戦略及び謀略に関してはどうにもならない位センスがないですから。 で・・・「内応を戦略に組み込むのは常道」という事なんですけど、別に内応策については誰も否定していないと思いますよ。 この戦略で問題視されているのは「内応したカストロプ派が正規艦隊を首都星系で拘束することに成功する」のが前提条件になっているという点です。 仮に彼らが確実に内応したとしても、拘束出来なかった時点で戦略が破綻するという危うさから「投機的」という評価を受けている訳なんですが。 せめて「確実に正規艦隊を拘束できる方策」を示していればまた違った反応になるかもしれないですが、まあ「ミュッケンベルガーの9個艦隊にも、ラインハルトの9個艦隊にも勝つのは困難」と判断している時点で「防衛戦略しか策がないじゃないか」という結末に至ってしまうんですよねえ。 最後にトリューニヒトの慨嘆をエリヤは理解できましたが、ヤンは永遠に理解できないんだろうなあと。 ヤンの場合「正しい答えがわかっていれば、正しい選択ができる。正しい答えを人に伝えれば、人は正しい選択をしてくれる。」が根幹にある訳ですから。 仮にこの場にいても「それでもやるべきです」と言ってのけ、受け入れなければ「これだから政治家は駄目なんだ」と、政治家に全責任を負わせようとするのがヤンクオリティですからねえ。
作者からの返信
2014年 05月 13日 08時 18分 案を呼んだ人は確実に拘束できると思えるような案であると判断してください。 帝国の軍事力の性質に関しましては、二話か三話後ぐらいに扱う予定でした。数話掛けて、未来を知らない複数の視点からの出兵案の長所と短所を分析させるつもりでした。当時の人間が抱いた期待と疑念を描くつもりでした。”つもりでした”と言わざるをえない気持ちに傾いているのが残念です。 ヤンは強すぎるのです。他人の弱さ、汚さを許せない。それが彼が頂点に立ちえない理由でしょう。 |
ロボスと宇宙艦隊総司令部はイゼルローン要塞に籠もって前線に出て来ないのでしょうから、早急に前線指揮官を決めて、前線指揮官に八個艦隊二十万隻の指揮命令権を与えて指揮命令系統を一本化させるしかないでしょう。理想的なのはヤンなのでしょうが、ヤンにこれ以上手柄を立てさせたくないロボスは拒絶するから、やはりビュコックを前線指揮官にするしかない。少なくともビュコックなら撤退の計りを間違えないだろうし、兵力集中の原則を守り通すかと。
作者からの返信
2014年 05月 13日 08時 21分 |
いつも楽しく読んでいます。 ところで「君はあの男とは違う。暴発するほど愚かではないと信じている」の「あの男」とは誰なのでしょうか?
作者からの返信
2014年 05月 13日 08時 10分 |
さっきまでココア閣下の亡命編の方読んでたから ほぼ半分の国力の同盟の侵攻作戦で城下の盟までいく 作戦案をプロが信じ込むまでつくりあげた フォークの文章力がかなり気になった
作者からの返信
2014年 05月 13日 08時 09分 内乱を起こして、戦力の集中を阻害すると書きました。戦力を分散させ、国力を動員させないのが情報活動、政治工作です |
更新お疲れ様です。 原作通り出兵となったか。 コメント ついに、次回からは出兵か。 それにしても、作者さんの深い考証力には脱帽。 色んな裏事情があるのが、よくわかる。 次の更新待ってます。 エリヤはお留守番か。 せっかく精鋭部隊を作っていたというのに
作者からの返信
2014年 05月 13日 08時 07分 |
帝国国内に離反者・裏切りを求めるのは確かにありだと思われます。 ただ、それだとその離反した人たちや領土などが同盟の足かせになってしまうという大きな問題が生じます。 上杉氏が小田原城を攻めた時は上野等の領主たちを味方にしていますが、その領主たちの再裏切りによって勢力を伸ばすことはできませんでした。また、残った上杉派の領主たちは北条氏によって滅ぼされます。 このように離反、裏切りによって味方にした勢力はいつ再度裏切るかわからず、裏切ったほうもいつ裏切った相手に滅ぼされるかわからない状態になるのでその地域は不安定化します。同盟としてはその不安定化した領地を守ることになるわけですが、イゼルローンとフェザーンだけ守るのと違って広い戦争地点を抱えることになります。 どう考えても銀河統一などの最終局面以外使えない戦略ではないでしょうか。 では、今回の補給のためだけであとは見捨てる勢力として使う勢力として使うかですが、それでは帝国側の辺境に強力な反同盟勢力を作ってしまいます。また、原作でも思いましたが、この辺境地域は貴族に搾取されており、同盟が補給基地と使うにも難しいのではないでしょうか。 それならば、奇襲になりますが、同盟領から十分な補給物資をもって攻め入ったほうが有効と感じました。 この時期の帝国勢力は皇帝の支持を後ろ盾にするラインハルトたち新興勢力と旧来の貴族勢力に分かれつつありますが、ラインハルトも軍権を手中にしていない状態です。貴族勢力も一枚岩でなく、ブラウンシュバイク、リッテンハイム、中立的な貴族に分かれています。ほんのちょっとしたことでどう転ぶかわからない状態でしょう。 ラインハルトが軍権を手中にしていないこの時期ならば帝都侵攻は帝国に対してゆさぶりになるのです。帝と侵攻まで許せばラインハルトは失脚でしょう。軍権を握っていない状態では反乱もままなりません。たぶんラインハルトは帝都侵攻前に同盟と一大決戦を仕掛けてくることになります。 星系守備隊と貴族軍ですが、たぶん同盟軍が敗北して逃走状態になるまでは出てこれないでしょう。辺境地域はラインハルトによって焦土作戦が展開しており、そこから治安部隊を抜くのは星系経営上無理でしょう。また、貴族軍は貴族の私兵部隊であり指揮官がいないと機能しないと思われます。原作で焦土作戦に辺境の貴族が従ったことから考えてもラインハルトの勝利までは動けないと思われます。 では同盟が敗戦したときはどうかですが、同規模の軍隊同士の場合、一方的に倒すのは難しいでしょう。勝ったほうもそれなりに損害を出しています。自領に帰る統制がとれた軍隊を叩くのは難しいと思われます。 この場合、いかに統制がとれた状態で同盟領に引き上げられるかが同盟軍の命運を左右することになります。 帝国の裏切りや反乱を前提とするのならば、フェザーンを通して援助しながらすこしづつ信頼関係を築き親同盟勢力が大きくなるのを待ち同盟の援助がなくとも勢力の維持ができるようになってからにしたようがよいでしょう。
作者からの返信
2014年 05月 10日 15時 42分 原作の記述から考えると、艦隊が携行できる物資だけで国境から首都まで進軍するのは無理っぽいです。 |
>>諜報工作で反乱を扇動してから攻め込むというのは、私から見れば極めて戦略の常道に近い作戦なのですが これを否定できる人は少ないと思いますが、問題は本作フォーク案(仮称)の場合、より重要な原則である「兵力上の優位」をまるで無視している結果、読者視点から見た場合本案は作戦の常道とは全く言えない代物になっている点でして(兵力の問題を軽視していないなら、本作現時点での軍事的最適解はトリューニヒト派の方針にありますし、トリューニヒト派とシトレ派の間の相違は和平を求めるか否かだけのことです(シトレ派にしても、アスターテでの損害を回復せず即時軍縮を、とまでは主張しないでしょう)から、現時点では政治的にはともかく軍事的にはそこまで大きな相違ではありません)。 ですが、作者であれ読者であれ、無理に本案をかばう必要はないと小生は考えます。 本作はほぼ原作の大まかなストーリーラインに沿った展開になっていますから、どんな作戦案が出ようと帝国領進攻作戦はどのみち原作通り失敗するだろう、と、読者は予断を持っていると思われます。 そうした背景を考えると、作中に提示されうるフォーク案(仮称)は (1)原作並みかそれ以上の愚劣な案で、エリヤ君ですら鼻白むような代物故にフォークの壊れっぷりを強調、 (2)作中では充分な説得力があってエリヤ君レベルでは突っ込みどころがない案だが、作中ならヤンやウランフあたり、あるいは二次創作故に神の視点を持てる読者からは穴だらけに見える案でその後の展開を暗示、 (3)最も口うるさい読者ですら唸らざるを得ない、神がかり的な芸術的作戦案を提示して先読みを不可能にする、 の3通りがあり得ます。(3)は同盟側を原作破壊レベルで強化しない限りほぼ不可能、(1)は単なるフォークのヘイトものに堕してしまう、とあれば、(2)に属する本案は物語的によくできていると思われます。 むしろ、感想欄では突っ込みコメが大多数、くらいの案の方がこの場合は正しいとすら言えます。
作者からの返信
2014年 05月 10日 15時 38分 |
はじめまして、良い小説をありがとう。 コメント >>諜報工作で反乱を扇動してから攻め込むというのは、私から見れば極めて戦略の常道に近い作戦なのですが 貴方が言っている事は正しい。問題は、この正しい戦略の成功率は途轍もなく低い事。 正確に言えば、国力が拮抗する場合、この様な手段は信用出来ない事。 アメリカ対アフガンといい、ロシア対ウクライナといい、それは大国対小国の場合だ。 フランスはパリが燃え上がるまで抵抗した。 ソビエトはナチスに屈しなかった。 ヒトラに対しての暗殺は全て失敗した。 日本軍は最期まて天皇に忠実だ。 成功した試しと言えば、イタ公のムッソリ-二だけか… ま、イタ公だし。
作者からの返信
2014年 05月 10日 15時 34分 |
一連の流れがどうもつながっているような気がしてならない。 まさかアルバネーゼ退役大将が同盟と帝国の二重スパイなんてことないでしょうね?
作者からの返信
2014年 05月 10日 15時 30分 |
仮にエリヤが焦土作戦の危険性を説いたところで止まれない状況なのかなすでに そういえばヤンは侵攻作戦の無謀さなどは非難したが民間人を盾にしたラインハルトは非難しなかったし、それ以降の言動にも肯定的だった記憶が イゼルローンの指揮官の巻き添え自殺より民間人の虐殺を煽動するほうが性質が悪い気がしないでもないが、合理的か非合理的、犬死かそうでないかとかがヤンの善悪の基準だったんだろうか?
作者からの返信
2014年 05月 10日 15時 29分 ヤンは自分で思っているほど、民間人の安全に興味ないんじゃないかって思いますね。おっしゃるとおり、軍事においては合理的か非合理的かという基準だけで動ける人に見えます。 |
この作戦の最大の難点は、作戦失敗がはっきりしても、簡単には撤退出来ないことでは? 帝国からの離反を宣言した二十六星系に、「今さら我々を裏切るのか!」と言われたら、反論のしようがありません。 作戦成功のために負わねばならないリスクだとしても、それはまずいと思うのですが。 第一に、過去の歴史から見ても、この種の侵攻作戦は、「作戦目的が達成出来ないと判ったら、即座に撤退」しないと、取り返しのつかない結果になりやすい。 第二に、ロボスが失脚寸前に追い込まれた原因の多くが、「作戦目的が達成出来ないことがはっきりしても、戦い続けた」ことにあるのですから。 第六次イゼルローン攻防戦といい、ヴァンフリートでの戦いといい。 一方で、こちらのトリューニヒトは、どうも最初から、帝国領侵攻には反対の立場をとっているようですね。 そしてシトレ元帥は、自分は和平派だと公言している……。原作ではひどく仲が悪かったこの二人ですが、こちらではそうでもないのでしょうか。それとも、たまたま意見が一致しているにすぎないのでしょうか。
作者からの返信
2014年 05月 10日 15時 21分 トリューニヒトとシトレは相容れない存在です。トリューニヒトとロボスは手を組める可能性もありますが、シトレとは不可能です。シトレは和平派・軍縮派の立場からの反対ですが、トリューニヒトは主戦派・軍拡派の立場からの反対です。 |
・ロボスの衰え ・病的にやつれたアンドリュー ・退役大将A ……もしかしてロボスの側近たちにサイオキシン麻薬が蔓延ってないか? ロボス幕僚は激務らしいし、幕僚長やロボスから「疲労回復剤」として渡されたら、アンドリュー疑わずに使ってしまいそうだし。戦前のヒロポンみたいな感覚で。
作者からの返信
2014年 05月 10日 15時 15分 |
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2014年 05月 11日 17時 23分